2004/05/28(金) 冤罪

会社で非常に腹の立つ出来事がありました。簡単に説明させて頂くと、全然関係無い部署の、まして部下でも無いヤツの尻拭いをさせられた挙句に、客に死ぬほど怒られた、という具合です。もういい年した大人が子供みたいな責任のなすり合いの末に、僕に白羽の矢をたててきたのです。矢が刺さるのは流鏑馬演出だけで十分だ。ヒマだったし水掛け論を聞いてるのも気分が悪いので、まぁ行ってやるかと軽い気持ちで客のとこに行ったら、鬼神の如く浴びせられる罵詈雑言の数々。「バカヤロウ」「オメーの会社はどうなってんだ」などなど。僕の仕事は怒られるのも仕事なので、これには別に大して腹も立ちませんでしたが、やっぱり僕のせいにされているのには腹が立ちましたね。

今日は勝手に僕のせいにされたお話です。

僕は高校生の頃、県内でも常にベスト16に入賞する学校の柔道部に所属していました。公立だったので、私立のそれとは比べ物にならないですが、やはり日々過酷な練習をしていました。練習が休みなのは「盆」「三が日」「試合の翌日」だけでした。毎日朝練1時間、夕方の練習は3時間という具合です。これまた顧問が阿修羅の様な男で、大学生の頃個人で大学選手権3位にもなった猛者でした。

いわゆる「シゴキ」も半端ではなく、道場の端から端まで絞め落とされては起こされ、絞め落とされては起こされで引きずり回されたりしました。多分この時に脳細胞がいっぱい死んでバカになったんじゃないかと思っています。

当然部活につき物の合宿もありました。1番過酷だったのが国士舘大学の合宿でした。それこそ朝から晩まで練習練習。朝は6時に叩き起こされて、朝っぱらから10kmマラソン。朝飯食って少し休むと午前の練習。昼飯終わったら3時から練習。晩飯終わったら8時から筋トレ。しかもメシを死ぬほど食べさせられます。理由は食べれば体が大きくなるからだそうです。なるかアホ。メシを残すと怒られるので、味噌汁かけて流し込んだりするのですが、味噌汁が無くなると最後は水かけて飲んでました。うわー、イヤすぎる。

そして2番目に過酷だったK高校の合宿の時です。合宿の前日、その日の練習が終わった後、皆で「明日からの合宿イヤだなぁ、バックレちまうか」みたいな話をしていました。まぁこれは毎回恒例の愚痴で、合宿前日はお決まりの様に部室で、やれバックレようとか、やれ誰か親戚を死んだ事にして休もうなどと言い合っていました。

結局翌朝、いつもの様に待ち合わせの駅に集合しました。ただちょっといつもと違ったのは、この合宿の2.3日前に顧問の尋常じゃないシゴキがあって、柔道部員達の疲れはピークに達していたのです。そして誰からともなく「本当にバックレようじゃないか」という話になっていったのです。あのバカ顧問を困らせてやれ、みたいなノリで。

こうしてY主任と愉快な柔道部員達は「俺は行く」と頑なに断った真面目なE君を1人残して、本当に合宿をバックレるという暴挙に出てしまったのです。

ちょっと長くなってしまったので、このお話は次回に続きます。そこ、もうオチが読めたとか言わない!

体重:65.2kg  アブラーレン:19%

明日はご両親襲撃の為、お休みさせて頂きます。休んでばっかりで申し訳ありません。次回「冤罪2」をお楽しみに!って誰も楽しみにしないね。

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