Ninja's Shuriken, Kunai, and Koduka
Ninja's Shuriken, Kunai, and Koduka
手裏剣・苦無・小柄
手裏剣:縦横8cm、100g
苦無:全長14cm、220g
小柄:全長13cm、190g

 戦国時代のスパイこと忍者が使用していたとされる投擲武器が手裏剣である。スパイである忍者はその性質上、正面からの交戦は避け、まず生きて逃げ延びる事を最優先事項としたという。その為、敵を怯ませてその隙に逃亡を図る為の武器を数多く携帯していた。手裏剣はそれら武器の中で最も有名な武器の一種である。

 手裏剣:様々な形状が存在するが、基本的には3〜8本の刃を持つ旋盤で、忍者の手によって独特の投法で敵に投げ付けられる。敵の手や喉目掛けて投げ付け、敵の行動を阻害する事を目的としている。あくまで牽制用なので殺傷能力は二の次だが、毒をまぶしたり爆薬と共に投げ付けたりして、殺傷力の向上が図られたようだ。

 苦無:両刃の鋭い短剣が苦無である。投げて使う他にも格闘戦で使われたという。、敵の頚骨を両断したり肋骨の隙間から心臓を狙って一撃で相手を仕留めるといった、暗殺に多用されたようだ。敵に無用の苦しみを与えない事から「苦無」という名前が付いたそうである。

 小柄:別名、棒手裏剣。いわゆる小型のナイフで、刀の鍔元や手首に装着し、有事の際に投げ付ける。日常の雑用にも使える事から、忍者のみならず侍も脇差や大刀と共に携帯していた。柄と刃が分離できる仕組みになっており、極めて携帯性が高く全身に忍ばせる事が出来る。