Zwihander

Zwihander - ツヴァイハンダー
全長:200cm〜280cm
重量:2000g〜4500g
生産地:ドイツ

 人間の身長を遥かに超える超巨大な大剣。
 剣とは思えない破壊力と、槍をもしのぐ長さを備えた超弩級の武器である。
 中世の戦場では、まず飛び道具による牽制が行われ、次に槍兵が敵陣めがけて突撃を行う。
 防御側も同様に槍兵で密集陣形を組んで敵の突撃に備えるわけだが、Zwihanderは、その防御側の槍兵を薙ぎ払う為に作られた武器である。
 長さと重量を活かして渾身の一撃を振るい、槍ごと敵を叩き斬る。Zwihanderを装備した歩兵は槍兵を切り崩しながら進み、敵の陣形を乱すのだ。
 そうして出来た穴に向かって騎兵が突入し、戦場は乱戦へと発展するのである。
 その長さ故に密着状態の乱戦になってしまうと使えなくなるが、こと一対一の戦いにおいては無敵とも言えるほどの強さを誇っていた。 
 刀身があまりにも長いため、この剣には鞘が存在しない。 そこで移動時には背中にヒモで結わえ付けて持ち運ぶ。しかし余りにも重く、かさばる為、持ち運ぶだけでも一苦労だったという。