Assassin's Creed: アサシン・ブレード
 アクションゲーム”Assassin’s Creed”で主人公達、アサシン教団の暗殺者が使用する仕込刀こと、アサシン・ブレード。普段は左手の篭手の内側に格納されており、外側からは短剣が見 えない。ゲーム中ではこのアサシン・ブレードの特性を利用して、秘密裏に暗殺を行う事になる。
 図は1の主人公である「アルタイル」が使用した、12世紀、 第三次十字軍遠征時の物。篭手の内側に3段階に収縮する刃が格納されており、小指に引っ掛けたリングを引く事で、バネ仕掛けで刃が飛び出る仕組みになっている。アサシン達はこのアサシン・ブレードを素早く扱う為に左手の薬指を切り落としている、という設定。ちなみに左手の薬指は結婚指輪を嵌める事でも分かるように、約束を象徴している。アサシン達はこの薬指を切り落として教団に捧げる事で、教団に対して絶対的な忠誠を誓っているという暗示なのだろう。
 1の エンディング後、とある理由により人外の力を得てしまったアルタイルの手により改良が施され、12世紀当時には存在する筈の無いオーパーツになってしま う。しかし、その力を恐れたアルタイル自身の手によってアサシン・ブレードの改良版は封印され、その知識の断片が写本という形で世界に散逸する事になった。
 続編である2では、その写本がイタリアに持ち込まれ、最終的にアルタイルの子孫である「エツィオ」の元に流れ着くというお話。2ではエツィオの協力者 であるレオナルド・ダ・ヴィンチの手によって魔改造が施され、ピストルやら毒を搭載したスーパー・アサシン・ブレードに仕上がった。
 そしてアサシン・ブ レードは2012年現代、アルタイルの遠い子孫であり、最後のアサシンである「デズモンド」の手に渡る事になる。果たしてデズモンドは、古の昔から続くア サシンの戦いに終止符を打つ事が出来るだろうか?結末は、3部作の終章となるAssassin’s Creed 3にて描かれる……ハズである。