Javelin

Javelin - ジャベリン
全長:70cm〜100cm
重量:1000g〜1500g
生産地:欧州〜中近東

 Javelinは古代ローマ帝国が栄えた紀元前から存在している歴史の古い武器だ。
 投げて相手を射止める「投擲武器」に属する物で、弓術が未発達であった古代〜暗黒時代後期まで大いに活躍した。

 前述の通りJavelinは投げて使用するタイプの武器である。1.5kg近くもある槍に落下速度が加算され恐るべき破壊力が生まれる。そのためいかに装備を固めようともJavelinから身を守るのは困難なことであったという。
 また接近戦においては短くて取り回しの良い槍としても使われた。特に戦車や騎兵などの機動力を持った兵科と相性が良く、古代の戦車や騎兵は必ずと言って良いほどJavelinを携帯している。

 長い間、戦場で使われ続けたJavelinではあったが、強力な弓の登場により次第に廃れていき10世紀頃には完全に姿を消してしまったが、その後、槍投げと言うスポーツとして生まれ変わることになる。