Urika magnum
ベレッタ AL391ウリカ マグナム仕様
ハーフライフリングバレル、ハリスバイポッドBR、スプリングフィールド4-14×56ジェネレーションスコープ、多弾装マガジン装備

 Bohemianの愛銃をマグナム弾仕様にカスタマイズした物。……但し多弾装マガジンは銃刀法の禁止事項に抵触するので装着できないのだが。
 ショットガンで精密射撃を行う場合は「一発弾」と呼ばれる専用弾を使用する。通常の散弾ではなく、巨大な鉛弾を撃ち出し目標を射抜く訳だ。
 しかし普通のショットガンは弾丸に回転力を与える為の機構「ライフリング(弾丸に回転を与え、より正確に直進させる為の機構。いわゆるジャイロ効果を生み出し、弾道を安定させる)」を持っていない為、精密射撃には向いていない。そこで銃身にライフリングを施した専用銃身「ハーフライフリングバレル」を装着し、命中精度を高めている。
 このように半ライフル化されたショットガンは、遠距離ではさすがにライフルには劣るものの、100m〜300m程度の距離であればほとんどライフルと変わらない命中精度を持つ事になる。銃身と弾薬を交換するだけで精密射撃から狩猟まで楽しめるとあって、近年は愛銃を半ライフル化する者も多い。

 ところで……銃によって破壊力が異なると思っているアナタ。それはちょっと違うのです。
 銃というのは弾薬を発火させて弾丸を撃ち出す為の道具であり、破壊力を増す為の装置ではないのです。従って「ベレッタM9」も「グロック17」も破壊力は全く同じなのです。(多少、初速が違うくらい)なぜなら、両者とも同じ「9mm弾」を使用しているから。同じ弾を使用している以上、威力も同じです。人間の身長程もあるデカい銃を使っても弾が拳銃用の9mm弾なら、その銃は拳銃と同じ威力しかありません。
 では高威力の銃(弾薬)は何かと言うと「1:口径がデカい」「2:火薬が高品質である」「3:弾頭の形状が用途に適している」「4:弾頭に硬い(柔らかい)素材を用いている」大体、この4種で威力が決定します。もっと簡単に言うと「弾がデカければデカい程、威力も強い」って事ですな。
 ちなみに人間が立って使えるものは13mm弾で限界だそうです。50キャリバー、12.8mmという重機関銃用の弾がありますが、あれを立って撃つのは現役兵士でも至難のわざとか。独特の反動吸収装置を装着した銃でも使用しない限り、ひっくり返るそうです。(……知識が無いくせにガンアクションを描写してる小説っちゅーのもありますが、もちっと調べてから書けと言いたいですな)