| 大阪港 |
| 天保山 |
| 所在地：大阪府大阪市港区築港３−２（地下鉄中央線 大阪港駅下車徒歩１０分） |
| ＨＰ：http://www5.ocn.ne.jp/~tenpo45/index.html |
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久しぶりに山に登ろう。そう思って、大阪港に出た。 すぐ近くにある天保山に登ろうと思った。 まったくの軽装だったが、僕は以前アンナプルナ・ベースキャンプ４８００メートルに登っている。それに比べればなんともない。 |
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天保山にはいくつかのルートがあるらしい。僕は、西側ルート縦断の登頂ルートを選んだ。 |
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東京ではすでに桜が散っているが、ここ天保山はちょうど桜が満開のようだ。 桜並木のすぐ横を歩き、山頂を目指す。 |
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登り始めて約５分。天保山の山頂が見えてきた。 |
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そして、１０時５０分。頂上にたどり着いた。 |
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嬉しいので、近くにいた人に写真を撮ってもらった。 |
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え、山を登ってるように見えないって？ 何てことをおっしゃる。 ここ天保山は標高４．５３メートル。国土地理院発行の地図にも記載される、正真正銘の「日本一低い山」なのだ。 その証拠に頂上には三角点も設置されている。 |
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山頂に建つ大きな碑は「明治天皇観艦之所」碑。明治天皇が１８６８（慶応４）年４月１８日に、大阪港で日本初の観艦式を行った際の記念碑である。 |
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| 下山は南ルートを通ることにした。 |
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銅像が建っている。西村捨三翁像とある。西村捨三（1843〜1909）は元大阪府知事。大阪港建設に尽力した人物とのこと。 |
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さらに「朝陽岡（ちょうようこう）」なる碑がすぐ近くに建つ。もともとは彦根藩主・井伊家の庭園にあった名石で、西村捨三が１０歳から１４歳まで伽小僧として第１６代・井伊直憲（1848〜1904）に仕えていた頃、毎日この碑のあった場所で休憩したという。 その後、西村は思い出深いこの碑を藩主より拝領して自宅に移したそうだ。１９５７年に銅像が建てられた際に、この石もすぐ近くに移された。 |
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山頂のすぐ近くには、山頂よりはるかに高台があり、山頂を見下ろす形になる。さすがは日本一低い山だ（笑） |
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天保山の商店街では、登頂証明書が発行してもらえるという。そこで喫茶店 に入った。別に頂上での写真を見せたりしなくても、証明書を発行してもらえる。本来一通１０円かかるそうだが、コーヒーを飲んだら無料にしてくれた。 |
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麓のたこ焼き屋でビールとたこ焼きで登山の疲れを癒した。 |
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（２０１３年３月３０日） |
