05年10月1日
横浜F・マリノス対大分トリニータ
0−3で完敗
ひどかった。こんなチームに成り果てたのか、マリノス。

走らない、パスはミスばかり、クロスは届かない。サイドチェンジなんか全然できない。ドリブルもすぐ止められる。セカンドボールはほとんど拾われた。グラウに入ったボールはあったのか。枠に飛んだシュートはあったのか

確かに、CKでポストに当たったシュートが入っていたら、展開は変わってきたかもしれない。後半ゴール前の混戦のシュートが入って同点になっていたら、勝てたかもしれない。

でも、そんな希望的観測を言うことすら恥ずかしい試合だった。

大分の方がはるかにボールへの集散が早く、押し上げも果敢だった。

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今日は10月にしては暑いくらいの気候。夜7時キックオフと思っていて、3時と知って慌てた。急いでいく。

東ゲート橋のヒガンバナはやや盛りを過ぎていたが、思っていたより沢山咲いていた。

ヒガンバナ

東ゲート橋を行く観客はこんなもの。

入場者数 1万8千人


今日は1階の斜め席(コーナーの上)後段に席を取る。この辺は子どもたちが多い。

大分のサポーターは一階席の屋根下に陣取っている。数は多くない。マリノスはいつも位は入っている。
大分先発メンバー発表の時、吉田には少しのブーイング、山崎には盛大なブーイング。愛情の表れだ。

マリノスはグラウのワントップ?大橋がFW登録になっていた。え?という感じがした。結果がわかって言うのは卑怯かもしれないが、この先発メンバーは大いに疑問を持った。大島を使って欲しかった。

アウェイ席はガラガラ。

2階最前列中央、垂れ幕「IamT's…」の下あたりに大分サポーターがいる。

マリノス最初のチャンスを生かせず、その後は大分に押されっぱなし。マリノスの攻撃は退屈だった。だから、blogに投稿したり、友人にメールを送ったりしていた。

大分の得点はCK。簡単に決まる。マリノスは全然決まらないのになぁ。

前半は0−1。

後半から2階に行く。俯瞰で見たかったからだ。前回熱心に応援していたサポーターはいなかった。どうしたのだろう。

後半開始。大橋を下げて坂田。大橋をFWに使うくらいなら最初から、不調とはいえ坂田を使うべきだったと思う。

少し攻撃が活発になったような気もしたけど、攻撃に重心がかかった分、反撃をくらった。完全に崩されて、2点目。マグノ・アウベス。3点目も彼に取られそうになったけれど、これは達也が防ぐ。


2点目を取られる。

喜ぶ大分の選手とがっくり膝をついた達也。

岡田監督はずっとライン際に立って、指示を与えていた。ずっと立ちぱなしだった。

2階席で手拍手の応援はあまりなかった。隣の若い女性たちは世間話だし、後ろの方の女子高生はアルバムを開いてあれこれしゃべっていた。かと言って叱責するような野次もない。しーんとしらけている感じだった。これが優勝をあきらめ、降格の危機感もないチームの観客なのか。

しかし、なんでこんなに走らないのだろう。足元、足元。持ちすぎ。
セルティックはみんなドカドカひたすら走っていくよ。ジェフだって、次から次へみんな走りこんで行くだろうが!

マグロンが負傷?担架で運ばれていった。中盤はまったく機能せず。遠藤がいたらどうだったろう、とか考えてしまう。

大島も入り、攻撃をしかけるが、効果的なものはなし。ロスタイムにも勢いあるシュートを打たれて3失点目。誰もプレッシャーをかけない。さすがに皆がっくり。

試合終了。

選手の挨拶にすごいブーイングだった。少しは拍手があったり、「エッフ、マリノス」のコールがあったりするのだが、今日は全くなし。こんな光景を見るのは久しぶりだ。

逆に大分の方は屋根下にいたサポーター達が最前列まで下りてきて選手に大拍手。
大分のGK西川はいいね。ハツラツとしている。マグノ・アウベスもさすがだった。

マリノスの選手たちはもうサッカーをするのが嫌になっているのじゃなかろうか。倦んでいる、感じがした。それとドゥトラの衰え。彼ももう齢だから仕方ないが、彼の切れ味がなくなるとマリノスの攻撃力は半減してしまう。

肩を落として引き上げる選手たち。

今までにないブーイングだった。

また、得点なし。勝敗表をみると惨憺たるものだ。日産では7月のジェフ戦以来勝ち星がない。というか、全部で3勝しかしていない。水曜日にはナビスコがある。少しはまともになるだろうか。

帰り、夕焼けの中にくっきり富士山のシルエットが見えた。富士山は幸せな気持ちで眺めたいものだ。