渋谷
NHKスタジオパーク
所在地:渋谷区神南2−2−1(渋谷駅・原宿駅徒歩10分)
HP:http://www.nhk.or.jp/studiopark/
入場料:一般200円・高校生150円・中学生以下 無料
開館:10:00〜18:00 第3月曜日閉館



NHKスタジオパーク
  


 東京案内をしていたインド人一家と渋谷へ。
 渋谷から原宿に向かって歩く途中で、NHKの前を通りかかった。そういえば、NHKにはずいぶん行っていないな…そう思いNHKスタジオパークに立ち寄った。

 僕は実家が渋谷区なので、ここNHKも昔からなじみのある場所である。かつてのNHK放送センターが、NHKスタジオパークに新装開店してからは実は行ったことがなかった。スタジオパークは1995年3月に放送70周年記念事業として開設されているそうだから、少なく見積もってもそれ以来…おそらく15年ぶりぐらいだろうか。
 かつては無料だったので、予定の無い休みの日などに、ふらっと訪れたものだったが、実際無料に見合う程度の内容だったような気がする。有料になったのだから、きっとより面白くなっているのだろう。
  



BSキャラクターななみちゃん(左)と家族
 



時代劇の小道具
 


 入り口(地上続きだが4階)から入ると、巨大なハイビジョンの大画面。自分たちの姿を映し出してくれる。
 メインの展示場へはエスカレーターで3階まで降りる。NHK番組の展示。例えば大河ドラマ「功名が辻」のセットや小道具。あるいは、NHKのキャラクターなど…こういった展示は以前とあまり変わっていない。
 おや、映画「男はつらいよ」シリーズ(1969〜95年松竹)の和菓子屋“くるまや”のセットが再現されている。NHKの衛星放送で「男はつらいよ」全話放送が行われている関係である。
  



くるまやセット
 


 スタジオパークはアミューズメント・パークと銘打っているだけに、以前はなかった、様々な遊びが体験できるようになっている。例えば、「体験スタジオ」。NHKの朝のニュースのアナウンサーになった体験ができる(写真下)。
 



NHKニュース放送の体験
  


 さらには、眼鏡無しで見られる3D映像もあった。
 中でも一番面白そうだったのが、「アフレコスタジオ」。番組の映像に合わせてアフレコに挑戦するというもの。ちょうどその時は、連続テレビ小説「おしん」(1983〜84年)の一場面を、キャラクターに扮してアテレコを行っていた。一緒に行ったのが、日本語のしゃべれないインド人でなければ、自分でもやってみたかった…。

 しかしなんだかんだいって「スタジオ見学窓」がこのスタジオパークのメインではないだろうか。階下のスタジオで実際に行なわれている番組収録をのぞくことができる。ちょうどその時は「おかあさんといっしょ」と思われる子供番組の収録が行なわれていた。
 見学窓の反対側には、大河ドラマ、連続テレビ小説など懐かしい番組のスチールが飾られている。いろいろ思い出しながら、じっくりと眺めてしまったので、当然そんな番組のことなんか興味あるはずの無いインド人一家よりずいぶん遅れてしまった。
   



「にこにこぷん」のキャラクター
左からぽろり、じゃじゃまる、ぴっころ
  


 かつてNHK放送センターでは、昔の番組を懐かしく思うことがメインの目的だったような気がするが、現在のスタジオパークは、決してそんなことはない。誰でも楽しめる場所であった。インド人一家を連れて来ても決して失敗ではなかった…と思う。
  

(2006年4月11日)


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