看護師 主任

渡邉 智美

1996年3月 マッキー総合学園仙台校動物管理学部獣医看護科卒業

1996年7月より当院勤務








「がんばる力」をもらっています

      1999年3月 アニメール創刊号掲載 自己紹介−1

私は子供の頃から動物が大好きで、いつも一緒に暮らしてきました。今、AHTという仕事を通して動物達とふれあっていけることを幸せに思っています。話すことのできない動物たちの思いを感じ取ることはとても難しいですが、最近は少しずつ気持ちが通い合えるようになったような気がします。

入院していたこが、元気になって退院していくのはなによりもうれしく、『生きる』ということに対する生命の尊さを教えられ、その価値は人の命と同じだと日々実感しています。

AHTの仕事も楽しいことばかりではありませんが、私は動物たちから「頑張る力」を与えられています。「頑張れ、頑張れ」と励ましてくれる声が聞こえるのです。そんな動物たちの立場に立った、思いやりのある看護婦になりたいと思っています。 








日本一のアニマルナース目指して


            1999年8月 アニメール第2号掲載
             日本小動物獣医師会年次大会 発表手記

去る7月31日・8月1日に行われた、日本小動物獣医師会年次大会において、当院の主任アニマルナース渡邉(旧性 鈴木)智美さんが全国5名の発表者の一人に選ばれ、「私達のクライアントエデュケーション」と題し堂々の発表を行いました。智美さんは3月に行われた動物看護士認定試験を優秀な成績で合格(全国で数名しかいない満点合格者の一人)し今回の選出になりました。開院当初からの勤務で、誰もが認める頑張り屋。当院を支えるアニマルナースの柱として今後の活躍が期待されます。発表内容も高い評価を受け、現在、専門雑誌「アニマルナース」に追加記事掲載が決定しています。本人の手記で、今回の快挙をご報告します。


7月31日・8月1日の両日に東京で行われた日本小動物獣医師会年次大会において私達の病院で日常行っている活動について発表してきました。全国のAHTの中から発表者として選ばれた時には、嬉しくもあり名誉なことだとも思いましたが、その日が近づくにつれ不安のほうが大きくなってきました。うまくできるだろうか?笑われたりしないだろうか?

当日は、予想以上にたくさんの人(聴いている人)で、さらに緊張してしまいましたが、何とか無事に発表を終えることが出来ました。選ばれてから発表が終わるまでの約2ヶ月間、とても貴重な体験が出来たと思います。

発表は、“飼主さんとのコミュニケーションを大切にし、より深い信頼関係を築くために”“その上で病気のことや環境衛生のことについて一緒に考え知識を広めていくために”という観点から、「月替わりの手書きポスター」・「レター形式の手書きパンフレット」・「ニュースレター」など実際に行っている活動を紹介する形で行いました。

数日後......。驚いたことに、会場で発表を聴いていた雑誌社の方から取材の申し込みがありました。大変高い評価をいただき、「アニマルナース」という専門雑誌の紙面を割いて当病院の紹介記事を掲載したいというのです。常日頃良かれと思って実行してきた仕事をそのまま発表し、それを評価されたことが何よりも嬉しく、ちょっぴり誇らしくも思いました。

院長先生と私達3人のアニマルナースが目指しているのは、「飼主さんとのより良い関係」です。もちろんまだまだ不充分ではありますが、その方向性に間違いはないと改めて確信できる出来事でした。

アンケートにご協力いただいた飼主さん、ありがとうございました。その結果は今後の活動に生かさせていただきます。特に、受付の下に張り出してある「手書きポスター」を楽しみにしていてくださいね。

飼主の皆さんも、わからないことや気になることがあったら、どんなことでもいいです、気軽に声をかけてください。それにお答えすること、お答えできる分野を広げるために勉強することが私自身の進歩につながり、飼主さんに頼りにされるようなアニマルナースへの第一歩だと思っています。これからもよろしくお願いします。
                           渡邉 智美








この仕事が大好きです!

    2001年11月 アニメール第10号掲載 自己紹介−2  
 
 生年月日  ?年9月6日(おとめ座)
 血液型   A型
 趣味    温泉に行くこと・写真
 飼っている動物  犬2匹、猫1匹、ハムスター1匹
          
私は、幼稚園の時は登園拒否児童でしたが、今は出社するのが毎朝楽しみ!

でも、一応主婦(3年目)でもあるので朝は早起きしてお弁当と夜の食事の支度、洗濯・掃除までしてから出社となるので大忙しです。しかも、自宅は南福島の永井川なので通勤にも、ラッシュにあったりと、難関はつきません。

最近行った人間ドックでは何も異常がなかったので、体はまだまだ若者です。元気の秘訣は、一年に一回の旅行です。私の心と体を癒されます。(もちろん毎日愛猫のらちゃんには癒されていますが。)一昨年はバリ島、昨年はアメリカフロリダ、今年は大阪です。このままずっと健康で、おばあちゃんになるまでナースをするぞ!!(笑)

病院に務め始めてから心に残る出来事は数多くありますが、、一番思い出深かった事は、R13で交通事故に遭いぐったりして運ばれてきた犬コロくんとの出会いと入院生活。2度にわたる骨折(骨盤と肘)の手術と、2ヶ月の入院生活の間に芽生えた友情はかけがえのないものでした。

コロくんは、嬉しいと耳を伏せ目を細めそして口を笑ったようにします。それがまた、たまらなくかわいいんです!! コロくんも、まだ私のことを覚えているでしょうか? また会いたいなぁ。

仕事で現在特に興味のある分野は、『犬のしつけ』と『血液について』です。これからももっと勉強して飼主さんに良いアドバイスのできる頼れるナースを目指し頑張ります!!  

                          渡邉 智美








スーパー看護師

                  小関 祥子さんからの紹介文

智美さんはスタッフ内で唯一のママさん動物看護師です。しかも“ママさん”になったのはつい半年ほど前!!早くも仕事に復帰されて、産休前と変わらぬ勤務振りなのにも感心しますが、さらに“ママさん”と“奥さん”まで立派にこなしていらっしゃるみたい。

忙しい朝でも、旦那さんとご自分のお弁当、ほとんど毎日欠かすことはありません。専業主婦でもなければ“愛妻弁当くらい作って当たり前”だなんてどうして言えましょう?

究極のモノグサな私にしてみたら、もう、さすが!の一言。しかも、“自分のは、旦那様のお残りなんだけどね”なんて笑顔でサラッと言ってしまうあたり、またまた、さすが!!

そんな戦争のような朝を過ごしてくる智美さんは、院長の好意もあり私達より30分遅れで出勤してきます。

そして、出勤するや否やスタッフは勿論のこと、入院やホテル預かりの動物達や、病院で飼っている猫やウサギに至るまで全員一人一人(一頭一頭?)に大きな声で元気良く“おはよう”と挨拶して見回りをしています。

その笑顔とすがすがしい挨拶は“今日も1日頑張るぞ!”という元気とパワーを皆に振りまいているようです。勿論私も毎日元気をもらっている一人。まさに、病院内きってのムードメーカーなのです。

智美さんは明るくて仕事に対してとってもマメです。カルテへの記載も事細かだし、その日の勤務で自分の印象に残ったことは、すかさず自分の個人的な記録に残しているようなのです。

それは、大きな出来事・・・・、例えば動物の病気のこと、手術のことだったりというのは勿論、些細な出来事・・・・、例えばお天気のことや院内の設備のこと、飼い主さんとの何気ない会話の中のひとコマだったりと様々です。その内容を聞いてみると、決して一つの枠にとらわれず広い視野で物事を見る力を持ち、しかも、感受性がとても豊かだからこそ気付くことだなあと、つくづく感心してしまいます。


また、智美さんはとても向上心の強い人!分からないことや知らなかった新しい知識について、曖昧になる前に、すかさず先生に確認したり自分で調べたり・・・・。もうすぐ勤務10年目に突入するという今でも、その強い向上心を変わらず持ち続けています。

スタッフ内で一番長く勤務されている大先輩の智美さんは、私にとって公私共にまさにお手本のような存在。こっそりと、いろんな技や知識を盗んでいる日々です。これからも、ずーーっとずーーっと、その元気と笑顔のパワーを分けてくださいね(^^ゞ。









努力の天才

              大槻 晃子さんからの紹介文

スタッフ全員から慕われて、厚い信頼も受けている“智美さん”の紹介です。

智美さんについてをあえて一言で言うと、他の人には真似のできない努力家です。開院当初からの勤務ですが、ほとんど休んだこともなく、心底この仕事が好きなことがひしひしと伝わってきます。

東京で開かれる勉強会などにも自主的に出席(休み返上です)し、動物看護師の認定試験では満点で合格。その優秀さを認められ1999年度の東京フォーラム(各地から獣医師・看護師が集まる、獣医療関係者最大のイベント)では、今までの勉強の成果を発表するという大役を見事にこなしました。とってもかっこ良かったですよ!!


いつでも全力投球の智美さんは、患者さんと飼い主さんに対する思い入れもとても強く、動物の顔を見ただけですぐに、前の来院のときの状況を思い出すらしいです。カルテなんか見なくてもいいみたい。「○○さん、○○ちゃんの具合はどうですか?」

数年前に一度だけいらした、そういう方などもしっかり覚えていたりするんですよ〜。すごいですよね。

現在は家庭を持った一児のママです。忙しいにもかかわらず、朝は一通りの家事をし、旦那さんのお弁当と、夕食の用意までしてから出勤してくるそうです。

智美さん曰く、「仕事が好きだから・・・・。」

でも、ただ“好き”だけじゃ、ここまで出来ないと思う。並の人じゃ出来ないなあ。

妊娠中も出産ギリギリまで、大きなお腹で「こんにちは〜〜!」と元気一杯働いていましたね。

出産・育児だけでも大変なのに、家事と仕事を完璧に両立しているなんて、本当に恐れ入ります。旦那さんの理解も手助けしているのかな・・・・!?

とにかく、バイタリティーあふれる看護師ママさんです。