06年8月30日
横浜F・マリノス対ヴァンンフォーレ甲府
3−0で勝利
(三ッ沢競技場)
水沼監督ホーム初の試合だ。今日は自由席。

マリノス公式HPで自由席完売はわかっていた。だから、1時間前には着いていないと、ホーム側の席はないだろうなと思っていた。

高島屋地下で弁当を買って、三ッ沢行きバスへ乗る。5時40分くらいだった。到着は6時前だったが、もうかなりの入り。バックスタンドホーム側で席を探す。真ん中に近い部分はポツリポツリ一人分の席は空いている。でも2つ続けてというと、ない。それでコーナー付近の上段に決めた。娘は20分くらい後に着いた。

横と後ろは小学生のグループ。サッカースクールの少年達のようだ。引率の母親達が、「チケットが6年から順に回ってきて、4年生はだから、全員じゃないのよね」なんて言っていた。

前は熟年男性。試合開始30分前に奥様がお弁当を持ってやってきた。

後ろのサッカーママの一人は他の子どもを迎えにいったが、しばらくしてきて戻ってきた。「当日券がないの。それでおばあちゃんと一緒に帰った、かわいそうなことしちゃった」。

先発は携帯メールで既に知っている。京都戦で好調だった山瀬、奥、久保が先発だ。出場停止の河合の代わりは中西。大丈夫か?

スタメン発表。山梨は知っている選手がほとんどいない。

選手の歌の後は、水沼監督の歌が歌われた。日本代表でも歌われる歌だ。

選手が出てくる。ボールのプレゼントを見るのは久しぶりだ。いつもバックスタンドに来る中澤は今日はいない。しばらく中澤を見ていないなぁ。

練習を見ながら、弁当を食べる。控え組はすぐ前で、輪になってボール回しをしている。鬼がパスを阻止したら交代。天野君はなかなかパスが止められなかったね。

先発組が練習を終えた後は控え組がシュート練習。久保が残って、ドリブルしてシュート、細かくボールを動かしてシュート、を繰り返している。あんなに念入りにシュート練習しているのは調子がいいのかなと思った。控え組では吉田が次々シュートを決めていた。坂田は?と見ると、19番目の選手田中裕介とずっとパス交換していて、シュート練習はしない。どこか悪いのかと心配になった。

試合開始前、雨が落ちてくる。一応雨ガッパを着る。そんなに強い降りではなかったが、前半の前半くらいまで、カッパは着たままにしていた。

試合開始。奥を見るのは久しぶりだ。開始からしばらくは山梨の攻勢を受ける。なんだがドタバタしている。連携がうまくいかない。真ん中でボールを奪われて、あっという間に最終ラインまで攻められてします。「おいおいやばいよ」。そんな雰囲気が10分くらい続いた。

と、前線へボールが。甲府のDFとGKが交差、ボールがゆっくりとゴールの方へ向かっていく。
「おぉーっ」「え〜嘘ぉ」みんな立ち上がって、ボールを行方を追う。ゴール!!皆、手を叩いて笑いながら「やったぁ」。そして万歳。どんな形でも点が取れればいい。

オウンゴールでも1点は1点。


三ッ沢は再現映像がないので残念。

大型ビジョンは一台でも仕方ないけれど映像の見えるビジョンに代えてほしい。


思いがけない得点で、私達は少し余裕。でもマリノスのリズムは相変わらず良くない。危険を察したか奥がタックル。ちょっと遅れ気味のタックルだったけどそれ程悪質とは思わなかった。だから赤色が見えた時は驚いた。後ろのサッカーママ達は「最初イエローが見えなかった?クレームでレッドかな?」と言っていた。みんな奥の最初のイエローを見逃していた。

「え〜、折角1点とってイケると思ったのにぃ」。奥がいなくなって久保は大丈夫だろうか。

直後、久保がドリブル→上野へ。「上野、ミドルシュート!」と叫びたくなったが、上野は上がってきた隼麿にパス。隼麿は勢いそのまま、サイドネットを狙って低いシュート!お見事でした。

奥の退場で気落ちするかと思いきや、皆奮起。流れるようないい攻撃だった。

久保は先週の大宮戦とは見違えるような動きを見せていた。ジャンプには競るし、しつこく相手を追い回した。また、ドリブルしながら、ひらりと相手をかわしたり、引っ張る相手に体勢を崩さずボールをキープした。

2−0で前半終了。ハーフタイムに場内放送で修学旅行生の紹介があった。青森の中学生らしい。マリノスのファンになってね。

後半開始。メンバーチェンジはなし。一人少ないマリノスは、まず守りからだ。甲府は懸命に攻める。CK、FKが立て続けにある。茂原(確か川崎の選手だったよね)がいい動きだった。マリノスはカウンター狙い。

隼麿の鋭い上がりを甲府の石原が阻止。2枚目のイエローカードで退場となる。これで10対10となり、マリノスの数的不利は解消された。

甲府もずっと攻め続けたので疲れてくる。バレーは松田や那須に押さえられて良いところなし。
甲府の10番はDF?CBに入っている。何か変な感じ。

中西は前半にタックルを受けたか何かで、足が痛そうだった。吉田と交代。

上野からのスルーパスに山瀬がPAに入り込んだところで、相手DFがハンド。PK。蹴るのは松田。落ち着いて決めた。ゴール裏へアピール。

ボールを置く松田。


PKは成功。
今のところ成功率は100%

3点目。これで勝利は確実になった。


山瀬→平野。今日の交代はベテラン勢だけど、納得。試合前の練習では二人が調子良さそうだった。

後ろの少年たちは山瀬に辛口。彼がFKを蹴ろうとすると、ドウトラに蹴らせろ〜と叫んでいた。

マリノスが3点決めた後は静かになった。みな眠くなったみたい。まだ小さいね。

そのまま試合終了。3−0で完勝。選手が挨拶に来るのを待つ。みな嬉しそうだ。MOMは松田。松田はテレビインタビューを終えてから、遅れてやってくる。観客席に拍手を送っている。ゴール裏前でMOMインタビュー。PKについての感想は「おいしかったです」。みなが爆笑するのを見ながら、スタジアムを後にする。

久しぶりに見るトリコ傘。

♪ダレダレも久しぶり。

スコアも3−0。快勝だった。


三ッ沢の歩道橋を渡っているときに沢渡循環のバスが見えた。もう3分早く出てきたら間に合ったのに。どうしようか迷ったが、臨時バスでなくて、沢渡循環を待つことにした。もう最終バス。バスを待つマリノスファンの人たちと話す。「よかったですね。勝てて。先週はひどすぎたから」「ほんとですよね。先週は、選手の挨拶も見ないで帰ってしまいました」

やや太目の若い男性が、「このバスは何分くらいで横浜に着くんですか?」と尋ねてきた。それをきっかけにマリノス談義。今日は快勝だったので、みな口が軽い。心も軽いんだよね。

水沼監督、ホーム初勝利。これを機会にマリノスが上昇気流に乗ることを期待したい。