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{泣き顔の真相} |
今日も暑かったぁ
風呂からあがりビールを飲んでいた 同じく風呂上がりのユウはフルーツ牛乳を飲んでいる もちろん姿勢は二人ともパンツ一丁で仁王立ち 腰に手をあてている 続いてエルザが上がってきた エルザはこんな事せず、ちゃんとパジャマ(ネグリジェとでも言うのだろうか)を着てでてくる で 最後がバレッタ こいつが厄介だ なにせ こいつまでパンツしかはいてこない (お前は田舎のばーさんか) お前はちゃんと着てこい! 「いいじゃん。ユウちゃんだって同じようなもんじゃない、ねー?」 バレッタが言う ユウを味方にしようたってだめだからな 隊長が見たら泣くぞ 「・・・・・・・・・っ」 「・・・・・・」 バレッタは泣き出してしまった 「あー、兄ぃがバレッタ泣かしたぁ」 あ 悪かった 言いすぎた な ごめん バレッタ しかし バレッタは首を横に振る 俺はバレッタに抱きつかれた 明らかにいつもと違うバレッタを振り払う事も出来ずにしばらくそのままにいた 泣き声まじりでぽつりぽつりとバレッタは話をした こいつは寂しかったのだ 肉親同様の仲間をたくさん失ったのだから無理はない いつもはそんな所を見せまいと無理に振る舞っていたんだろう そんなバレッタがいじらしく思えた なぁ 明日、隊長の墓標を立てに行こうか? 「・・・・・うん」 次の日 俺達はまたあの街へ向かってジープを走らせた そして 俺が隊長をひいた場所まで来た 俺は持ってきた木材で墓標を作った そして地面に刺した 「チャーリーチーム 隊長 グラント ここに眠る」 バレッタがなにかを墓標につけている バレッタ なんだそれ? 「隊長のバッジ、昔もらったんだ」
おいおい
そんな大事なもの置いていっていいのかよ? 「うん、だって他にもいっぱいあるから。一つくらいは天国へ送ってあげなきゃ」 そっか バレッタは墓標に向かってしばらく敬礼をしていた 俺達は車で待っていた バレッタが車に戻る時しきりに涙を拭いているのをバックミラーで見たが、あえて口には出さなかった 「おまたせぇ」 バレッタが車に乗った さぁ じゃ 帰るか 「あたしお腹空いたぁ」 「兄ぃ、私も」 「あ、あの、私も・・」 三人揃って腹ぺこか よーし じゃぁ、なんかうまいもん食って帰ろう 「さんせー!」 三人の明るい声が車内に響いた 隊長 あなたの大事な子は俺が預かりました 安心してください その夜 バレッターー! だからパンツ一丁で風呂場から出てくるなって言ったろ!!! 「いいじゃんねー?ユウちゃん」 「あ、あたしもビールちょうだーい」 冷蔵庫からビールと取り出すバレッタ き・け・よ・人・の・は・な・し・をー 俺はバレッタと鬼ごっこになった 「ビール一本でそんなに怒らないでよー」 ビールの事で怒ってるじゃぁねー! この状況をエルザとユウはあきれ顔で見てる あきれ顔のエルザが言う 「ユウちゃん、寝よっか?」 「うん」 「じゃ、お兄様、お先に失礼します」 「兄ぃ、おやすみぃ」 それから俺とバレッタは深夜まで鬼ごっこ状態だった はー 明日は平穏でありますように |
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