居合初心者の刀の選び方。

居合を初めて数ヶ月たつと自分の刀がほしくなってきます。さて、そんなときにどうするのか・・・?

1.まずは先生・先輩に相談しましょう。色々なことを教えてくれます。

2.刀を買うお店を選びましょう。選ぶと言っても選択肢は3つしかありません。(説明は個人的見解で外見的特徴中心)

  ・濃州堂(通称 五十嵐さん)
   私はここで買いました。一般的な傾向としてシンプルな刀を扱っています。
   鍔もたいてい黒一色ですし、目抜きにも派手な色のものは少な目です。
   刀身には亜鉛合金を使っているそうです。オーダーメイドできます。
  ・美濃熊刀剣 
   お値段が全般的に安いです。しかし、各金具や鍔などに金色で模様が入れてあったりします。
   この装飾に関してはやや豪華な感じがしますという人も、ややおもちゃっぽい気もするという人も
   いて賛否両論です。オーダーメイドできます。
  ・その他のお店
   水道橋商会やアメ横の(雰囲気怪しげな?)お店、八光堂などがあります。基本的にできあい品が中心で、扱っている刀の傾向や種類もまちまちです。
   
おすすめは 濃州堂 ホームページはこちらです。以下は濃州堂の情報を中心に扱っていきます。美濃熊刀剣については情報を仕入れ中です。

3.出来合いを買うのかオーダーメイドするのかを決めます。

出来合い 長所
・オーダーメイドより価格が安い。実際に振ってみることができる。それによりバランスの確認、刀の癖、刃音の鳴りがわかる。
・時々高価な部品がついていることがある。(鞘が高価なものであったり、ハバキや目抜きが銀だったり)
短所
・自分の体に合う刀が少ない。
・自分が気に入った刀が少ない。
・鍔、目抜きなどのデザインが気に入らない。
オーダーメイド
  (注文)
長所
・自分の好きな刀が作れる。多少振りづらくても愛着がわくので、振りやすく感じる。
・バランス、刃音、柄の太さなどを自由に決められる。
・特定の場所にお金をかけられる。(装飾や鞘、ハバキなど)
短所
・高い。こだわる分だけどんどん高くなる。
・完成するまで実際に振ることができない。

大きな大会には、大会の一角でお店が開かれるのでそこで、自分に合った気に入ったものがあれば買い、無ければ注文するのがよいでしょう。
出来合いの人は5.に進んでください。真剣の選び方はまだ買ったことがないのでよく知りません。
真剣をお探しの方はもっとよいホームページをお探しください。


以下は模擬刀に関しての記述です。

4.オーダーメイドの仕方
ベース刀身刀の長さそり重さ波紋束の形状・長さ・太さ目抜きつば縁頭そのほかいろいろと決める必要があります。
 まずはパンフレットをみよう。無い人は、五十嵐さん(無料)や先輩(無料?)にもらいましょう。最新版はトラと龍が戦っている表紙です。
最初の3ページは各自、勉強おきましょう。 また、を印刷しながら読んでいくと効果的です。



オーダーメイドのベースには3種類あります。以下に特徴を載せておきます。

初伝 居合刀
   値段 23000円〜  (40000円ぐらいになるでしょう)
   おみやげやさんの刀をちょっと良くした感じ。パーツの指定がほとんどできない。
   いろいろと融通が利かない。バランスが悪い。しかしながら安い。お勧めはできません。
    
中伝 五十嵐刀
    値段47000円〜   (60000円から65000円ぐらいになる。)
    中大居合道部の中で一番普及しています。融通が利くしパーツの交換も自在。
    おすすめの一品です。
     
奥伝 濃州刀・真剣作
    値段 68000円〜  (90000円から110000円程度)
    ほぼ真剣と同じように作ってくれます。しかし、刀身は亜鉛合金のようです。ハバキや縁金などのパーツが金や銀、銅になるという。
    一番の魅力は鞘を刀身にあわせて作ってくれることでしょう。他、さまざまな面で五十嵐刀よりしっかりしている。

お金に余裕があるなら濃州刀にしたいところ。最低でも五十嵐刀にしましょう。
金具の選べかた一覧はこちら



刀身

刀身の材料には鉄・ジュラルミン・亜鉛合金・ダイキャストがあります。

真剣に使われる。
ジュラルミン 軽い。メッキがかけずらい
亜鉛合金 やわらかく、折れにくい
ダイキャスト 硬くて、折れやすい

※鉄製の模擬刀は銃刀法違反になります。よく確認して買いましょう。
※濃州堂さんの刀は特殊合金製でした。くわしくはこちら

刀の長さを決めましょう。パンフレットに表が載っています。表はこちら。普通の体型の人はここの表とおりに買いましょう。
ただし、腕が長めの人は5分くらい長いものを選びましょう。短い人は5分程度短いものを。
私は、173cmであるので、表からすると、2尺4寸から2尺4寸5分でありますが、腕がやや長めなので、2尺4寸8分にしました。
やや長めのものが現代人の体型に合っていそうです。
 なお、日本刀には反りがあるので、同じ長さでも、そりのきつさにより実際に使う感覚が違います。私のはそりがきついので、実際よりも短く感じます。逆に、そりが浅いと長く感じます。

流派により短めの刀を使う流派もあります。気をつけましょう。

反りについて

きつい 抜きつけ、抜き打ちのときにやや抜きやすい。
振りかぶったとき剣先がたれる。
切りおろしはやや下まで切らなくてはいけない。
血振りのときに剣先が上がる。
ものが切りやすい。
緩やか 抜きつけ、抜き打ちがやややりにくい。
やや納刀がやりづらい。

このあたりは好みで分かれますね・・・。流派によっも分かれます。よく先生・先輩と相談しましょう。

つぎは重さを決めましょう。これも表通りですね。力に自身のないひとは30〜80gほど軽くしましょう。私は○○○gです。
ただし、軽くすると強度は落ちます。さらに、五十嵐さんに腕立てしろ!と怒られます。

つぎは8ページにいきまして波紋(種類はこちら)をきめましょう。これは好きなものを選びましょう。パンフレットには4種類しかありませんが、実は何十種類もあります。有名な刀の写しもあったような気がします。お店の人に相談して決めましょう。なお、模擬刀の波紋はメッキです。(クロムメッキかなぁ)

は大きく分けて2種類(種類はこちら)あります。実は五十嵐刀でも真剣作のようにハバキまで樋を彫れるということを聞きました。
しかし強度の都合上やらないとのこと。学生のようにぶんぶん振る人は通常の樋にしましょう。
樋を彫ってもらうときに深めか浅めをきめられます。

深い 刃音が低い。樋の堀直しが不可能。刀身が重くても削りなおせない。
浅い 刃音が高め。樋の堀直しが可能。刀身の削りなおしも可能。

 


(種類はこちら)
必ず手形のコピーを送りましょう。なお、コンビニによっては「お客様手をじかにコピーするのはおやめください」と、いわれます。
当然ですね。手垢や油で汚れるからね。きれいに手を洗ってからやりましょう。

では、9ページにいき柄巻(種類はこちら)を決めましょう。
柄巻の種類ですが、普通(ひねり)でいいでしょう。ほかのにするときはお店の人とよく話し合いましょう。
材質は3つあります。木綿、正絹、合皮があります。木綿は硬く手になじみづらいです。正絹がいいでしょう。長く使っていると手にあってくる。
合皮は高いが手になじみます。なお、時代黒とハイ鉄紺は、正絹の中でも紐が太めなので、柄が太めになります。他はどれでも同じです。
好きな色を選びましょう。

柄の形状

平柄 平べったい小判状の柄のこと。刃筋が立ちやすい。
丸柄 丸みを帯びた柄のこと。手にフィットしやすい。

私は丸柄が好みです。剣道をしていた方、柄が丸いものを使っていた方(テニスのラケットなど)は丸のほうがよいでしょう。

柄の長さ

短い 切りおろしのとき両手の間隔が近い人は短めのほうがよいでしょう。
長い 手の長い人など切りおろし終わったときに、へそと柄がはなれる人は長いほうがいいでしょう。
手の大きな人も長いほうがよいです。

まあ、特にこだわらなくてもいいです。手形のコピーに合わせて作ってくださいがよいです。両手の間隔やへそ前間から離れるのは稽古すれば直りますし。

柄の太さ

細い 指の短い人、手の小さい人は細めがいいでしょう。
太い 指の長い人、手の大きい人は太めがいいでしょう。太いほうが当然ながら少ない力で刀を振れます。

手にあったものを手形のコピーに合わせて作ってくださいがよいです。

目貫の位置
邪魔にならないように、普通にお願いしますでいいと思います。

  種類はこちら
刀のバランスを左右する大きな要因のひとつです。刀のバランスの種類は大きく分けると3つあります。

先重(さきおも) 振っているときの感じが、なんだ先のほうが重たくかんじるものです。刀に対して軽めの鍔だと一般的にこうなる。
普通 名刀になるもの。五十嵐さんの進める鍔を選ぼう。もしくは5-10g重ためのがよい。
手元重心 刀に対して鍔が重いとこうなります。手首に負担がかかるが刀がよく止まる。片手で振るときに振りやすい。

最初は普通がいいでしょう。170cmなら2尺4寸5分くらいの刀であると思うので100から120グラムぐらいの物がよいでしょう。
155cmくらいの方は2尺3寸くらいなので70gから90gぐらいのものがいいでしょう。
お店の人に4つぐらい候補を選んでいただいて、その中から決めるとよいでしょう。私はやや、手元重心が好きなので、トンボ130gを使っています。

ちなみにパンフレットの重さは余り正確ではないようです。最大重量のような気がします。鯉のつばも持っているのですがはかったら120gでした。
つまり、気に入った鍔がおもたくても、もしかしたら軽いのがあるかもって、言うことです。お店の人に聞いてみましょう。

目貫  種類はこちら

出っ張る つる、麒麟、巻龍(にわとり、M-33鯉、虎)
普通 軍配
気にならない 不動明王、3羽鶴、菊水仙、舟、白鶴、独鈷剣、一輪菊、松

       *鳳凰に関しては出っ張る・出っ張らないの両方にカウントされたため削除しました。

出っ張らないほうが握りやすく、柄のもちもよい。不動明王が人気が高いとのことです。

縁頭 種類はこちら

柄の形状におおきな影響をおよぼす。自分の作りたい柄の形状に合わせて選びましょう。また、柄の太め細めに関して、縁頭も大きめ小さめを決めなくてはいけません。さらに実はパンフレットに載っている物以外もあるらしい・・・。

平柄 美濃龍、京透かし、花いかだ、菊唐草、瑞雲
普通 トンボ、牡丹唐草、高波、波、菊、瓢箪、肥後石目、波草
丸柄 梵字、梅、肥後系、土方歳三

握りやすい刀がくるのは、経験則からいうとトンボ、牡丹唐草、高波、波です。ここもお店の人に4つぐらい候補を選んでいただいて、その中から決めるとよいでしょう。



 種類はこちら

規定品についてのみ述べます。

黒ツヤ 汗をかくと鞘引きしづらい。
黒石目 4本目、8本目などで当てるときに、シャーっと音が鳴る。傷が目立たない
茶石目 4本目、8本目などで当てるときに、シャーっと音が鳴る。

黒石目がおすすめです。鞘を作る職人さんは2人いらっしょるようで、丸めの鞘と、平たい鞘の二種類があります。柄の形状に合わせるといいでしょう。



その他
せっかくですから細かいとこにも、気をくばってみてはいかがでしょう?

ハバキ 詳細はこちら
普通は黄銅のもの。銀にすると8000〜円高くなる。

切羽 詳細はこちら
普通は銅。おすすめはステンレス。銀は3000〜5000ぐらい高い。

刀袋 詳細はこちら
   小・中---3500円
   大  ---4000円         中のネーム500円。
銀メッキ
縁頭に銀メッキをしてくれる。私はお金はないが、どうしても縁頭を銀にしたかったのでメッキできますか?と、うかがったところ
やってくださった。メッキしておくと縁頭がさびなくてよい。2000〜6000円かかる。

鮫皮
柄の中の白いざらざらした部分。これを黒色にすることができる。2000円。


5.その他テクニック
五十嵐さんには二人いて

啓司さん ちょっとこわめ。大きな無理が通るときがある。たくさんまけてくれる(2本?)
順也さん やさしい。無理が通りやすい。少々まけてくれる(1本?)

五十嵐さんのブラックリストに載っている人と買いに行くと安くなる。何度も刀身交換しているT.S.くんや
部刀をありえないほど値切ってしまったH.S.くんなど・・・。
要は友好度が大切です。上の表のまけてくれるのも、友好度が高くなってからですし。

縁頭、目貫、ハバキはお任せにすると極まれに、銀製品が無料でついてきます。運と友好度が高ければ高いほど、確率があがります。

胴着や帯、下げ緒などと一緒に買うとまとめて安くしてくれるときがあります。有効度によります。友達と一緒に買うと同じ効果があります。

2本目は安くなる場合があります。


繰り返し書きますが大切なのは友好度です。
団体で、部で、たくさん買っていればそれだけまけてくれたり・・・。先輩と一緒に買いに行くといいでしょう。


以上です。新しい情報が入り次第適宜追加していきます。間違い、情報お持ちでしたら掲示板かに書き込むか、メールをお願いします。

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