High quality Katzbalger
Katzbalger - カッツバルゲル
騎士剣
長剣全長:92cm
短剣全長:49cm
長剣重量:1300g
短剣重量:800g



 西暦1192年から1520年にかけて、ドイツ・プロイセン地方に存在していた「ドイツ騎士修道会」。
 一代限りの名も無き小国が勃興し、戦乱と疫病が容赦なく人の命を奪う世にありながら、彼等は300年もの間、ドイツの地に在り続けた。
 だが歴史の波に翻弄され、遂に消滅を迎えるに至った彼等は、自分達の存在を後の世に伝えるべく、一振りの剣を遺した。
 それが亡国の剣、カッツバルゲルである。



 ウチで作った武器の中でも、特にカッツバルゲルは人気がありますね。やはり、この特異な歴史背景のせいでしょうか。しかし1500年頃にはこんな幅広の剣は時代遅れになっていたので、実戦ではあまり使われなかったんですけどね。この剣は騎士のステータスシンボルみたいなもので、お飾りです。
 ちなみに、カッツバルゲルとはドイツ語で「蛮刀」の事です。重量を活かして馬上でブンブンと振り回して使ったり、相手の鎧の上から棍棒代わりにしてブン殴ったりします。しかし重い刀剣の常として、やっぱり銃に負けてしまい廃れちゃうんですね。
 後にブロードソードして生まれ変わりますが、その頃にはもうドイツ騎士修道会は滅亡してるんで、誰もカッツバルゲルなんて名前を知らなかったりします。諸行無常ですな。