ビーフストロガノフ


  今回は初めての挑戦状を頂いた、ビーフストロガノフとやらにチャレンジです。ちなみにビーフストロガノフに関して

  知っている事は「牛肉を使った煮込み」「洋風」「ご飯にかけて食べる」の3つです。しかも食べた事ありません。

  よって、今回こそ僕の真価が問われる時であります。では、いってみよう!


  お買い物編

  まずは恒例のお買い物からスタート。前回と同じく近所のスーパーでの調達です。ついでにティッシュも買って来いと

  嫁に言われたので、忘れずに買って来ないと家に帰れません。今回購入したブツは、トマト2個、玉葱3個、人参3本

  牛肉肩ロース切り落とし1パック、月桂樹の葉1パック、ミニ赤ワイン1本の6品です。あとティッシュ。しめて1500円の

  お買い物。間違ってレシート捨てちゃったので正確な金額が分からなくなってしまいました。

  


  調理編

  さて、調理開始です。今回は前回の餃子と違って、明確な料理手順を考えていません。というか食べた事ないから

  考えられません。思いつくままに作っていく事にします。前回まな板に叩きつけて切れなくなった包丁を研ぐ事から

  スタートです。

  

  侍の僕はこうやって包丁を研ぐ事によって精神統一をはかるのです。これはもう儀式みたいなものですね。心を落ちつ

  かせて、また30分近くかけて丹念に研ぎ上げました。では野菜でもブッタ切りますか。

  

  玉葱2個、人参2本を切りました。なんかね、絶対多い。多すぎる。特に玉葱2個。最終的にはシナシナになるからまぁ

  いいか。今回の最大のポイントは洋風の牛煮込みである事。西洋と言えば、やっぱりトマト味でしょう。という事で

  ホールトマトなんぞ作ってみます。このホールトマトとやらは、つい最近たまたまテレビで観て知りました。でもボーっと

  観てただけなので、詳しい作り方は分かりません。湯を沸かしてそのままトマトをブチ込んでみました。

  

  へー。トマトって茹でると皮がするっとむけるんだ。知らなかった。しかし熱くてヘタの部分が取れません。とりあえず

  ヘタ取りは後にして次に進む事にします。次はコンソメスープを作っておきます。これはちょっとインチキしてコンソメの

  素を使いました。こんなのまで自作してたら夜になってしまいますからね。お湯1gにコンソメの素を3ついれて溶かし

  ました。

  

  コンソメの素が古いやつなので心配しましたが、まぁ見た目は普通のコンソメスープになったので一安心です。ここまでは

  言ってみれば下ごしらえ。本格的な調理はこれからです。ここからは僕の知っている肉ジャガの作り方を参考に、作業

  を進めていきます。牛肉に塩コショウで下味をつけて、大きめの鍋で火を通します。

  続いて野菜投入玉葱がしんなりするまで火を通します しんなりならねえ!

  かなり大きめの鍋なんですけど、あふれんばかりにいっぱいになってしまいました。大丈夫なんだろうか・・・・。

  仕方がないので15分ほど火を通し続けました。肉と野菜ってあんまり一緒に長時間炒めると、肉が硬くなるんじゃ

  なかったっけな、とか心配したんですけど、どうせ煮込むんだから別にいいかとか思ってました。もう失敗の雰囲気が

  そこら中に漂っています。火を通し続けていると、なんとかこじんまりとしてきたので、さっき作ったホールトマトを入れて

  軽く混ぜ合わせてから、いよいよスープの投入です。

  

  ぐわ!溢れる!やはりスープ1gは多すぎたか・・・。やばいなぁ。なんか絶対に失敗だよこれ。しかしここまで来て後には

  引けません。こんなの入れてもどうにもならんだろ、とか思いながら赤ワインを入れて月桂樹の葉を浮かべます。

  

  おお、月桂樹の葉を入れたら、物凄く洋風な香りが漂ってきました。ちょっとやる気が戻ってきます。よし、あとは落し蓋を

  して煮込むだけだ。しかし月桂樹の葉だとか落し蓋だとか良く知ってるな、僕は。なんせ2年間、朝と夜自炊してました

  からね。煮込んでいる間も手際よく使い終わった鍋を洗ったり、机の上を拭いて皿を出したりと、まるで新妻のような

  活躍を見せていました。あ、ちなみに今回も嫁はパートに行ってていないので、1人で孤独に作っている事をここで

  付け加えておきます。丁寧にアクをとりながら2時間ほど弱火で煮込んだところ、最初の半分くらいの分量になりました。

  なんとか形にはなったみたいなので、お皿にご飯をよそってコイツをかけてます。

  

  悪くないね。なんかハヤシライスみたいだけど。という事でビーフストロガノフの完成です!


  試食編 

  すっげーいい香り。月桂樹の葉から出るスパイシーな香りと、トマトの甘い香りがなんともいえません。これは絶対に

  美味いはず。なんだか色々心配になったけど、会心の一食が炸裂しそうです。では、いただきまーす。

  もぐ

  もぐ

  もぐ

 

 

  うん。すっぱい。非常にすっぱい。トマトがすっぱいのか赤ワインがすっぱいのか分からんけど、とにかくすっぱい。

  ああー、前回の味がしない餃子に引き続いて今回もあんまり美味しくない。我ながらショックだなぁ。なんだろ、ガストとか

  のスープバイキングってあるじゃないですか。あれのスープみたいな感じ。コクが無いんだよなぁ。まぁ僕は基本的に

  味音痴なので、腹が減ってることもあってしっかりと完食しました。そのままこれ店で出されたら、なんじゃこりゃーって

  なるとこですけど、レシピ見ないで作ったところを考慮すれば、今回もまぁまぁ満足かな。でもね

 

 

 

 

 

 

  これ全然ビーフストロガノフじゃねー 参考資料) 


  後書き

  第2回Yのエプロンをお届けしました。洋風の煮込み=トマト風味ってのしか頭になかったので、全然違う食い物が出来

  てしまいましたね。皆様のご意見ご感想お待ちしております。また最後になりましたが、今回もこんなしょうもない事に

  お付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。コレ作ってみろや!っていう挑戦状、随時お受けしていますので

  どんどん掲示板に書き込みして下さいね。


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