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  しまりすのしっぽ

 このコーナーでは、シマリスのシッポはなぜハゲるかということについて考えてみたいと思います。あくまでも私個人の考えでございますから、受け取るさいには、ご自分でよーく吟味してくださいね。

 さて、シッポがネズミみたいになっちゃったり、ふさふさではない、とゆー話はあっちこっちでよく耳にするのだけど、それって正常な状態ではないわけだよね。「シッポは健康のバロメーター」といっても過言ではない、かもしれない。
 ほんじゃあ、どーしてシッポがハゲるのか。ずばり言ってしまえば、わかりません(^^;) だってうちのリス、みんなシッポふさふさで、ハゲたことなんかないんだも〜ん。りすこ☆だって最期まで立派なシッポだったんだも〜ん。(あ、敵が増えた(^^;)

 …さて、気を取り直して、日本中のリスたちがふさふさシッポになることを目指して、ちょっと真面目に考えてみましょう。


ポポンS&スタミノン幻想

 このページを作ろうと思ったのは、実はこのことについて言いたかったからであります。
 現時点で最も信頼のおける総合栄養剤ではないかと私個人は思ってるポポンSや、多くのリスがだーい好きな犬もしくは猫用の栄養補助剤スタミノン、この2つを、「シッポがハゲた」という方に勧めることが多いのです。そしてまた「ポポンSを(またはスタミノンを)あげても毛が生えてこない」という声を聞くことも多いのです。そんな話を聞いてふと思ったのは「ポポンS、スタミノンはハゲ治療薬ではないぞ」ということ(あ、ハゲハゲと連発して、気に障った方いたらすいません)。どうもそのあたりに、大いなる誤解があるのではないだろうか?

 たとえばこんなヒトがいたら、あなたはどう思う?

 朝御飯はヌキ、昼はファーストフード、夜はカップ麺。飲みに行くと酒ばっか飲んでるなあ。でもさ、健康のこと考えて、ビタミン剤は飲んでるよ。

 おいおい、そりゃ違うだろう、ってつっこみたくなりませんか。健康のことを考えてるなら、このヒトがまずしなくてはならないのは、ちゃんとしたメシを喰え、ということ。…もうおわかりでしょうか。シマリスだって、ちゃんとしたエサ食べてないのに、ポポンSとかスタミノンに頼るのは、なんか違うんじゃあないのかしら?

ポポンSもスタミノンも、治療薬ではありませんぞ。


ハゲない飼育方法ってどんなんだ?

 さきに書いたように、うちのリスはふさふさしっぽである(自慢)。所々ハゲてたリスを頂いたが、この子も今はふさふさちゃん。…ってことは、うちの飼育は、「健康なシッポを保つ」という意味では、合格ということなんではないかしら(他の点ではどうでしょうね)。
 ということで、うちの飼育環境を書いてみたりしましょう。

●ケージん中●
 ケージはみんな違うんだけど、ほぼ、45〜50cm四方のケージ(決して大きいとはいえないな。最低レベルのサイズといったところでしょう)。ケージの中には、止まり木、コーナーステージなどがある程度。回し車はナシ。巣箱はもちろん入ってる。巣材は、新聞紙(ちなみに読売新聞←関係あるのか(^^;)。

●えさ●
 フィンチ用雑穀(うちでは文鳥用):ハト餌:ヒマワリの種が入っているミックスフード(ナチュラルペットフーズのリス・ハムスター用など)を1:1:0.5って感じでブレンドしたものが主食。単品で売っているオーツ麦や麻の実、カナリアシード、青米などを混ぜることもある。ともかくこれが主食。イースターのハムスターセレクション(ペレット)を混ぜることもあるけどほぼ食べないです。
 そして野菜と果物。わが家の黄金の組み合わせは、リンゴとコマツナとサツマイモ。これが基本。リンゴはほとんど不動の地位にあるが、コマツナは、チンゲンサイだったりキャベツだったり山東菜だったりレタスだったりホウレンソウだったりする(キャベツやホウレンソウはよくない部分もある餌だけど、たまにやるならいいんじゃないか、と思っている)。サツマイモは、オレンジだったりトマトだったりキウイだったりまあいろいろ。ちなみにサツマイモは生のままかレンジでチン(オーブントースターのほうが、ほくほくになる)。
 動物質は、実はほとんどあげていないです。気が向くとチーズ(カッテージチーズが多いかな)。
 飲み水には、毎日、ほんのちょっとだけネクトンを添加しています。

●コミュニケーション●
 ケージからは出してません。ケージ越し、もしくはケージの中で遊ぶ(手の上でおやつをあげる)程度です。
 ちなみに興味ぶかい話としては、りすこ☆を、ケージ飼育&ケージから出すという飼い方をしていた頃、りすこ☆は、お尻のあたりにハゲを作りました。一時期、完全放し飼いにしたら(そのせいかどうかわかんないけど)治り、その後完全ケージ飼いにしてもハゲません。

●その他●
 日光浴はさせていません。わざわっざさせたことは1度もありません。ただしリスのいる部屋の陽当たりはよいです。今の部屋は南西向き、前は東向き。

 とまあ、うちでの飼い方はこうであります。
 2004年春で2歳になったリスはものすごいよいシッポです。7歳は、ちょっとあやしいけど、ハゲてはいないです。


ハゲる原因ってなにがあるんだ?

 シッポに限らず、他の部分でもハゲたりすることはあるのですが、どうしてハゲちゃうんでしょうか…。真菌なんかだとこれはもう先生の指示に従ってお薬投与したりして治すしかないですが、日和見感染(その動物が元気なら、べつに悪さもせずにおとなしくやってるんだけど、その動物が体調悪かったりすると急に元気になって悪さをし始める。アバウトな説明だ(^^;)する真菌が元気に活躍するってことは、そもそもリスはどこかが悪かったということではないか?
 そしてまた、自分でシッポをかじったりして毛を抜いてしまうってこともあるんだけど、これもストレスが主な原因だから、飼い方に問題があるのではないか?
 あとはハゲるとなると栄養状態が悪い、というのも原因のひとつでありましょう。…う〜ん、とどのつまりは「飼い方」なのか。


ほんじゃあ、どういう飼い方がハゲるの?

ということでここでお願いです。シッポがハゲてるリスをお飼いの方、どうやって飼ってるんですか? なんか、すっげい失礼な質問ですけど(^^;) 「ハゲない飼い方」を知るにはそれしかないなあ、と思う次第。ケージの大きさ、ケージの中、餌、リスとのコミュニケーション等々、よかったら教えてください m(__)m


★シッポハゲ事例その1★
 もものすけくんは、ある日ケージが古くなったので、新しいケージに取り替えてもらいました。前に使っていたのは上下運動もできる2階建てのもの、でも新しいケージはハムスター用のあまり大きくないものでした。
 もものすけくんのシッポの毛は、みるみる少なくなっていき、根元から3分の1を残して、茶色くててかてかしたネズミシッポになってしまったのです。
 木の枝を入れてみたりしても生えません。
 しかしあるとき、町田リス園で小さい切り株を見つけました。なんだか効果ありそうな予感がしてこれをケージに入れ、ケージの中の上の段を外し、鳥の止まり木を2、3本渡してみると…つるつるシッポがあっというまにふさふさに戻りました!!やったー。(Iさんよりメールをいただきました、感謝します)

 どうしてはげちゃったんでしょう。もものすけくんの場合は、環境が原因でストレスだったのかもしれないですね。その後お引っ越しなどあって、ストレスになったらどうしよう、と思われたそうですが、今では前よりずっと立派なシッポだそうです(^^)

つづきます。
参考文献は『アニファ』
初出2000年くらい? 最新改変2004年7月。

background by Mariのいろえんぴつ


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