AK-47 Kalashnikov
AK47 Karashnikov

 AK47カラシニコフ・アサルトライフルは、20世紀最高の傑作銃と言われる旧共産圏の突撃小銃である。
 1947年に旧ロシア赤軍で制式化された後、大量 の量産品が共産圏にバラ撒かれ、アメリカを始めとする西側諸国に多大な影響を与えた。冷戦下の朝鮮戦争やベトナム戦争では共産圏陣営の主力小銃として前線 の共産軍兵士達やゲリラに愛用されると共に、西側の兵士達にとっては悪鬼の如く恐れられた。
 冷戦が終わると、旧ソ連から大量のコピー品やスペアパーツが世 界中に流れ出し、特にアフリカの紛争地域や、中東アルカイダ等の反政府勢力の間で広く流通する事になった。またAK47は時代と共に多数の改良が施され、 発展型であるAK74やAK109、PKMライトマシンガン、SVDドラグノフ狙撃銃など、様々なバリエーションを生み出した。
 AK-47は破壊力、耐久 性、量産性などなど、あらゆる点で同時代のいかなる銃よりも優れた結果を残しており、その優秀さはとても一言で語れないほどである。現代に繋がる銃器の歴 史の中で、大変貴重な役割を演じた銃なので、興味のある方は是非ともお調べ頂きたい。
 尚、図のAK47は1950年代に旧ソ連軍で用いられた、一般的な量 産型を参考にした。AK47は世界中で60年以上に渡って生産されている為、文字通り星の数ほどもバリエーションがあり、物によっては図の型と細部が異な るので、ご注意を。その辺の「1952年スモレンスク工場産・第一狙撃師団装備型」などのバリエーションを吟味して楽しむのが、正しい「AKマニア」らし い。