index      2012年12月31日更新 

壁一面の本棚を作ってみた。

前提として、

天井、床、壁に充分な補強がされていること。

書庫部屋 内装DIY編 (同じアングルで撮影したビフォーアフター)


コンセプト

『縦板を棚板で横連結する天井つっぱり壁本棚』


製作は2008年〜2009年


感想・・・Lアングル加工に手間かかりすぎ。

このページを参考に棚を作らないほうがいいと思います。

■ 仕様

本棚サイズ

横幅 約4600mm

棚板の幅 約900mm x 5列

高さ 約2230mm

奥行き 200mm & 最下段250mm

棚板数 約45枚

手間はかかるけど、棚板は30mmピッチで移動可能。 


棚の横揺れ横方向の荷重は両側の壁面で支える。(左右壁面が丈夫な必要がある)

棚の重量、前後の揺れは、床、天井つっぱり構造で支える。(天井、床が丈夫な必要がある)


各棚板に、補強板と兼ねた背板を取り付ける。


棚板とLアングルを一体化。

Lアングル内側にカレイナットを埋め込む。

縦板を貫通させたボルトで棚板のカレイナットを締め付け棚板を固定する。

自作本棚スレでの指摘の通り、隣り合った列で棚板を同じ高さにすることはできない。

■ Lアングル加工

有限会社 浦辺工業さんから購入

ステンレス304 コールドアングル (ピン角) SLTL020010 3x20x20x4000mm

厚さ3mm x 縦20mm x 横20mm 定尺4m 5本分を切断

切断サイズ 長さ200mm

切断の工賃込み 95本+端材 合計44950円

ステンレスの価格は時価なので大きく変動する。

素材の汚れ、切断加工時の汚れがあるので洗浄。

切断面全てをグラインダーで研磨。

その後、再洗浄。


■ ポンチ打ちの位置決め治具製作

1本、正確に寸法を取り、標準原器とする。

それに、正確に1mm程度の穴をあける。 

位置合わせ治具となるアルミのアングル20x30x3を、正確に長さ200mmに切断し

標準原器に乗せ、穴位置をアルミアングルに写し取る。

アルミアングルに、ポンチの先がぎりぎり入る径の穴をあける。


台となる角材に正確に200mm幅を取って木ネジを打つ。

加工材を乗せる。

ポンチ位置決め治具のアルミアングルを乗せる。 ガタが無いよう押さえる。

押さえつけると位置が合う。

ポンチを打つ。 オートポンチ使用。

ステンレスは硬いので、1ヶ所2回。 1本7カ所 x 90本 計1260回打つ! 

ポンチ打ち 終了。


穴あけ加工開始。

ドリルは コバルトハイス チタンコーティング 

ボール盤は 吉田 YBD-360  AC100V仕様

バイスは TRUSCO クロスバイス 125mm


ステンレスは発熱させてしまうと硬くなってしまうので、確実に切れる状態の刃のドリルで、あまり時間をかけず手早く穴をあける。

オイルをどんどんかけながら穴あけ。

オイルは専用切削油が良いけど、安いディーゼルエンジンオイルで代用。

側面5ヶ所 3mm 穴あけ 計450ヶ所

洗浄

グラインダーでバリ取り

洗浄


底面2ヶ所 3mm 穴あけ 計180ヶ所

洗浄

グラインダーでバリ取り

洗浄


側面3ヶ所 90度リーマで大きく面取り 計270ヶ所

洗浄

グラインダーでバリ取り

洗浄


底面2ヶ所 小さく面取り 計180ヶ所

洗浄

グラインダーでバリ取り

洗浄


側面2ヶ所 8mmの穴あけ (カレイナット穴) 計180ヶ所

洗浄

グラインダーでバリ取り

洗浄


裏面になる側を荒めの紙ヤスリで磨く。 (接着剤の効きが良いように)

表面になる側を細かいヤスリでグラインダーでキレイに磨く。

洗浄


穴あけ加工終了。

カレイナット

株式会社丸栄産業 ネジNo.1.com で通販で購入

鉄 POPカレイナット M6x1.0 6-15  単価43円 x 200個  8600円

ステンレス製は価格が高いので鉄製

M5ナット  M6カレイナット 母材 M6ナット M5キャップボルト

の順で組み、レンチで締める。

(M6ナットは母材への傷防止用)

直接カレイナットにネジを締めて圧入する方法もあるが、カレイナットのネジ山を傷めたくないので、ワンサイズ小さいボルト、ナットではさんで締め付ける。

ハンマーで叩き込む方法も試みたが確実性が無く、各部材も傷む。

レンチでキャップボルトを締める。

圧入完了

強い力で締め付けるのでM5キャップボルト、ナットが傷むので、10個ほど打つごとにM5キャップボルト、ナットを新品に交換。

カレイナット 2 x 90本 計180個


ガソリンで洗浄。

食器洗い機で洗剤でも洗って脱脂洗浄。


アングル加工終了。

ここまでの加工に数十時間。 全作業時間の3分の2を費やす。


■ 天井つっぱり金具加工

8mm全ネジボルトを200mmに切り、嫌気性封着剤を塗って、四角板付ナットに締め付け。

これに、ワッシャ、ナットを通して天板を天井にジャッキアップする。


■ 棚板加工

たまたまタイミング良くコメリで傷物の処分品セール品が大量にあったので格安で購入。

パイン集成材 幅300mm x 長1800mm x 厚18mm が300〜1000円を

寸法通りカットしてもらい  カット工賃込み 18000円弱

棚板45枚 & 背板40枚 & 端材

穴あけ加工。 位置決め治具を作って位置を決める。

皿ボルトの先の邪魔にならないよう6mm 深さ20mmの穴をあける。

カレイナットが埋まる大きさに穴をあける。

穴あけ終了。


背板との組み立て。

木工用接着剤を塗り。

ステンレス軸細 コーススレッド 50mm コメリで購入

ネジ締め 7本。

その後、はみ出した木工用接着剤をきれいに水拭きする。

背板の間隔の広いほうが上側。

背板は棚板より幅が3mm広い。Lアングルの厚みを加えると同じサイズになる。

その後、全体にペーパーをかける。


塗装。

下塗り1回は、油性ツヤ有りウレタンニス。

上塗り2回は、油性ツヤ無しウレタンニス。

1回目は、透明、つや有り油性ウレタンニスを薄めに溶いて、吹きつけ塗装。

1回目が乾いたら、表面を紙やすりで軽く磨く。

2回目、3回目はハケで塗る。

2回目も乾いたら軽くペーパーをかける。

塗装完了。

透明ツヤ無しニスは、塗ってあるのか、パッと見わかんない。


Lアングル取り付け

金属 & 木材接着用の強力接着材を塗る。

接着の後、

横からステンレス軸細コーススレッド 50mm 3本

下からステンレス木ねじ 20mm 2本


棚板完成  棚サイズ奥行200mm x 幅900mm

背板があることで棚板の耐荷重を上げる。

棚組み立て時、背板を含め両側縦板に挟まれるわけだから、

この背板が棚全体の横方向、斜め方向の強度を上げる役割も担っている。

一番下の棚板は、背板無し、2枚重ねにして下半分がハカマ。

奥行250mm 幅約900mm

塗装は同様。


■ 縦板(側板) 加工

木工素材の材木屋 ざいいち さんから通販で購入

ラワン合板 幅220mm x 長2400mm x 厚み21mm 6枚 17154円

メラピー木口テープ MT21-20 幅21mm 長さ20m 2184円

強度と価格の兼ね合いでラワン合板を選ぶ。

天井つっぱり金具の逃げをトリマーで加工。

その後、縦方向に径8mm、深さ200mmの穴あけ。 (天井つっぱり金具用)

棚板固定穴加工。 30mmピッチで穴あけ。

正確にケガキ、ポンチ打ち。

穴あけ。

面取り加工。

金属加工でも使った90度リーマ。

穴が何ヶ所あるやら。 x 縦板6枚 両面

木口テープ貼り。

その後、全体ペーパーがけ。

その後、塗装。

下塗り1回。 上塗り2回。 


■ 組み立て

材料が揃ったので組み立て。


棚板を固定するのは、

M6 x 35mm ステンレス 6角穴付皿頭キャップボルト

単価 33.96円 x 200個  6792円  

株式会社丸栄産業 ネジNo.1.com で通販で購入

左右両端の棚から中に向かって組んでいく。

縦板の上端に、天井ツッパリ金具を通してから組み立て。

この後、天板を乗せ天板をつっぱり金具でジャッキアップする。

壁と棚の間に2cmほど隙間を開けて設置。

天板も付けて設置完了。

部屋の壁三面が本棚の書庫部屋で、この壁面は漫画関連&大判美術書。

天井蛍光灯は紫外線カットフィルム モスクリーンスペクトル 付。

他の2面 市販の本棚

2006年9月28日ページ作成開始