Viking sword

Viking sword - バイキングソード
全長:80cm〜90cm
重量:1200g〜2000g
生産地:北欧を祖とし、西欧各地で生産される

 Viking swordは北欧のスカンジナビア人を始めとする「バイキング」達の間で使われた剣である。
 肉厚で非常に重い片手用の剣で、暗黒時代から中世にかけて欧州を荒らし回ったバイキング達が好んで使った。

 バイキング(正確にはヴィーキングと発音する)とは北欧のスカンジナビア半島に暮らしていた民族の、古北欧語版である。
 現在のノルウェー人の祖先にあたるバイキングは類稀なる航海技術と戦闘能力を備えた民族で、北欧や西欧の沿岸を荒らしまわりながら欧州の各地に勢力を広げた。
 侵略した国々で手に入れた宝物、奴隷、そして鉄鋼技術を元に、一振りの刀剣が生み出された。それがこのViking swordである。

 10世紀以前の欧州には鋼を精錬する技術が無かった。
 そこで鉄を幾重にも重ねて打ち伸ばして強度を上げて、剣や鎧を作るのである。
 こうやって作られたViking swordは後世の刀剣と比べると遥かに強度は劣るのだが、重量だけは凄まじかった。Viking swordは、この重量を活かした攻撃を得意とする刀剣である。
 屈強なバイキング達は重たく分厚い剣を使って欧州の歴史を切り開いたのだ。