Goronyudo masamune
Goronyudo masamune - 五郎入道正宗
全長:105cm
重量:1200g
刀身:71cm
刃紋:沸出来の直刃

 数あるゲームや小説に登場する名刀「正宗」のモデルになっているであろう日本刀。
 鎌倉時代の伝説的な刀匠「五郎入道正宗」の手によって作られたという刀を祖とする幻の日本刀である。
 五郎入道正宗は鎌倉時代末期、14世紀前半に鎌倉で作刀したとみられ、室町時代の刀剣書『観智院本銘尽=かんちいんぼんめいづくし』、『往昔抄=おうせきしょう』にその名がみえる。
 しかし彼が手掛けた刀は非常に稀少で、現存しているかすら怪しいという。今日の日本刀で正宗の名を冠している作品は、正宗の技法を模して作られたレプリカがほとんどなのである。
 もし彼が手掛けたとされる太刀、打刀、脇差が発見されたら、宝剣中の宝剣として重要文化財に指定されるであろう。
 ちなみに…徳川家に仇をなす妖刀「村正」の作者である、初代村正は正宗の弟子であるという。
 殺戮のための刀を作り出した村正は正宗によって破門されてしまう。それ故か、正宗は「正の剣」、村正は「負の剣」として描かれる事が多い。