2004/06/12(土) 真・大人のデート(ヒマなので会社から更新)

綺麗なお姉さんは好きですか?何かのCMで使われていたキャッチコピーです。いいですよね、綺麗なお姉さん。嫌いな人はいないと思います。僕の中で綺麗なお姉さんの代表格と言えば、やはり女優の天海祐希さんですね。あの凛としたお顔立ち、気取らない自然な魅力があると思います。この日記でロリコンキモオタのポジションにがぶり寄りの僕ですが、やはり人並みに美人なお姉さんに対する憧れもあるわけですね。

昨日いつもの様に鼻くそほじりながらやる気なく営業車を走らせていると、信号待ちしている時にもうもの凄い美人が目に入ったのですよ。年の頃なら25.6、黒のスーツをパリっと着こなしてまさに「綺麗なお姉さん」という雰囲気です。まぁ僕は三十路に片足突っ込んでいる年齢なので、思いっきり年下だと思うんですけどね。でもその大人びた雰囲気が「綺麗なお姉さん」という表現にピッタリだったのです。

そこでですね、いつもの様にあの娘さんとデートする妄想なんぞを開始してみるわけですが、デートプランが何も思い浮かばないんですよ。対戦相手が女子高生だったりすると、カラオケ行ってゲーセン行ってファミレス行ってうへへへへとかなるんですが、相手が「綺麗なお姉さん」になった瞬間にもう目の前真っ白。何していいか分かりません。目の前が真っ白になりすぎて危うく前走ってる車に突撃するところでした。

そこで落ち着いた環境で「綺麗なお姉さん」との素敵な大人のデートをシュミレートしてみようと思います。いや、実際ここは職場なのでエラク落ち着かないんですけどね。

まず着ていく服がありません。僕は冬はGパンにフリース、夏はGパンに「吉田道場」とかプリントされたTシャツ、靴はタバコで焦がしたナイキの靴一足しかありません。靴をタバコで焦がすって。僕に数回会った事のある方なら分かると思うんですけど、ぶっちゃけ年中同じ格好をしているわけです。服買う金あったらパチスロ打ちますわ。なのでデート当日は「大和魂」とプリントされたTシャツで出かけようと思います。もうここで80点の減点です。

次にデート場所ですね。はい、どこに行ったらいいか全然分かりません。今も目の前が真っ白です。なんせ相手は「綺麗なお姉さん」です。まず僕自身が素敵な場所を知らないし。こうなりゃいつもの僕を見てもらおうという事で、デート場所はパチンコ屋に決定です。うん、大決定。彼女のために1000越えの吉宗を探します。「計算上はプラスになる台だよ」とかバカ丸出しな事を言って、彼女の金で打ってもらいます。そんで1900越えてレジ単。ここでも80点の減点。計算上はマイナスです。

デートの締めくくりは素敵なお食事ですね。何やらメニューの読めないイタメシ屋行って、高いくせに量の少ない「子羊のなんちゃらクリームのなんちゃら添え」とか食べるのです。その後、近眼の僕には迷惑でしかない照明の薄暗い、生ピアノ演奏のバーとかに行って愛を語り合うわけですが、どこに行っても「焼酎の水割り」しか飲まない僕は何を頼んでいいのか分からないのです。もうこうなるのが面倒なので、食事は最初っから居酒屋。白木屋。焼酎の水割りをぐびんぐびんと飲み、井上真央ちゃんは可愛いとか、辻加護のWの今後についてとか語り合うわけです。もう引くものが無いくらい減点。心底減点。魂の減点。背中の「大和魂」のプリントが悲しげです。

こうして楽しいデートを終えて最寄駅でお別れとなります。なんだかちょっと怒っている「綺麗なお姉さん」をホームまでお見送りです。何で怒ってんだ?別れた後、マメな僕は彼女にメールを出します。「今日は楽しかったよ。また遊ぼうね。今度は魚民に行こうね」と。しかし彼女から返信が来る事は死んでもありませんでした。

こうしてまた一つの恋が幕を下ろすのです。まぁ結論を言えば、パチスロで負けて家で激怒している某も、僕にはとってはお似合いのお方という事ですね。

マジで会社なので体重・アブラは量れません。悪しからずご了承下さいませ。

→BACK