常念岳
前常念岳は2661メートルの山で、松本市街地から見ると常念岳の手前に見える。
今の季節(3月中旬)は、常念岳は付近は、真っ白で水色の空を背景にとてもきれいである。
昨年は、6月3日の露前に登りその時は常念岳であったが、秋は、前常念経由で登った。
常念に6月の上旬に登ると頂上から槍ヶ岳が見え雪跡に女性の顔、舞姫の姿を見ることができる。紅葉の秋には、ナナカマドノの実が真っ赤に木々に付いていてこれもまたすばらしい景色である。
昨年の紅葉が始まった頃に登った時は、登山口の駐車場も混雑しているかと思ったが、車の数は少なかった。
途中タクシー数台とすれちがい、一の沢の案内小屋には、車の台数より多い20人前後の登山客が登山準備をしていた。
その日は夕方に松本市内で次女の模擬試験があり、試験会場まで連れて行くことになっていたので、半日しかなかったので午前5時頃には、一の沢の駐車場に行った。
常念岳のその年2回目の登山だったので、常念岳にするか横通岳から東天井岳のコースにするかは、常念小屋に着いてからを決めることにしてとりあえず登山を開始した。
登り始めは雲も少なく黒煙を空高く吹き上げている浅間山が見えたが、10時頃になると雲も多くなり槍ヶ岳は見ることができなかった。
熊のシーズンなので、熊除けにお遍路さんがよく使う鐘をリックに着けたところ、かなりいい音が周辺に響いた。
うるさいと思う人もいるかと思うが常念付近には熊がいるのである。
9時頃には、常念小屋につき山を見ると常念岳の東側の紅葉が始まり太陽の光でまさに照らされているという光景であった。
この光景を見て今日の登る山は常念と決め登りはじめた。途中、左前常念岳の矢印があり、それを見て前常念岳から常念岳のコースで登ることにした。
前常念岳までのコースは、瓦礫が少なくナナカマド、石楠花などの木々が生えている山道で、紅葉を身近に感じながら、また鐘の音を存分に響かせながら登った。
前常念岳につくと中年夫婦が須砂度側から登ってきて休んでいた。
この夫婦が「今日は日帰りで登山に来たが、一の沢のコースと三股のコースを間違え疲れたので常念岳は登らない。」と話し掛けてきた。
この夫婦の登ってきたコースは、蝶ヶ岳登山口から登るコースで、蝶ヶ岳に登る時に三股で方向を示す矢印だけは見るが、地図を見手も分るとおりジグザグの急坂コースで少しきつい。
その後前常念から常念に続く、馬の背の峰を通り常念岳に行き目的を達成し、常念小屋まで下山を始めた。すると上田市の知り合いの集団に出遭った。
そしてさらに常念小屋まで降りて行き小屋の前のテーブルのところで昼食にしようかと思い、席が空いているところに行ってみると何と同僚の中年が2人居るではないか。
正味8時間15分の登山。出遭うときには出遭うものである。
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