カレーライス
今回挑戦するお料理は、お子様から大人まで幅広く愛されている、国民的人気料理「カレーライス」です。
「は?カレーライス? そんなモン誰でも作れるじゃん。死ね!」と思われた方、おちついて読んで下さい。
今回の挑戦は、カレールーもカレー粉も一切使わないという危険極まりない手法で作るのです。おお、本物の
「愛のエプロン」っぽいね。それではお手製カレー奮戦記をどうぞお楽しみ下さい!
お買い物編
まずは食材調達ですね。いつもの近所のスーパーに赴き、思いつく品を購入していきます。幸いにもカレーコーナー
というのがあり、ほとんどの食材がそこに集結していました。ビンに書いてあるレシピを見ないように注意しながら
香辛料を購入しました。レシピ見るのはルール違反ですからね。今回取り揃えた品々はジャガイモ、人参、玉葱
小麦粉、ターメリック、ガラムマサラ、チリペッパー、カレー用牛肉、牛乳です。しめて2005円のお買い上げ。
月桂樹の葉は以前買ったものが残っていたので、それを流用します。しかし毎回毎回イタイ出費だな。
その前にコレだけでカレーが作れるのか不安でたまりません。
調理編
それでは調理開始です。いつもはここで包丁を研ぐのですが、ちょっと前に研いだばかりなので今回はナシです。
今回も何から手つけていいのやらサッパリ分かりません。こんな時は野菜を切りながら考えるのが一番です。
玉葱を微塵切りにして
ジャガイモと人参を食べやすい大きさに切ります
玉葱切るとほんと泣けますね。ボロボロ泣きながら切りました。涙が出ちゃう、男の子だから。
続いて牛肉に塩コショウで下味をつけます。意味も無く包丁の背中で叩いたりしました。何か、知ってる事ってやってみたく
なるんですよね。ビシビシ叩いて下味をつけて、しばらく冷蔵庫でねかせておきます。
ちなみに国産牛ですよ、奥さん!やはり良い食材を使いたいですね。
さて、問題はこの後です。ここまではカレーの具を用意しただけですからね。ここからは自分でカレーの味ってものを作らなくては
なりません。とりあえず、子供の頃漫画の「美味しんぼ」で読んだ「究極のカレー対決!」の記憶から引用していこうと思います。
確か「小麦粉を炒る」とか書いてあったな・・・。小麦粉を炒って香ばしさを出すんだとか書いてあった気がするので、どんな感じに
なるのか分かりませんがやってみました。
イッてます
フライパンに小麦粉をあけて、中火で火を通してみました。「何か意味あんのかコレ?」と思ってしばらく続けていたのですが
なるほど、確かに香ばしくてほんのり甘い香りが漂ってきました。これはいい感じです。ほどなくして炒り作業は終了です。
そんで確か、玉葱をペースト状になるまで炒めるとか書いてあった気がしたのでやってみました。3個とか無意味に大量に切って
しまったのですが、大丈夫なのでしょうか・・・。
頑張って炒め続ける事、実に40分。ようやくペースト状になってきたので、ここで下味をつけた牛肉を加えます。
おわ!放送コードギリギリ!ペースト状になってこげ茶色になった玉葱と、赤い牛肉のハーモニー。とてもこれからカレー
になるとは思えません。この時点で敗北の予感がしてならないのですが、今さら後には引けません。何か毎回後に引けない
場面が来るな。
水を加えて、先ほど炒った小麦粉、ガラムマサラ・ターメリック・チリペッパーを入れていきます
写真の写りが悪くて申し訳ありません。でも凄くカレーのいい匂いがしてきましたよ!スパイス満点の香りです。
食欲の秋にピッタリなカレーが出来上がりそうですよ。
2枚続けて手ブレ写真でほんと申し訳ないです。ここで更にジャガイモ・人参・月桂樹の葉・牛乳を入れて煮込みます。
テキパキとボウルやらフライパンやらを洗って台所を片付けつつ、丁寧にアクを取って煮込むこと1時間。かなり
良い感じになってきました。ホラ!
どこから見てもカレーですよ。香りも最高にカレーです。若干トロミが足りない気がしますが、これは美味しそうですよ。
という事で、Y主任特製カレーの出来上がりです!
どーん!
試食編
いやー、具だくさんの贅沢なカレーですね。玉葱の甘み、国産牛の食感、そしてこのスパイシーな香り、たまりません。
では頂きます!
もぐ
もぐ
もぐ
・・・・・
マズ!
そんでもって
カラ!
なんだコレ。人間の食い物じゃないですよ。全然カレーの味しないし。いやその前にとにかくマズい上に、異様にカラい。
こんな食い物作るヤツは、ほんと死んでもらいたい。どういうセンスしてやがんだって話です。
でもルール上食べなければいけないので、「マズ!カラ!マズ!カラ!」とか泣きながら完食しました。
いやぁ、死ぬかと思ったよ。マジで。
後書き
僕の人生最大の失敗料理でした。やっぱり何も知らない状態で、香辛料だけでカレー作るなんて無謀すぎましたね。
ちょっと本気で悔しいので、今度調べてから再チャレンジしようと思います。
最後になりましたが、今回もこんなアホな事に最後までお付き合い頂きまして、誠に有難う御座いました。
皆様の感想を心よりお待ちしております。