あのゲームとBlueWingsシリーズに関わる事


・はじめに

このページは実質の裏ページです。

本ページに関する事について、もりけむ氏へ問い合わせる事は控えましょう。

OHPのBBSでもこの内容に関わる事も書き込まないで下さい。

理由は最後まで読めば分かるはず。

それが理解・厳守出来る人は、このままページを下へスクロールして下さい。

Earl3は大真面目にこのページを作っており、作成理由としては「こんなネタもあった」と言う紹介をしたいだけなので……

































































































































































































この先、I.U.T.Oシークレットデータベース。








































































































































































































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1.そのタイトルの名は

1996年、プレイステーションであるシューティングゲームが出た。

その作品の名は「エア・グレイヴ」。

対空・対地攻撃と分かれ、4種の機体から1機を選び、戦っていく内容だ。

サントスと言うメーカーが発売したゲームなのだが、このゲームにはBlueWingsシリーズと奇妙な類似点が見られる。

それをこれから追って行きたいと思う。


2.デジャヴ

それでは、早速タイトル画面を見て頂きたい。



……お分かりいただけてたであろうか?
タイトルロゴは、これまでのBLUE&WHITE作品のタイトルフォントとよく似ている。

まぁ、ここだけに限って言うなら『ただ似てるだけ』と思うかもしれない。
では、次に自機選択画面を見てみよう。



……どこかで見た形式番号と機体名である
と言うよりも……



エイリスである。

更に……



ガンマまでいる。

因みに、ブルーセイバーズに出ていたのはガンマ2。
それを考えると、この機体は2の兄弟機とも言えるのであろうか?
形式番号のSASとはおそらく、一連のシリーズに出たサファイアル・エアロスペース社の事だろう。
…まぁ、世界観は全く繋がりは無いようだが。
残りの2機は本作オリジナルなので省略とする。

だが、機体だけならただの偶然。
そう思うかもしれないのだが……決定的なのはこれだ。



ステージ1のブリーフィングだが…
MUCOCである
MUCOCとは、言うまでもなくブルーナイツに出た敵組織の名前。
よもやこの世界にも存在していたとは……



因みに、
プレイヤーが所属する母艦はフィンベル
偶然にしては重なり過ぎだ。



なんたる事か、ガルストームまでいる。
ガルストームとは、ブルーナイツ1面ボスの事である。
最早、ここまで来ると偶然とは言い切れなくなってきた。



トドメはこれ、ブルーナイツ。
プレイヤーが所属している部隊名だが…もうここまで来ると明らかにアレである。
つまり、このゲームはブルーナイツの世界観を流用?していると言う結論が出る訳だ。

3.ステージ紹介・前半戦

1面・敵前線基地攻撃



ボスは前述の通り、ガルストーム。
少しだけOOHのボスと形状が似ているような気もする。

2面・敵湾岸施設襲撃



ステージ構成を見て、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
そう、ブルーナイツ2面も敵の湾岸施設を攻めるステージなのだ



ボスはフルテュース。
やはり、ブルーナイツ2面ボスの名前と一緒である。
違う点は、このゲームでは戦艦のような風貌をしているくらいか。

3面・都市夜間強襲戦



ボスはブルグランである。
これまた、ブルーナイツに出ていたボスの一つだ。



違う点は都市へ夜襲をかける事くらいだろう。
ブルーナイツではステージ3−A、夕暮れの街が舞台であった。



中ボス。
形状がブルーセイバーズOOHのステージ3−Aボス・ベーリックと全く同じだ。



そしてボスのブルグラン。
微妙に変形するのが新しい。

4面・敵爆撃機迎撃作戦



ワイゼル。
この艦の名も、やはりブルーナイツに出ていた。



ステージ内容はブルーナイツのステージ3−Bと似たような物。
要は敵爆撃機を撃墜する事なのだが、敵の勢力圏と言う事もあり、地上からのレーザー攻撃も同時に受ける事となる点が違うと言った感じ。



ボスは超音速戦略爆撃機・ハーディー。
しかも、ブルーナイツの時とは違い2機で構成されている。



しかし、この形状をよく見るとOOHの1面中ボスと酷似している。
4.ステージ紹介・後半戦

5面・敵ジャミング施設破壊作戦



レーダージャミングを受けている事を知り、その元を断つのがこのステージ。
ブルーナイツのステージ4−Bと同じだ。



滝を眼下に戦いを繰り広げる辺りもブルーナイツを思い出させる。



ボスはグラスニール。
名前こそ同じだが、オリジナル版と違う点は……



なんと多脚型兵器である。
機動性に問題がありそうな気もするが……

6面・敵空中要塞進撃阻止



西部方面隊母艦シーレイスが敵空中要塞の攻撃を受けているため、援護へ。
ブルーナイツのステージ4−Aに相当するステージだ。
因みに、シーレイスの受け持つ部隊名は「グリーンウィザーズ」。
最早、語るまい……



形状はZガンダムのアーガマ風味。
しかし、この形状をよく見ると…OOHで出たバルバレアのステージ背景と殆ど同じなのである。



中ボスもやはり出てくる。
ブルーナイツほどカタくないのが救いか。



ボスはグランドル。
ブルーナイツでは分離攻撃に苦しめられたこのボスも……



やはり分離攻撃をしてきた。
そこまで再現しなくても…とは思うのだが。

7面・敵空中要塞破壊



外から被害を与えたものの、要塞の主力兵器は健在。
このままでは味方の本部が破壊されてしまうので、内部から進入し空中要塞を破壊する事に。
ブルーナイツのステージ5−Aと同じ展開だ。



内部へ侵入し、ジェネレーターを破壊!
このまま脱出しようとしたところへ……



やはり現れたのは、このボス。ギガ・レーヴル!!
ブルーナイツのステージ5−Aボスそのままである。



ごんぶとのハイパーレーザーは健在。
更には……



ブルーナイツの時とは異なるリフレクトレーザーまで!!
オリジナル版であるブルーナイツと攻撃がここまで酷似していると、逆にやりづらいかもしれない。

最終面・敵総司令部強襲

敵の主力をほぼ喪失したMUCOC。
残すは敵総司令部である地下要塞を残すのみ。
だが、先の戦闘で戦力の大半を失ってしまった統合軍。
戦力を立て直そうしたフィンベルだったが、プレイヤーが単身、敵要塞へと向かっていった……。



因みに、ステージBGMは1面で流れたフレーズも盛り込まれている。
この辺もブルーナイツと同じ手法が使われていると言える。



そして、最深部に待ち受けていたのは…最後の敵、ガーリアー。
このゲームオリジナルのボスだ。



なんとこいつは変形する!試作型可変機動兵器と言う事らしい。
こいつを撃破すれば、エンディングなのだが……


5.衝撃の事実

そんな訳でエンディング。
何故、ここまでブルーナイツのステージやボスなどが流用?されていたのか…その理由が明らかとなる!!



衝撃の事実、それはディレクターとプランナーが…もりけむ氏だった事。
世界観を流用?した理由が、なんとなく分かったかもしれない。



因みにサウンドは外注。
曲タイトルもブルーナイツで使われた物がいくつか見受けられるが…曲自体はオリジナル版とは別物である。

ただし、本作品のBGMはどれも良曲揃いであると付け加えておくが。


6.最後に

何故、もりけむ氏はブルーナイツの世界観をこのゲームに持ち込んだのか?
おそらく、筆者が思うに…X68000時代では出来なかった事をやりたかったのではないだろうか。

当時は1996年。
次世代機と呼ばれたプレイステーションが出て、まだ時間もそれほど経過してない頃だ。
X68000では実現出来なかった物が、プレイステーション上でなら実現出来るはず。
…きっとそんな理由があって、世界観を流用したのだろう。
世界観的に考えれば、組織名や機体などが同じパラレルワールドのような感じと思えば自然かもしれない。

残念ながら、エア・グレイヴと言うゲームの出来は今ひとつと言った物であった。
作り込みは足りないと言わざるを得ないし、ゲームバランスももう少しどうにかなったのではないだろうか。
特にエイミングファイアのシステムが使いにくいのは致命的であろう。
噂では、もりけむ氏が『この作品では、作りたいように作れなかった』とも語っていたらしい。

しかし、悪いところばかりではないのもこのゲーム。
置鮎龍太郎や井上喜久子、桑島法子などと言った豪華声優陣の起用。
ブルーナイツとは違ったステージ演出、シューティングらしさを思わせる良曲の数々……。
練り込めば、良作になっていただけあって惜しいと言うのが筆者の評価である。

もりけむ氏からすれば、このゲームと前作(でもディレクターを務めた)シュタールフェーダーは黒歴史物だろう。
しかし、この経験が後の作品製作に生かされていると言ってもいいはずだ。
失敗から学ぶ事もある、とはよく言ったものか。
この作品は無駄ではなかった、そう思いたい。

ただ、
やはり過去を掘り起こされたくないのもあると思うので、BBSなどでこの話をするのはご法度。
……と言う事で〆るとしよう。



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