2004/05/15(土) 踊るY主任

昼まで寝てようと思ったのですが、最近平日の睡眠時間が少ないせいか結構朝早く目が覚めてしまい、またもやパチスロに行って来ました。今日も早い段階で小銭を稼ぐ事に成功し、もう打つ台が無かったので15時頃帰宅しました。おうちで優雅にスーパーで買ったお弁当なぞ食べてると家電話が鳴りました。シカトです。全開で。2回かかってきましたが両方シカトしました。何故なら家にかかってくる電話なんて、ロクでもないセールス電話ばっかりだからです。本当に大事な用がある知り合いなら携帯にかけてきますからね。超音波美容?間に合ってます。

そんな自分の意図しない、一方的にかかってくる電話のお話です。

僕は6年ほど前、2年間一人暮らしをしていました。正確にはママンに追い出されたのですが。勿論家に電話を引いてはいましたが、日中にかかってくる電話には全く出ませんでした。布団のクリーニング?間に合ってます。そもそもその頃は、家には寝に帰ってるだけでした。2年間の間に丸1日家にいた日なんて、10日あるかないかだと思います。マジで。休みの日の日中はパチンコ屋夜はキャバクラへと大忙しでしたから。

一人暮らしを始めて半月ほど経過した頃でしょうか。日曜の夜に帰宅すると、留守電ランプがピコピコしてます。誰だ?もしやママンが泣きながら帰っておいでとか言ってくるのか?しょうがねぇな、じゃあ帰ってやるかな、とか思いつつ留守電を聞くと・・・

「こんばんわ。○○です(名前はもう忘れました。仮にAさんとしておきます)本日は踊り、お疲れ様でした。次回の打ち合わせをしたいので、お戻りになられましたらお電話下さい。失礼します」

いや、踊った覚えなんて無いんですけど。ある意味パチンコ屋に踊らされたりはしてましたが。しかも次回て。ゴーゴーダンスでもいいですか?

恐ろしい事にこの電話、毎月第2第4日曜に必ず留守電に入っているのです。ええ、僕が引っ越すその日までずーっと。このAさんは狂言師B(勝手に命名)に隔週で会ってるはずなのにです。留守電に入れたんですけど〜とか言わないんだろうかとか思いながら、毎回削除してました。

そして僕は2年間の契約期間満了と同時に引越しする事になりました。引越しを明日に控えた日曜日、流石にその日は一日中荷造りをしていました。すると夜に1本の電話が・・・。夜は電話に出ます。身内の不幸とかだったらヤバイですからね。

僕:「もしもし」

相手:「あ、あれ?○○さんのお宅ではないでしょうか・・・」

こ、この声は・・・

僕:「もしかしてAさん?」

相手:「あ、はい。そうですけど・・・」

やったよ、ママン!ついにAさんとご対面です。ご対面じゃねーか。

僕:「Aさん、僕がこの部屋に来てから2年間、ずーーーっと間違い電話がかかってきてましたよ。いや迷惑とかじゃなくて、これで間違いに気が付いてもらえるので本当よかったですよ」

Aさん:「そ、そうだったんですか。恥ずかしい・・・。失礼致しました」


こうして僕はAさんの2年間に渡る間違い電話を、引越しする前日に指摘する事に成功したのです。思えば途中からAさんからの電話を楽しみにしていた気もします。ヤロウ一人の部屋に、まるで恋人のように隔週でかかってくる女性からの電話。そんな小さな恋の物語は、こうして幕を下ろしたのでした。

体重:66.0kg  アブラカタブラ:20%

おお、夢の65kg台まであとわずか。ちょっと体重落ちるの早すぎる気がしますが、変な病気とかじゃなかろうか・・・。

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