05年8月14日
ナビスコカップ準々決勝
横浜F・マリノス対大宮アルディージャ
3−1で勝利
(三ッ沢競技場)
チケットの売れ行きをみると、7000枚程度だったので、娘と横浜で軽く夕食を取ってから行くことにする。娘はJ公式戦を見るのは久しぶりだ。

競技場に着いてびっくり。バックスタンドホームよりは満席。そこまでは予想できたが、アウェイも満席とは。入り口7番に回ってくださいと言われ行ってみると、そこは大宮の応援席真っ只中。太鼓やメガホンで大音量だ。とてもいられないと思い、ロープをくぐってマリノス側に行く。BLOGに書いた通り、席を詰めてもらい、更に席を替わってもらったので、娘と並んで観戦することができた。

大宮は数は少ないけれど、熱心に応援していた。代表の応援でもおなじみ「エンターティナー」やオレンジレンジの「ロコモーション」で応援歌を歌っていた。

こんなにアウェイに近い側で見るのは初めてなので、ちょっと変な感じがした。回りは全部マリノスだからまぁいいけれど。三ッ沢は椅子がベンチに線が引いてあるだけの簡単なものだから、密集して座る。熱気がこもるような気がする。

先発メンバー、大宮で知っているのは藤本、桜井、マリノスにいた三上、久永くらい。マリノスは中沢、久保、マグロンが先発だ。中沢は代表戦もあるし、大事をとって休みかなと思っていたが監督の信頼の篤さがわかる。

試合開始。開始直後、久保にボールが出て、DFをはずしてドリブル、GK1対1だ、とみんなが腰を浮かした所で後ろから倒された。一発レッド。大宮は抗議していてなかなか選手が出て行かない。ようやく出て、試合再開。

マリノスの守備陣。

両ゴール裏、バックスタンドは超満員なのに、メインは空席が目立った。


ゴール前の混戦から、誰かがシュート、ネットが揺れた。三ッ沢は再現映像がない。しばらくしてアナウンスで坂田のゴールと知る。1−0。

マリノスは1人多いのに、何だか攻めが消極的。左右からクロスが上がるが、しっかり守る大宮に跳ね返されてしまう。

大宮は桜井と藤本が鋭い攻めを見せて、どっちが一人多いのかわからなくなってしまう。

そして、右側に持ち込まれて、中央にいる西村にパスが出た。松田がシュートを阻止しようと背中を向けて2度くらい飛び上がったが、はずされてシュートを打たれてしまう。哲也の手の先を抜けてゴール。目の前で点を入れられてしまった。

前半は1−1で終了。久保は故障後一番良い動きだった。ボールを持って駆け上がったり、クロスに飛び込む時は本当に迫力がある。久保にボールが出ると観客はすごく喜ぶ。大歓声だ。マグロンは足技がある。まだ連携の巧くない所(得点にからむあたり)もあるが、期待が持てそうだ。

後半開始。今度はこちらにマリノスが攻めてくるので、見ていて楽しい。大宮は一人少ないのが響いて、運動量が落ちてくる。

後半開始早々、久保交代→大島。大島が入った方が攻撃の組み立てができるような気がする。久保は一人の能力で持っていってしまうからね。

ドゥトラのCK。

「ドゥ、頼むぞ!」
と大きな声援が飛ぶ。


大橋のシュートを大島が粘ってヘッド折り返した所に松田。軽く足に当てて、ゴール!周りは一斉に立ち上がって大喜び。松田がいい所にいた(笑)。

これでマリノスは余裕。でも何だか、まったりしてしまう。
隼磨はドリブル突破をしないし、山瀬はいい所に顔を出すのだが、ボールに足がつかず、奪われてばかり。山瀬、ちょっと心配だ。10番が泣くぞ。

大宮はトゥットを入れる。トゥットはFWとして怖い印象があるが、先発でないのは調子が悪いと言うことなのかな。マリノスのDFが完全に押さえた。

マグロンに代わった上野は才気あるプレーだった。山瀬→清水。マリノスサポのBLOGで「Jリーグチップスで清水のカードと神様カードが出たから、今日は清水が得点する」なんて書いていたけれど、まさに清水がゴールした。今年は得点を何点まで伸ばすでしょうか。5点くらいは取ってほしいね。

3−1で勝ちました。


3−1になったので、ホーム側jへ移動する。選手の挨拶を見るためだ。終了間際、松田がすごい勢いで上がっていった。迫力だ。観客は大歓声。

3−1で終了。試合後トゥットとドゥトラがなにやら話していた。中沢が誰よりも大きな笑顔で弾むようにバックスタンドへやってきた。坂田も嬉しそうだったけれど、ヒーローインタビューに連れて行かれてしまった。

マリノスは攻撃がもう少し工夫があっていい。サイドからばかりでなく、中央でも勝負してほしい。ドリブルとか、ワンツーとか。また、後ろから来たボールを左右に散らすばかりでなく、一瞬で前を向いて抜け出すようなプレーもしてほしいと思うのだ。

ダレ傘で勝利の歌を歌うサポーター達。

マリノスは準決勝進出。01年以来の優勝を目指してほしい。