Spas - 12
スパス12 コンバットショットガン

 Franchi SPAS-12(スパス12)コンバット・ショットガンは、イタリアが対人戦闘専用に開発した軍用ショットガンである。開発コンセプトは至ってシンプルで 「安価・頑丈・対人専用である」という3点であり、その明快さ故に軍用ショットガンとして名を上げる事ができた。
 この銃の最大の特徴は、一発毎に手動で排 莢を行うポンプアクションと、ガス圧で自動で装弾を繰り返すセミオートの2種類を射手が選べることである。前者は単発、後者は連発であり、対人戦闘におい て両者を使い分ける事ができる。弾倉は7発用と8発用が用意されており、ショットガンとしては装弾数が多いのも特徴の一つだ。弾薬は基本的な12番ゲージ を用いるが、マグナム弾には対応していない為、やや汎用性に欠けるのが弱点だ。
 余談だが、ショットガン用の特殊弾頭に「ドラゴンブレス弾」という弾種が存 在する。この弾は、銃口から大量の火花を爆発炎のように噴出す弾の事で、燃焼弾とも言われる。弾そのものの破壊力は無いものの、高圧の火炎を爆発のように 撒き散らす事で火災を発生させる事が可能であり「ぼくのかんがえたさいきょうのショットガン」を体現するかのようなロマンウェポンとしてマニアが所持して いる事で有名だ