Bayonet |
全長:34cm 重量:440g 生産地:(左図のKar98K用の物は)ドイツ Bayonetはライフルやマシンガンの先端に着剣して使用する「銃剣」である。南北戦争時代から今日に至るまで銃と共に発展してきた。 歩兵が携帯できる装備が単発式の銃しか無かった時代の戦場。弾を撃ち尽くした後に白兵戦が行われる訳だが、その際に棒きれと化した銃の先端にBayonetを装着する事で銃を槍に変えて戦うことが出来た。 しかし火器の発達と共に徐々に廃れていき、第二次大戦の後期には白兵戦はほとんど行われなくなったため、銃剣を用いた突撃は行われなくなった。 ただBayonet自体は兵士の必需品として必ず支給された。携帯性に富んでいるので日常の様々な雑事に利用できるからだ。 今日の軍隊ではさすがに着剣こそしないものの、Bayonetのような短剣は必ず携帯されている。 余談だが日本には「銃剣道」という銃剣を使用した武術が存在している。大戦中に生まれた武術らしいが、戦時中、この無謀な銃剣突撃のせいでどれだけの日本兵が散っていった事か……。 |