06年4月15日 横浜F・マリノス対ガンバ大阪 3−4で敗北 |
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久しぶりに娘と観戦。娘はレッズ戦も観戦したのだが、その時はレッズファンの友人とビジター席だったので、全然楽しくなかったそうだ。負けたし、その上、前列の父子が試合終了の瞬間紙コップを持ったまま万歳したので飲料を浴びてしまった。 スタジアムに着いた途端、娘は招待券を家に置き忘れたことに気がついた。娘はチケットブースへ、私は一足先にスタジアムに入った。バックスタンド2階席中央部分へ行く。一番SB席に近い場所に席を取る。SB席なんかガラガラなんだから、全部自由席にしてしまえばいいのに。 前列の人はいつもこの席にいて大判フラッグを振る人だ。ずっと熱心に応援していた。私もボロい旗を持ってきた。トップを争うガンバには勝たないといけないからね。 後ろは学生グループ。街へ遊びに行って、「そういえば今日は試合があったね」とか言ってやって来たような雰囲気で、手荷物もなく薄着だった。 女性「ゴール裏いいよね。私はカレシを作って二人であそこで飛び跳ねるの夢だな。」男性「あそこにいる奴らから彼氏見つける方が早くね」(笑) 今日は強い風が吹き寒い。夜7時からの試合だから、防寒対策をしっかりしてきた。後ろの女子学生が寒い寒いといっているので、マフラーを貸してあげた。大感激されて、ちょっとこそばゆかった。 今日はマリノス、けが人が多く、マルケス、マグロン、奥、清水、坂田、上野がいない。ベンチには狩野、天野、マイク等が入っている。先発はいつものメンバーに平野。上野の代わりには河合。平野のトップ下?ナビスコで結果を出した若手を使えばいいのにと不満。 試合開始。マリノスも気合は入っているけれど、やっぱり現在好調のガンバが主導権を握る。あっさり先制点を許す。あっと思ったときは中澤がマグノアウベスに抜かれていた。 この調子じゃ浦和戦と同じく3点くらい入れられちゃうかなと不安に思い始めた頃、久保→ドゥトラからクロス。大島が見事にヘディングを決めた。大島良かったねぇ!ナビスコでは2点取り消されているもの。ようやく決めたゴール!前の人は階段へ上ってフラッグを振り回した。 マリノスも勢いづく。CK。松田がペナルティエリアからすごい勢いで下がる。クリアされたボールがその松田の下へ。松田が思い切り振りぬくとグランダーのシュートはDF,GKを抜いてネットに吸い込まれた。わぁ!松田は胸を叩いて咆哮する。観客席は大騒ぎ。抱きあう人たち、ハイタッチする人たち。「すっげ、鳥肌たったぁ」「涙出る!」
松田は、カウンターを浴びそうになった時に全速力で戻った。「本気のナオキは超早い」かつて知人のAさんが言った通り。こういうプレーは宮本にはないよ。 行けるかも!と思ったのに、前半終了間際。失点。フェルナンジーニョを捕まえきれない 「駄目だ、中に入らせちゃぁ」「打たせるな」叫び声がする。チョロチョロとフェルナンジーニョは入ってきてシュート!達也の処理ミス。マグノアウベスの位置取りの巧さ。DFの集中力欠如。同点弾を浴びてしまった。マリノスは終了間際の失点が多い。本当にこれは余分の1点だった。盛り上がった気持ちが「なんだよ」と失望に変わる。 前半終了。試合に夢中で写真をなかなか撮ることができなかった。 後半開始。両チームとも攻撃の意識が高い。が、マリノスの攻撃はシジクレイに防がれる。「シジクレイ邪魔!」「またシジクレイかよ」。宮本は目立たないけれど、久保がオフサイドにたびたび引っかかったのはラインコントロールが巧みだったということだ。 中盤はガンバが制圧。それを河合が必死で守る。ここにも、河合。あそこにも河合。涙ぐましいほど動き回っていた。ボランチだったはずの平野は中途半端だった。すぐ前に行ってしまうし、守備に戻るのは遅い。平野は狩野に交代。 ガンバ選手交代。フェルナンジーニョがいなくなってやれやれと思ったのもつかの間、代わって入った前田が得点にからむ。なんだかよくわからないうちにゴール。「え、オフサイドだったんじゃないの」「決まっちゃったの?」「なんだよぉ」 同点に追いつくのがせいぜいだろう、とその時思った。でも負けるのは嫌だよ。マリノスの応援はますます激しくなる。手拍子も一段と大きくなる。 マリノスのチャンス、吉田からのボール。大島が競ったのはわかった。流れたボールの詰めたのは狩野!ナビスコと同じこぼれ球に反応した。リーグ戦初ゴールおめでとう!
観客席は大興奮。「やぁ面白〜い!」「頑張れ頑張れ」「勝ち越せ!」 マリノスはドゥトラや隼麿が何度も上がってくる。「行け〜!」「打て〜!」でもドゥトラはそろそろ疲れてくる時間だよ。大丈夫かな。 そして、何とも悔しい失点。達也っなんで飛び出すんだよっ。 岡田監督は大島に代えてハーフナー・マイク。リーグ初出場。一際大きい。最初のプレーには回りは大笑い。ハンドだった。でも競り合いでシジクレイに勝っていたね。 マリノスは必死の攻めだけど最後のチャンス、松田がふかしてしまい万事休す。 勝てないまでも引き分けですんだよなぁ。悔しい。なんで飛び出すかなぁ達也。私はどうも達也が好きでない。信用できない。 選手達がバックスタンドに挨拶に来る。皆拍手で迎える。頭の上で拍手する人も多い。 2階席では「河合、良かったぞぉ」「狩野ぉ次頼んだぞ」、そして「次だ次」の声が飛んだ。 後ろの学生グループ達も「マリノスの試合は面白いワァ」「今度はゴール裏で跳ねようね」 ゴール裏は「エッフ、マリノス」のコールを繰り返している。ゴール裏に行くと、松田が一歩前に出て挨拶。中澤は深々と頭を下げてなかなか顔を上げなかった。 「ガンバはまだ喜んでるよ」の声にビジター席を見ると、マグノアウベス?がサポーターとまだ抱き合っていた。 マリノスの選手はよく戦った。頑張った。でも口をついて出るのは「悔しい」ばかりだった。 |