M1911A1 Aria Custom

緋弾のアリア コルトガバメントM1911A1

 ライトノベルorアニメ「緋弾のアリア」に登場する拳銃。「アリアが愛用している銃はアメリカ、コルト社で開発された大型拳銃コルト・ガバメントを元に作られたカスタムガンである。コルト・ガバメントは1985年 にベレッタM92Fが採用されるまで、長らく米軍正式拳銃の座を守り続けた名銃。使用弾薬は.45ACP弾で、ベレッタの9mmパラベラム弾よりも破壊力 は高い。しかし装弾数は7+1とベレッタやワルサーP99と比べてかなり少なめ。アリアは黒と銀の2丁を使用しており、グリップには母親の顔を掘ったカメオを埋め込んでいる。また、トリガーを引く角度によってセミオート・3点バースト・フルオート射撃を使い分けられるような改造も為されている」以上、公式サイトより抜粋。(私は原作知りません…)銃の説明は公式を参照してもらうとして、ここでは拳銃の用途について解説してみる。全ての銃には「交戦距離」と「有効射程」が設定されており、その枠の中での使用が求められる。例えば拳銃の交戦距離(目標に命中弾を浴びせられる可能性がある距離)は30mで、有効射程(目標を高い可能性で殺傷できる距離)は10mとされている。つまり、拳銃は「目標までの距離が30m以下ならば拳銃に切り替え、10m以下なら殺傷できる」という武器なのである。「30mって短くない?」と思うかもしれないが、30m先にある身長180cmの目標を肉眼で捉えた際の大きさは目測で10cmほどだ。相手が静止しているならともかく、移動し、こちらを銃撃しようとする相手を正確に狙い打つには、射手に充分な技量と精神力が要求される。例えばアメリカの警察学校では、交戦距離30m(約30ヤード)を前提とした射撃訓練で射撃の技術を習得するプログラムが組まれている。また、拳銃は基本的に単発で、相手を目視出来る距離で発砲する武器だ。つまり精神を集中して引き金を引き、撃った相手の体が吹き飛び、肉片と血煙が舞う様をまざまざと見る事になる。この為、射手は極めて強いショックを受けるので、相手を過剰に殺傷したり、弾が尽きても気づかないという、訓練ではあり得ない状況下に陥る事になる。この為、拳銃を扱うには肉体的な技術の習得と同時に、強いメンタル面の強化も求められるのだ。心技の研鑽無くして扱えないのが拳銃という武器なのである。