Lombardia |
ドイツ騎士修道会の剣 全長:重量ともに不明 イタリア・ロンバルディア地方に現存 ドイツ騎士修道会ことドイツ騎士団が生み出した剣Katzbalger。この剣は1520年にドイツ騎士修道会が滅亡した後も少数が生産され、ドイツ騎士修道会に所属していた騎士達、そしてその子供達へと伝えられていった。 この亡国の剣を手にした者達の多くは辛い人生を送る事になるのだが(ドイツ騎士修道会を滅ぼしたポーランドは容赦無い弾圧を現地人に加えた)一部の者は故郷を離れ、新たな地で名誉を得ることに成功した。 このLombardiaはイタリア・ロンバルディア地方に渡った騎士が子孫に託した剣だ。柄や鍔は細剣用の物に変えられているが、刀身は紛れも無くKatzbalgerである。 この剣は現存しており、500年の時を経た今でも色褪せることなくドイツ騎士修道会の存在をこの世に伝えている。 剣を子々孫々に伝えていくのは世界中で見られる行為だ。多くの場合、剣は家や血筋のステータスシンボルであったり家宝であったりする事が多いので、単なる財産という枠を超えて大切に受け継がれていくのだろう。 |