初めて購入したストーンズのアルバムがこれ、1977年9月に発売された Love You Live。
1976年パリ公演を中心に、1975年北米ツアー、1977年3月カナダ・トロントのライブハウス El Mocambo での公演を収録したライブアルバム。

30曲入りベスト盤の 『偉大なる軌跡』 と 『Love You Live』 を手に取り、どちらを買うか散々迷った挙句、Love You Live をレジに持っていった光景を今でもはっきりと覚えています。 ベスト盤ではなく何故こちらを選んだのかは今でも謎ですが。
派手なジャケットに惹かれたのか、「感激!偉大なるライブ」 の謳い文句に誘われたのか...。

そんな訳で、ホンキートンクもStar Starもダイスもハッピーも、悪魔も、皆スタジオ版を聴いたのはずっと後になってから。
初めてスタジオ版を聴いた時は、アレンジの違いにかなり戸惑ったものです。

ミック・テイラーが抜け、当時 The Faces 在籍中のロン・ウッド、R&B・ソウルに留まらずロック界でも活躍していたビリー・プレストン、1975年発売のビリーのアルバム "It's My Pleasure" に参加していたドラマー、パーカッショニストのオリー・E ・ブラウンという、ファンキーなサポートメンバーを迎えたこともあり、黒くルーズでファンキーなストーンズが楽しめます。

アルバム未収録ですが、ストーンズをバックにビリーが持ち歌2曲を披露するなど、ビリーの存在が結構クローズアップされてますが、個人的にはオリーのパーカッションの存在もかなり大きいよなあ...と思ってます。

さて、来年2012年で発売から35年。何かどっか〜んとデラックスな物、出してくれませんか、ねえ、社長(笑)


Songs


各曲の演奏日は、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
元の演奏からどう変化しているか、ブートと聴き比べるのも一興かもです。


SIDE ONE

INTRO: Excerpt from "Fanfare For The Common Man"
Honky Tonk Women (1976/6/5 Paris)
If You Can't Rock Me - Get Off Of My Cloud (1976/5/27 London)
Happy (1976/6/5 Paris)
Hot Stuff (1976/6/6 Paris)
Star Star (1976/6/6 Pars)

SIDE TWO

Tumbling Dice (1976/6/7 Paris)
Fingerprint File (1975/6/17 Toronto)
You Gotta Move (1976/6/5 Paris)
You Can't Always Get What You Want (1976/6/6 Paris)

SIDE THREE

Mannish Boy (1977/3/4,5 Toronto)
Crackin' Up (1977/3/4,5 Toronto)
Little Red Rooster (1977/3/4,5 Toronto)
Around And Around (1977/3/4,5 Toronto)

SIDE FOUR

It's Only Rock 'N' Roll (1975/6/17 Toronto)
Brown Sugar (1976/6/6 Paris)
Jumping Jack Flash (1976/6/6 Paris)
Sympathy For The Devil (1975/7/9 L.A.)


Cover


Love You Live のジャケットといえば、アンディ・ウォーホル。
数多くのアルバムジャケットを手がけていますが、ストーンズのアルバムを手がけるのは 1971年の Sticky Fingers に続いて2度目。アンディ・ウォーホルはジャケットに大きなレタリングを入れるのが好きじゃなく、"ミックがジャケットにでっかく文字を書いて、せっかく僕が描いた Love You Live のジャケットをだめにしてしまった..." みたいなことを未確認ですが日記に書いていたそうです。


by Andy Warhol (裏ジャケット)


by Andy Warhol (表ジャケット)


by Andy Warhol (インナー)


Party


by Richard E. Aaron


1977年9月27日、ニューヨークの Trax で開かれた、Love You Live 発売記念パーティーでのミック&アンディ。ポストカードやテーブルクロス、紙袋、歯型の置物など、いろんな記念品が配られたとか。テーブルクロスが使われている写真がここで見れます。


by Andy Warhol (ビニール製(シルクスクリーン)のテーブルクロス。こんなテーブルクロス、何も上に置けないじゃないか...)


El Mocambo


SIDE THREE の録音が行われた、トロントにあるライブハウス。とりあえず Ken Regan の写真で雰囲気だけ。こんな場所でストーンズが見れたらもう...。


by Ken Regan

 

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