【私の川柳集】
川柳は平成8年から始めています。そのころ創刊された「オール川柳(現川柳マガジン)」に毎月投稿し入選した
句や平成12年に入会した「相合傘」例会での入選句などを掲載しています。
川柳マガジン入選句 (平成13年〜20年) |
オール川柳入選句 (平成8年〜12年) |
相合傘例会入選句 (平成13年〜20年) |
大阪調停協会広報誌 (平成15年.12月) |
川柳との出会い (平成13年5月吉日) |
平成20年2月号 笑い(岩井三窓選) 佳 作 神様も全部は読めぬ絵馬の数 |
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平成20年1月号 読者流檀 雑詠(川上大輪選) 佳 作 出れば打たれ引けば押されて今のオレ |
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平成19年12月号 川柳道 題「味」(塩見草映選) 佳 作 塩加減少し違えてシェフの味 |
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平成19年9月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「写真」 三十秀 そのままのシワが写って文句いう 同 笑い(今川乱魚選) 佳 作 看取られて一足先に逝くペット |
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平成19年8月号 川柳道 題「都会」(斎藤大雄選) 佳 作 屋上のミニ庭園に癒される |
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平成19年7月号 川柳道 題「枯れる」(武本瓢太郎選) 佳 作 枯れるには中途半端な古希間近 |
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平成19年6月号 時事(柏原幻四郎選) 佳 作 官と民接着剤はカネとコネ 同 十四字詩 題「砂」 佳 作 荒い息聞く砂被りの座 |
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平成19年5月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「メッセージ」 三十秀 ぎこちない態度は好きというサイン |
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平成19年4月号 川柳道 題「森」(大野風流選) 佳 作 木ばかりを見てる間に森が消え 同 読者柳檀 雑詠(平田朝子選) 秀作一 生きるんだ君の居場所もきっとある 同 前句付 課題「返事するのも煩わしくて」 佳 作 立て板に水を流してうとまれ |
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平成19年3月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「初」 三十秀 初詣でカミとホトケをはしごする 同 時事(尾藤三柳選) 佳 作 期限切れシュークリームの黙秘権 |
平成19年2月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「溜息」 三十秀 家計簿とにらめっこする年の暮れ 同 時事(柏原幻四郎選) 佳 作 米にまた占領された硫黄島 |
平成18年1月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「失踪」 五 客 どこからか生きているとの年賀状 同 読者柳檀 課題「奇抜」 佳 作 ニューハーフほんとのオンナよりオンナ 同 笑いのある川柳(今川乱魚選) 佳 作 軟らかいものばかり食い脳軟化 |
平成18年12月号 前句付 課題「貰えるものは何でも貰う」 佳 作 副賞は無いが名誉の感謝状 |
平成18年11月号 川柳道 題「生きる」(柏原幻四郎戦) 佳 作 年毎にもっともっとと生臭い |
平成18年10月号 十四字詩 題「指」 佳 作 指切りをした指が裏切る |
平成18年8月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「逃げる 二十秀」 検診を何のかんのと延期する |
平成18年7月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「名前」 二十秀 名前負けするよな名前ばかり増え |
平成18年6月号 笑いのある川柳(今川乱魚選) 佳 作 通じるとほんにうれしい英会話 |
平成18年5月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「世界」 二十秀 何人のヒトに知り合うこの世界 |
平成18年3月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「ケチ」 二十秀 タクシーに相乗りしても払わない 同 読者柳檀 佳 作 散歩する夫婦も犬も共白髪 |
平成18年2月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「欠片」 五 客 骨壷へ納まる程の骨拾う 同 笑いのある川柳 佳 作 アリバイが完璧過ぎて疑われ |
平成18年1月号 雑詠
佳 作 よくいえば個性ともいう悪いクセ
平成17年12月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「声」
地 位 討論会声高になる少数派(天根夢草選)
平成17年11月号 時事川柳
佳 作 国民はわかる話に票を入れ
同 十四字詩題「巣」
佳 作 くもが巣を張る明日は晴れそう
平成17年9月号 時事川柳
佳 作 脇役も大河ドラマで記憶され
平成17年8月号 時事川柳
佳 作 親方の葬儀差し手を奪い合い
平成17年5月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「山」
二十秀 山小屋という名の隠れ宿
同 笑いのある川柳
佳 作 金だけが全てでないという不幸
同 時事川柳
佳 作 長寿国ごはんみそ汁見直され
平成17年4月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「侍」 二十秀 侍と呼ばれていつも一人酒 |
平成17年3月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「まずい」
五客・二十秀 口ケンカしたあと食べる冷えたメシ
平成17年2月号 雑詠 佳 作 渡り鳥神の造ったルート飛ぶ |
平成16年12月号 誌上吟行「花と蝶」
佳 作 蝶でさえつき合う花を選んでる
平成16年11月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「機械」 二十秀 空調は機械のために利かせてる |
平成16年10月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「空気」
二十秀 はりつめた空気が痛い5分前
同 笑いのある川柳 佳 作 流れ星カネカネカネと三度いう |
同 読者柳檀 課題「カード」 |
同 印象吟「リモコン」
佳 作 政治家を遠隔操作してみたい
平成16年9月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「格闘」
二十秀 煩悩を分別顔で抑えてる
同 笑いのある川柳 佳 作 迷惑な「することない」という電話 |
平成16年8月号 時事川柳
秀作二 平成のスリーダイヤが石になる
同 笑いのある川柳
佳 作 ボケながら葬儀のことは念を押す
同 雑 詠 佳 作 誰のせい出生率がまた下がり |
平成16年6月号 読者柳檀 課題「泥棒」
佳 作 泥棒も帰ってみればやられてる
平成16年5月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「へりくつ」 五 客 百薬の長になじまぬ休肝日 |
二十秀 へりくつを言う時声がでかくなる
平成16年4月号 第三回川柳マガジン文学賞 |
平成16年3月号 読者柳檀 課題「幻想」 佳 作 金髪のギャルを英語で口説きたい |
平成16年1月号 時事川柳
佳 作 マニフェスト白手袋のお添えモノ
平成15年12月号 前句付「それにつけても金は要るなり」
佳 作 「葬式はしなくていい」と言われたが
平成15年11月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「うっかり」 二十秀 同じ本二度買う程の読書好き |
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同 雑 詠 佳 作 シロクロをつけない知恵で円く生き |
同 誌上吟行「道東湖めぐり」 佳 作 ネッシーもどこかへ消えた不況の世 |
平成15年10月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「掟」
五 客 簡単に破って次をまた作る
同 時事川柳
佳 作 選挙権持たぬ球児に始球式
平成15年9月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「ピンチ」 二十秀 前門の妻後門の子がにらむ |
同 前句付「そうさ世界は俺の意のまま」 佳 作 うまい酒天下取る夢醒めやらず |
平成15年8月号 読者柳檀 課題「最強」
佳 作 姑に有無を言わさぬウチの嫁
平成15年7月号 印象吟「ピストル」 佳 作 撃つことも撃たれることもなく過ぎる |
平成15年6月号 笑いのある川柳
佳 作 夢かなう夢ばかり見て古希過ぎる
平成15年5月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「最終」 五客・二十秀 思い出し笑いも乗せて終電車 |
五 客 臨終の席でそろばんはじいてる
同 印象吟「札束」 佳 作 積まれたら多分ワタシは堕落する |
同 読者柳檀 課題「邪魔」
佳 作 生ゴミのような情報ばかり増え
平成15年2月号 印象吟「バルセロナ」 佳 作 気の長いヒトがあきれる気の長さ |
平成15年1月号 せんまが友の会誌上句会 宿題「元気」
人 位 古希過ぎて隣の花が気にかかる
二十秀 ガン告知されてうつろなカラ元気
同 笑いのある川柳 佳 作 オレに似た孫を作れと無理をいい |
同 読者柳檀 課題「知的」
佳 作 手配写真知的な顔も並んでる
同 雑 詠 佳 作 電話機のお国訛りに励まされ |
平成14年11月号 席題吟「崇拝」
佳 作 英雄がどこかへ消える民主主義
平成14年10月号 笑いのある川柳
佳 作 良性のボケと強がるモノ忘れ
平成14年8月号 時事川柳 佳 作 社名だけ入れ替えているお詫び文 |
平成14年7月号 時事川柳
特 選 変人を続けることは難しい
(第12回愛読者が選ぶせんまが柳壇秀句に選出)
同 席題吟「旅人」
佳 作 掛け捨てを家族で祈る旅保険
同 笑いのある川柳
佳 作 腹筋を鍛えるために腰痛め
平成14年6月号 雑 詠 秀作二 自分より先に逝きそな医者を避け |
佳 作 人格者不倫の未遂しか出来ぬ
平成14年5月号 時事川柳
佳 作 ムネオくんの育つ風土がいつもある
平成14年4月号 雑 詠
佳 作 演奏会デカい拍手で目がさめる
平成14年3月号 読者柳壇「馬」 佳 作 開催日走りたくない馬もいる |
平成14年2月号 誌上吟行会「東京」
佳 作 カネあればお上りさんもデカい顔
平成14年1月号 読者流壇「宇宙」 佳 作 我が家にも太陽がいて月がいる |
平成13年12月号 雑 詠
佳 作 捨てられて捨てたつもりのお人好し
平成13年11月号 誌上吟行会「東京」
佳 作 謎の石考古学者のメシの種
平成13年10月号 小泉首相の一句
入 選 あちこちで奇人変人いばり出し
同 雑 詠 佳 作 大ジョッキ豪快に呑む白いノド |
平成13年9月号 雑 詠
佳 作 つゆ程も疑わぬ顔裏切れず
平成13年8月号 読者流壇「芽」 佳 作 芽は出てもなかなか咲かぬオレの花 |
同 雑 詠
佳 作 仏壇へ告げて昔を脱ぎ棄てる
平成13年6月号(創刊) 時事川柳
佳 作 七光り消えないうちに立候補
平成12年7月号 雑 詠
佳 作 顔面をラインダンスが蹴り上げる
平成12年6月号 時事川柳
秀作四席 麻雀は勝ってたのにと本部長
平成12年5月号 時事川柳
佳 作 運チャンは客に合わせて票予想
平成12年4月号 笑いのある川柳
佳 作 もったいをつけて出てくるアンコール
平成12年2月号 笑いのある川柳
佳 作 据え膳の毒にあたって五十年
平成12年1月号 時事川柳
佳 作 臨界も活断層も後で知り
平成11年12月号 時事川柳
佳 作 いずれ要る成人用の紙オムツ
平成11年11月号 雑 詠 佳 作 一万歩の汗がビールと入れ替わる |
平成11年9月号 読者柳壇「存在」
佳 作 ペットだけ認めてくれるオレの席
平成11年7月号 時事川柳
佳 作 間違って命中したと言えばいい
平成11年6月号 雑 詠
佳 作 二、三人少し詰めれば席が空く
平成11年4月号 笑いのある川柳
佳 作 泣きながら生まれて愚痴を言って死ぬ
平成11年3月号 読者柳壇「ギフト」
佳 作 魚心知りつつもらう水心
平成10年12月号 誌上吟行会「テディ・ベア」
佳 作 聞き手にも枕にもなるぬいぐるみ
平成10年11月号 誌上吟行会「路上のギター弾き」
佳 作 見せ金に千円札を入れておく
同 雑 詠
佳 作 お見舞いに来てくれた人先に逝く
平成10年6月号 雑 詠
佳 作 接待費生み出すための低利息
平成10年3月号 笑いのある川柳
佳 作 おみくじに説得されて見合いする
佳 作 バイトにも馬に乗る人歩く人
平成9年10月号 雑 詠 佳 作 カネあれば神も仏も味方する |
平成9年8月号 笑いのある川柳
特三 ダイエット居候よりもそっと出し
同 誌上吟行会「バージンロード」
二席 帰って来い帰ってくるなと腕を組む
平成8年12月号 雑 詠
佳 作 マニュアルで捕まるものか菌嗤う
平成8年9月号 誌上吟行会「蝉とり」
佳 作 逃げないでボクの採集手伝って
平成8年6月号 誌上吟行会「宮内庁御用達」
佳 作 試食して皇室の味一つ買い
平成20年2月25日 お題「貞操」 天 位 そんなモン分からんように捨てなはれ お題「乱暴」 地 位 乱暴はイヤよイヤよとにじり寄り |
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平成20年1月12日 お題「分かる」 人 位 クセ字からにじみでているお人柄 席題「ねずみ」 人 位 ネズミ捕り急ぐ時にはきっといる |
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平成19年12月8日 お題「点滴」 佳 作 点滴で生かされている幸不幸 |
平成19年11月22日 お題「斜め」 佳 作 いつまでもピサの斜塔は辛かろう(新野新賞) |
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平成19年10月26日 お題「冷蔵庫」 佳 作 冷蔵庫物入れにする独り者 お題「くるくる」 佳 作 あざやかに包帯を巻く手に惚れる |
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平成19年7月27日 お題「こいさん」 人 位 末娘姉たちよりも耳年間 |
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平成19年6月22日 お題「蛍」 人 位 蛍にも源氏平家の閥がある |
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平成19年6月9日 お題「痺れる」 佳 作 据え膳の毒に痺れたままで逝き(古川嘉一郎選) |
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平成19年5月25日 お題「珍」 地 位 顔ヘチャで八十キロで八頭身 |
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平成19年5月12日 お題「易者」 人 位 結論を決めて易者に診てもらう |
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平成19年4月21日 お題「孫」 佳 作 よその孫丈夫そうねと褒めておく(新野新賞) |
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平成19年3月23日 お題「乱れる」 人 位 宴席は乱れてからが面白い |
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平成19年2月23日 お題「脱ぐ」 佳 作 還暦のきれいな私脱ぎました(成瀬国晴選) |
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平成19年2月10日 お題「生きる」 地 位 出る幕がきっと来るから生きるんだ |
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平成19年1月26日 お題「声」 佳 作 似た声の母を口説いて気に入られ(新野新賞) |
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平成18年11月日 お題「予約」 地 位 予約なしで何時でも来いと閻魔さん |
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平成18年9月22日 お題「タクシー」 人 位 運ちゃんは耳と背中で世間知る |
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平成18年8月26日 お題「破る」 佳 作 悪い人痛かった人憎い人(古川嘉一郎選) |
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平成18年7月21日 席題「流れる」 人 位 くいだおれママの流し目請求書 |
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平成18年7月8日 お題「見直す」 地 位 年寄りの車いす押す茶髪の子 |
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平成18年6月10日 お題「湿る」 佳 作 三日前呑んだ仲間の通夜の席(古川嘉一郎選) |
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平成18年5月26日 お題「過去」 佳 作 泣いた過去きれいな花を咲かせてる(中田昌秀選) 席題「介護」 天 位 百歳を八十歳が介護する |
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平成18年4月21日 お題「欠席」 佳 作 おじさんを三回殺しウソがばれ |
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平成18年3月24日 お題「貰う」 佳 作 下心判っているがこれはこれ(中田昌秀選) |
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平成18年3月10日 お題「握る」 地 位 手を握り始まる恋と終わる恋 |
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平成17年12月10日 お題「あやしい」 佳 作 アリバイをペラペラしゃべりボロを出し(古川嘉一郎選) |
平成17年8月11日 席題「米」 人 位 新米がベテラン抜いて天をとる |
平成17年4月9日 お題「頬」 地 位 ほっぺたを張り飛ばしたい大阪市 席題「川」 天 位 よくしゃべる浅瀬のようなオレの妻 |
平成17年1月15日 お題「初」 佳 作 姫始め昔の姫にイヤがられ(古川嘉一郎選) |
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席題「鼻」 佳 作 鼻タレが今は社長でよく稼ぐ(古川嘉一郎選) |
平成16年12月22日 お題「傘」 地 位 傘の内別れ話でもめている 佳 作 相合傘までは許すが後はダメ(古川嘉一郎選) |
平成16年12月4日 お題「酉(とり)」 天 位 渡り鳥最初来たヤツえらいなあ |
平成16年9月18日 席題「警察」
佳 作 オレオレと家内に電話あんた誰?(古川嘉一郎選)
平成16年8月11日 宿題「夜店」 佳 作 昼間なら買う気にならぬモノばかり(中田昌秀選) |
平成16年7月17日 宿題「額」
地 位 秀才のような額のホームレス
席題「法善寺」
佳 作 法善寺二度あることは三度ある (中田昌秀選)
平成16年6月19日 席題 「糸」 舞鶴旅館「白糸」吟行会
佳 作 関空で切れてしまった赤い糸 (古川嘉一郎選)
平成16年5月22日 宿題 「豆乳」
地 位 豆乳と豆腐好きでも腹黒い
平成16年1月24日 宿題 「結ぶ」 人 位 結んでる帯を解かずに結ばれる |
平成15年12月27日 席題 「読む」
佳 作 読みかけの本を落として目がさめる (古川嘉一郎選)
平成15年11月22日 宿題 「消える」、 「梅」
佳 作 うつむいて少し遅れて歩く女(ひと) (新野 新選)
佳 作 松竹の下にいるのはちとつらい (新野 新選) |
平成15年10月18日 宿題「そこそこ」
佳 作 そこそこと教えるほどの深い仲 (中田昌秀選)
平成15年9月20日 宿題「痛い」
人 位 スネとモモ胴までかじる不肖の子
平成15年5月24日 宿題 「走る」
佳 作 火の車燃料なしでよく走る (新野 新選)
平成15年2月4日 宿題 「骨」 天 位 きゃしゃな腰タフな男も骨抜かれ |
平成15年2月1日 席題 「かぜ」
佳 作 北風が吹いても温(ぬく)い法善寺 (新野 新選)
平成14年12月23日 宿題 「忘れる」、席題 「この1年」
地 位 先生と呼ぶとき名前忘れてる
佳 作 川柳の腕があがったこの1年 (中田昌秀選)
平成14年11月16日 宿題 「スイッチ」 天 位 憎い人ウチのスイッチ知ってはる |
平成14年10月22日 宿題 「火事」
佳 作 もうちょっと燃えていいのにもう消えた(古川嘉一郎選)
平成14年10月12日 宿題「鼻」 人 位 整形の鼻ばっかりが歳とらず |
平成14年9月21日 宿題 「すねる」、宿題 「席順」
天 位 さっきまですねてた顔が抱かれてる
地 位 席順のたかがされどで幹事泣く
平成14年9月3日 時事川柳
人 位 社名だけ入れ替えているお詫び文
平成14年8月13日 宿題 「きず」
地 位 大阪人「キズおまっせ」と値切ってる
平成14年8月10日 宿題 「まつり」 |
平成14年3月9日 宿題 「ちぎり」
人 位 舌の根の乾き加減を待っている
平成14年1月19日 席題 「ぶり」
地 位 久しぶり笑ったママが請求書
平成13年12月22日 宿題 「馬」 人 位 開催日走りたくない馬もいる |
川柳との出会い(平成13年5月吉日)
この度、上方文化人川柳の会「相合傘」(主宰桂三枝)から創刊句集が出版されました。
私もメンバーの一員として参加していますので、拙句も掲載されています。
つれづれにご笑覧下さいますようお願い致します。
私が川柳を始めたのは、家人とは別の分野の方がいいのでは、と思ったからです。
母は、生前短歌の会に入っていました。
その母(姑)と同居するようになった妻は、「お義母さんとは別の趣味にする」といって俳句を始めました。
そこで、私は漠然と川柳をやろうかな、と思い始めていた矢先のことですが、平成7年12月頃、川柳作家時実新子さんのご講演を聴く機会がありました。
講演会の直後、たまたま日経新聞の川柳募集記事が目に留まりましたが、その日が締め切り日の最終日でした。その時応募した句が、平成8年1月1日付の同紙にかなり大きく掲載されました。まさにビギナーズ・ラックという他はありません。
そして、丁度その頃創刊された「月刊オール川柳」に毎月投稿を続け、入選句が掲載されるのを楽しみにしていましたが、4年半程経過したとき、同誌が経営不振のため廃刊のやむなきに至りました(現在、同誌は「川柳マガジン」として復刊されている)。
淋しく感じていた折しも、私が通っている心斎橋大学(総長藤本義一さんが主宰する作家養成機関)の講師古川先生から「相合傘」入会を勧められ、平成12年7月以後、毎月1回の例会に出席しています。
「相合傘」は、川柳作家岸本水府さんの「番傘」にあやかったのとみんな仲良く一つの傘で、という趣旨で命名されています。
メンバーの「文化人」とは、「非生産的なことに日常の大半を過ごしている地球環境にやさしい人達」ということになっています。
私の半世紀にわたる趣味である囲碁にまつわる川柳も古来多く詠まれています。
これからも川柳と囲碁等を通した触れ合いを大切にしながら、楽しい人生であることを祈念して雅号を「楽星(Star_
Joy)」としています。
今後ともご厚誼の程、よろしくお願い申し上げます。
以上
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「思い出し笑い」
・オレに似た孫を作れと無理をいい
・生ゴミのような情報ばかり増え
・思い出し笑いも乗せて終電車
・臨終の席でそろばんはじいてる
・手配写真知的な顔も並んでる
・どこまでをやればいいのかテロ警備
・記念日を忘れさせないレストラン
・「店じまい」という広告で売っている
・「わかる授業」する先生がわからない
・火の車燃料なしでよく走る
(2003.12 大阪調停協会広報誌)