ホーム  院長挨拶  ご相談内容 診療の基本方針 診療時間  交通アクセス


院長挨拶

院長の上野高尚(うえの たかひさ)です。中年になってから精神科医を志し、サラリーマンから転身してしまいました。経緯を兼ねて自己紹介させてください。

社会人としては、東大工学部応用化学科を卒業し、石油精製会社に就職したのが、その第一歩です。アメリカ石油資本と提携した会社でしたが、社風は堅実かつ合理的、また技術レベルは高く、自らを技術屋としても組織人としても、成長させることのできる会社でした。若い頃は、提携先のアメリカの会社で仕事をさせてもらったりして楽しくやっていました。

しかし、責任とともに仕事の重圧がかかる年代になって、ストレスを強く感じるようになりました。仕事は確かに多忙ではあったのですが、同僚と比べて自分のストレスの受け止め方が何か間違っていて、過剰につらくなっているように思いました。

そのためその解決を求めて、人生哲学や心理学を掘り進んでいるうちに突き当たったのが、森田療法という鉱脈です。森田療法の本に初めてであったとき、その簡明で人間の真実をついた考え方に、非常に自然かつ健康的なものを感じました。確かな道標を手にしたと思い、森田療法の自主的勉強グループである「生活の発見会」に参加させてもらいました。

予想したとおり、森田療法は、人間や社会の現実を観念的にではなく、現実的に理解したうえで、それに適応的に自らを向上発展させるという、たいへん明るい建設的なものでした。生活の発見会も自己実現を目指している意欲的な方が多く、森田療法を体得するには最適の環境でした。森田療法により、ストレスへの対処はうまくできるようになりました。

森田療法を学び、生活の発見会の活動をする中で、人間が精神的に健康な生き方をすることのお手伝いをすることに、とてもやりがいを感じました。 そうした活動のひとつとして「いのちの電話」の電話相談員も5年間ほど担当させていただきました。

そうこうするうちに、本格的に精神科をやろうという気持ちが芽生えてきました。さすがに家族のことを考え、すぐにというわけには行きませんでしたが、タイミングを見て決断し、千葉大医学部に入学しました。やる気のある若い人たちと一緒に勉強することができたのは、実に楽しい思い出です。卒業後、昭和大学精神科の上島教授の下で研修させていただきました。その後、民間の精神科病院勤務を経て、クリニックを開業しました。

患者さんの判断力が高まり、医師が一方的に指示を出すという時代ではなくなっています。わたしは、ご相談の方の考えや気持ちを尊重し、かつ医師としての専門知識をご相談の方の判断のために提供しながら、ともに前に歩んで行きたいと思っております。企業人としての経験と、精神科医としての経験の両面で、ご相談の方のお役に立てればなによりもうれしいことです。


所属学会など        日本精神神経学会認定 精神科専門医
                日本森田療法学会会員
                日本産業精神保健学会会員
                日本うつ病学会会員
                日本医師会認定産業医(元)