Temple knight
Temple knight - テンプルナイト
聖騎士団の剣

 Temple knight は十字軍遠征の際、聖地を防衛するために創立された「聖騎士団」が使用していた(とされる、この時代の一般的な形状の)剣である。
 「あらゆるキリストの敵と戦う神のしもべ」たる聖騎士団は、敵側のムスリム達から大いに恐れられる存在となった。
 しかし彼等の活躍をねたんだ同朋のキリスト教徒達は聖騎士団への支援を止め、彼等を敵の只中に孤立させた。
 聖騎士団はキリスト教最後の砦となったアッコンの地で援軍を待ちながら戦い続けたが、健闘空しく全滅した。
 騎士団本隊の全滅後、聖騎士団が残した富を巡り、他の騎士団や教会が対立。わずかに生き残った団員達を捕らえて激しい拷問にかけ、異端の罪を着せ富を没収した。
 宗教と欲望の犠牲になった聖騎士達が聖人として奉られるのは、彼等の死後、数百年後の事である。

 ゲームや小説によく登場する「聖騎士-パラディン」とは別物。ここでいう聖騎士団とは、十字軍に端を発する実在の騎士団のことで、聖騎士と呼ばれるものの元祖。
 「テンプル騎士団」「ホスピタル騎士団」「聖ヨハネ騎士団」「チュートン騎士団」などが聖騎士と呼ばれる。