Something About...
11/22 ほしのひかりがすむきせつ。
「忙しさを理由にしない」ことがモットーのあたしともあろうものが、
正に忙しくて1ヶ月も日記書けてなかった。。。自分的にアウト。
せめて自分が好きで始めたことくらい、中途半端な扱いにはしたくない。
(でもでもでも、ほんとうに忙しいんですもの最近!
きぃー!

▼先日、仕事の一環で銀座のほうに出かけ、そのついでに
日産のギャラリーで
新型スカイラインGTRを鑑賞してきた。
GTR自体はそんなにあたしの好みの車ではないのだけど、
やっぱ生で見ると凄い!かっこいい!!綺麗!!!
重厚なタイヤに迫力のマフラー、小粋なテールランプ、
ボディラインは艶っぽくて、運転席の座り心地も上々。
…ただねぇ、このコ、どうしても顔は
コアラに似てる気がするの。
最強のスポーツカーなのに、コアラ。。。うーん(笑)。

▼大学のサークルの同期(♀)が結婚することになったとゆーので、
前祝い兼内輪飲みで東京まで出かけていったら、
他の同期(♂)が「実は俺も結婚することになって…」宣言。
なんだか知らないけどここのところ周囲が
第一次結婚ラッシュじみてきた。
みんな人妻や亭主になってしまうのだなぁ。。。せつなや。

▼職場の目立たないところに、なんつーかこう、
アールヌーボー調というかデカダンスな美というか、
とにかく退廃していく美しさを秘めた花が生けられていた。
首はてんでに違う方向を向いていて、花びらはだらしなく
あちこちに開いていて、いかにも安っぽい色合いに甘んじ、
「お前に華としてのプライドはないのか」的情景だったのだが、
どういうわけだかココロ惹かれる「なにか」があったのも事実で、
ついつい写メまで撮ってしまった。
…負けたな。

10/27 ひびはつづく。
←我が家にあるガリレオ温度計
昔、親友がプレゼントしてくれたもの。
水の入った透明な筒状のガラスの中に、
綺麗な色の
スライム状の球体が浮かんでいて、
外気温によってふわふわと上昇したり下降したりするのだ。
最近は寒くなったので、全員上昇してぷかぷか浮いてる。
見てるとなんだか吸い込まれるように魅入ってしまう。

そろそろ本格的に炬燵を探し出さないとなぁ。。。
小ぶりで、形のいい、
木目が美しいやつがいい。

■昨日、仕事帰りにスーパーに寄ったら、お世話になっている不動産屋の店長が、
ジャージ姿で大量にお酒やおつまみを購入しているシーンを目撃してしまった。。。
いつもはスーツ姿で片手に珈琲といった出達なので、なんか、
見てはならぬものを見てしまったような気になって、声をかけずに通り過ぎた。

…社会人て、大変なんだな…(笑)。

10/19 世の中の甘さ苦さも、郷愁と慕情に彩られるのなら。
<ムンク展> 国立西洋美術館(@上野)
仕事の一環で赴いたのだけど、めちゃめちゃ良かった!
というか、モロに
あたし好みの世界観と質感だった。
人間の感情とか魔性とか生命力とか、
結構暗くて重いモノが底に潜んでいるにも関わらず、
その核を包み込む空気はとても穏やかで寓話的で、
実はこの画家は「人間」をとてつもなく愛しいと
思っているんじゃないかな、と感じざるをえない。
フリーダ・カーロの絵の放つオーラと似ている気がした。
あんなに生々しく明度のハッキリした画風ではないけれど。

…ここのところ、だいぶ寒くなってきたね。
外に出た時の湿気の匂いが、もう秋冬のそれだ。
すごくわくわくする気分と、寂しい気持ちと、複雑に絡まって視線が空を向く。

10/14 「探してた答えなど もうどこにもないから
          嘘を吐いて このまま騙していてね 
                 髪を撫でる指の先から」
(♪『箱庭』)

どたばたしてたら、家のパソコンつけないまま2週間くらい過ぎていた…ひー。
ここんとこちょっと公の場が忙しかったのでいたしかたあるまい。

打算純真の境界線はひどく曖昧で、時としてその主体をすら惑わせる。
逃げるが吉か、攻むるが勝ちか、目をつぶるのが幸いか。
あたしは何年経っても、その見極めがいつも甘い。学習と成長は何処に。

自分の生活に手一杯だと、周囲の出来事や人間に目が向けられなくなるのは当然で、
でも、だからこそ、その状況を越えて相手を気遣う行為や気持ちは
尊いのだと思う。
その尊さは、時にたまらないせつなさを含んでいて、うっかり触れると、
その場でどうしていいか分からないくらい気持ちが真っ白になってしまう。

感情だけで動けなくなったのは果たして成長なのか否か。
中途半端に社会も科学もアタマも進化させて、
なのに完全には合理化できない「
ヒト」というイキモノの宿命なのか。

…久々に日記書いたのになんか抽象的な精神論みたいになっちゃった(笑)。
うーん、お疲れな証拠だな。

9/30 寝ても寝ても寝足りない日。
と、いうのが、高校生までは月に1回くらいあったのだけど、
今日もそんな感じで、朝は10時半に起きたものの、お昼食べたらまた寝ていた。
その後一瞬妙な夢を見て目覚めたものの、その後また夢の世界へ…。
どんだけ寝りゃ満足なんだマイ・バディよ。

ところで、先日ふらりと立ち寄ったコンビニで、
バンダイから発売された「
ぷちぷち」のおもちゃを見つけ、
ついつい購入してしまった。
梱包材として良く割れモノなんかを包んでいる、
あの「ぷちぷち」を、感触はそのままに、モドキ化。
永遠に潰せるので、ちょっとしたストレス発散に良い。
たまーに変な音も鳴るので、ビクッとするのも楽しい。

…例えば、通販で風変わりなソファを発見して、買おうかなー、どうしようかなー、と
ちょっと悩んでいる時、「ね、ね、こんなん見つけたんだけど、どう思う?」と、
その場で聞くことの出来る誰かが一緒にいたらいいのに、と思うことが多々ある。
軽く笑って答えてくれたらそれでいいのだ。
「えー、そんなへんなの買うの止めなよ。」とか、「…割といいかもねw」とか。
共有したい欲なのか、誰かに言いたい欲なのか、
はたまた別の何かの欲なのかは良く分からないのだけど。
今までそういう時にあたしの傍に居てくれたのは、友達か、祖母か、恋人だった。
そのどれもが、今では、距離も、気持ちも、だいぶ遠くへ行ってしまって、
ふっと、自分が今居るこの狭い部屋だけが世間から切り取られて、
降り続く雨に閉じ込められた逃げ場の無い場所のような気がしてくる。

…ちなみに、今悩んでいるのは、キノコ型の椅子です(笑)、しかも1万円もする。
でも、赤地に白いドットの
キューティ毒キノコで、
あんなのがにょっきり台所あたりに生えていたら面白いだろうなー、と思って。
…無駄遣いかな、やっぱり…。。。

9/24 「本を読まないということは、
       そのひとが孤独でないという証拠である。」『如是我聞』)

HighLowの間隙を縫って夜を越えて行く行為は、果たして何処かに帰着するのか。

今の季節は夕焼けがほんとうにものすごい。
ふっと気がつくと部屋の中が赤々と色づいていて、
はっとして窓の外を見ると、見事な夕焼けが
木々の影をいつもより一層黒々と浮かび上がらせる。

←これはつい先日職場の窓から撮ったもの。
空が見える町で働いていて嬉しいと思うのはこんな時だ。
瞬く間に紅が紫へと変わっていって、見惚れた。

最近、節約(?)も兼て、小さな
キャンドルを居間に常備している。
夜、寝る前にちょっと
ぼーっとしている時なんか、電気は全部消して、
そのキャンドルだけぽっと灯し、ピアノonlyのインストあたりをBGMに、
ひたすらとりとめのないことを考えたりはたまた何も考えなかったりしているのだが、
これが結構気持ちが良く、更に、小さな火の揺らぎに心が癒されるのか、
ふわりと優しく眠りの世界へエスコートされるので翌朝の寝覚めもとても良い。

いい写真、を、偶然目にした。あたしにとってのいい写真、てのは、
なんてゆーのかなぁ、撮り手自身がその瞬間を「
気持ちいい!」って感じて、
最高に楽しみながらシャッターを切ったのが伝わってくるような写真。
どんなに綺麗な構図でも、どんなに計算し尽くされた配色でも、
その「気持ち」がいまひとつ掴めない写真は、見ても、その後印象に残らない。
これは、誰かの文章(特に、ネット上にあるもの)を読んでいる時にもそうなのだけど、
常に、受け取る人間を優しい気持ちにさせてくれる文章の紡ぎ手っているのよね。
夏の冷たい
麦茶のような、冬の温かなココアのような、そんな文章。
自分に無いものに憧れるのが人間の常だからして、あたしは、
そういう文章を目にするとすごくほっとして、元気と笑顔を分けて貰える。
今日は、ついさっき、たまたまそんな写真に出逢えた。
シアワセ。ふふ。

9/18 「もしあなたが わたしを狙い 黒い銃を構えているなら
          外さないでね 一撃でココを射止めて」
(♪天野月子)
結局、あたしはいわゆる個人プレーが好きなのだと思う。
大体、今まで自分が楽しめてきたことって、大概ひとりで堪能できるものばかりだった。
ピアノしかり、読書しかり、絵を描くことも文を書くことも研究をすることもみんなしかり。
昔から、チームワークが重視されるイベントは苦手だった。
スポーツなんてそのいい例で。クラスマッチはいっつもサボッて本を読んでいた。
でも、そんな自分にちょっとだけ
コンプレックスがあったのも事実で、
だからたまには「みんなでなにかをやる」的イベントに顔を突っ込んでもみるんだけど、
やっぱり落ち着くことができずに、微妙な倦怠感と自己嫌悪だけカラダに残った。

久しぶりに『
アメリ』を観たら、実は根底に太宰治の『人間失格』と
相通じるものがあるような気がして、途端に読んで確認したくなって、
でも手元に本が無かったから仕方なく本屋に駆けつけて岩波文庫版を買った。
アメリの方が段階としては軽いけれども、根本はおなじだ(と、思う。あたしはね)。
けれども、その味付け次第で、「女の子が楽しめるオシャレフランス映画」にも、
国語の教科書や便覧に紹介されるような「日本の純文学の一翼」にも変化する。
と、いうことは、やはり普遍のテーマなのかもしれない、
いや、そうであってほしい、そうでなければ救われない。

9/15 稜線の向こうに穏やかな大地があるのなら。
オールナイトでフィーヴァーしていた裏の林の蝉達がすっかりおとなしくなり、
かわりに
鈴虫がチリリリ嬉しそうに歌う今日この頃、どうやら初秋に突入したようで。

…なんて、上の2行を9月頭に書いていたにも関わらず、
忙しさに流されて2週間以上も経ってしまった。
その間に、2つほど展覧会に足を向けてみた。ちょっくら紹介。両方オススメ。

その1:『インカ・マヤ・アステカ展』@国立科学博物館
こいつぁ
アタリです。質・量ともに満足いく内容になってる。
かつて
中南米で栄えた3つの文明と文化、
その一端が非常に魅力的なアプローチで展示されている。
ちなみに左の不気味な仮面は、翡翠で作られた豪華なもの。
どうも儀式用らしく、似たような仮面がいくつかあった。
本物の
ミイラや墓守の巨大な人形なども鎮座していて、
迫力も説得力も魔力もじゅうぶん過ぎるほど整っていた。
その2:『トプカプ宮殿の至宝展』@東京都美術館
こいつも
アタリ!ボリュゥムもあるし、奥深さもあるし、
デザイン画とかじゃなく本物が沢山展示されていたのも良し。
トルコって、もとは
モンゴル文化の流れを組んでいるそうだ。
最初は「嘘だぁ。」と思ったのだが、展示品を見て行くと、
「はーん、なるほどね!」と、とっても納得。素敵。
はてさて。
8月下旬に倒れて以降、体調が戻らない内に仕事がフルで再開してしまったために、
あちこちで
ボロが出て、結構ガタガタに情緒不安定のまま雑務をこなしている。
良くないとは思いつつ、かと言って止まってもいられないのが今の現状。
うまーくごまかしながら、もうちょい頑張るしかないな。はひゅ。