ししまるプロフィール


ししまる
ししまる母

出会い
しつけ教室


ししまる

 

犬種 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

  生年月日 2003.1.16

  性別 オス

  出身地 東京

  現住所 北海道札幌市

ししまる母

  北海道芦別市出身。今も実家は芦別にある。
  札幌市にて医療関係の仕事に従事。  
  1人暮らし。

 

 

出会い

 

 犬を飼おうと思ったのは、2年ほど前だったろうか。私は30歳を過ぎてから色々と災難続きで心身ともに疲れていた。しばらく仕事をしないでいた時期もあったが、心と体が落ちついて現在の職場に再就職し、仕事も生活も軌道に乗ってきたとき、ふと犬が欲しいと思うようになった。職場で犬を飼っている人も多かったこと、また身近な友人が1人暮らしで犬を飼い始めて楽しそうにしていたことも影響されたと思う。

 

ちょうど引越しを考えていた時期に、ペット可のマンションに移ることができた。しかし犬は好きだが飼った経験はなく、1人暮らしで夜勤もあり、そんな状況で犬を飼えるものなのかどうか、自分のわがままだけで犬を飼っていいものなのか・・・などど悩んだ。ネットで色々検索しているうちに、あるペットショップのサイトにたどり着いた。札幌市厚別区にある「ファティーランド」という犬専門のプロショップである。

 何でも、このショップは犬を展示販売していず、お客さんとの綿密な話し合いを経て犬をブリーダーから直接取り寄せ、販売しているという。お客さんとの話し合いの中で犬を飼うことが不適切と思われる場合は、販売を断ることもあるという。私はさっそくメールをしてみた。自分の生活環境・仕事のことなど話した上で、いかがなものでしょう、私でも犬を飼うことは可能なのでしょうか・・・と、断られるのを覚悟で相談してみた。オーナーの湊さんよりお返事をいただいた。「全く不可能というわけではありません。同様の職種の方で1人暮らしでもきちんと飼っている方はいます。」と回答をいただいた。ただし、犬種は選んだ方がいいとのこと。一度来店をと勧められた。

 

早速ショップへ伺った。私の仕事のこと、生活環境のこと、犬を飼うことについて初心者なので不安もあること・・・色々話した。湊さんは親身に聞いてくれてアドバイスしてくださった。「希望の犬種はありますか?」と聞かれたが、私はあえて考えてなかった。私のような厳しい条件でも飼える犬がいるなら何だっていいと思っていたからだ。湊さんから「キャバリア」「ケアンテリア」などの犬種を紹介された。そこでキャバリアの性格・特徴(勿論、長所も短所も)などを聞いているうちに、キャバリアがいいのかなぁ・・・と思うようになった。結局、キャバリアのオスの子犬を探してもらうことにした。     

 

こうして巡り合ったのが、ししまるである。洋犬なんだし、カッコいい名前をつけてあげても良かったが、自分が飼う犬は和名にしたいという気持ちが強かった。人間の名前を、そのままつけるのもリアルすぎるなぁ・・・と思ったところ、「忍者ハットリくん」に「ししまる」という忍者犬がいたのを思い出した。自分の苗字と続けて読んでみても響きがいい。これに決まり!

 このショップでは、子犬を渡す前に健康状態を獣医にチェックしてもらっている。ここで問題が生じれば子犬はブリーダーに返される。その結果、ししまるは問題ない健康な子犬だった。お陰で大きい病気もせず、今までに至っている。

 

1歳を過ぎるまでは手もかかるし、私自身が扱いに慣れていないこともあって非常に手こずった。しかし、それ以降は私自身にも気持ちに余裕が出てきたのか、キャバリアが初心者にも扱いやすい犬であるということを実感できるようになった。ししまるは、明るく活発で、非常に人懐こい犬である。表情・鳴き声も非常に豊かで、人間に近いようにも感じる。一緒にいるのが実に楽しい犬だ。

 

 

しつけ教室

 

 犬に関しては初心者の私は、ししまるのしつけに悩んでいた。本で色々読んでみても実践するのは難しく、またやってみたところでなかなかうまく行くものではない。あれこれ考え、私のように1人暮らしで限られた時間の中で犬と接している人間は、プロの手を借りるのが早道だと思った。 ししまるを買った「ファティーランド」では週一で訓練士がしつけ教室を開いている。しかし、私の仕事は不規則で、毎週同じ曜日に通うのは難しい。訓練士さんは北区太平の「ドッグファン」というショップの店長さんであった。「ドッグファン」でのしつけ教室なら決まった曜日でなくても予約を事前にとれれば指導してもらえる。ししまるが5ヶ月に入った頃から教室に通った。

 

 「しつけ教室」と言っても、訓練士にしつけられるのは飼い主である(笑)。飼い主がどうすれば上手にしつけられるのかを学ぶのだ。そうでなければ、訓練士の言うことは聞くが、飼い主の言うことは聞かない犬になってしまう。

 ここで実際にやったのは、「ホールドスチール」「おすわり」「待て」「おいで」「伏せ」などの基本的な動作、それと「ツケで歩く」ということ。このツケで歩くことには多くの時間を費やした。ししまるの首輪をチョークにし、私の左にしっかりとつけ、私よりも前に出ず、よそ見をせず、私のペースに合わせて歩かせる。その中にはしつけの色々な要素が含まれる。しつけ教室で学んだこれらの動作は、「犬と人間の健全な主従関係」をつくる上で重要なことで、日々継続して実践していかなければならない。

 

しつけ教室の良かったことは、個人レッスンだったので合間に他の細々したアドバイスをいただけたことだ。当時、ししまるはトイレトレーニングが上手くいかなかったり、夜鳴きをすることが多かったので、何度も相談に乗ってもらえた。同じ犬種でも、個々性格の違いや生活環境などからしつけの方法は変わってくる。訓練士はさすがプロ!様々な犬への接し方について、たくさんの引き出しを持っている。経費は確かにかさむが、それに見合った収穫はある。以後も、ドッグファンとはペットホテルなどでお世話になっており、ちょっと気になったことなどをその時に聞いてみたりしている。人間の育児と同じで、信頼できるアドバイザーがいるということは本当に心強いと思う。

 

・・・と言っても、ズボラな私はしつけ教室で学んだことを毎日100パーセント完璧にこなしているわけではない。あれほど練習した「ツケで歩く」もまだまだ完璧ではない。私がししまるに妥協してしまっているのが原因だ・・・。これを機に学んだこと復習しながら、また頑張ることにしよう・・・