05年7月6日 横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ 2−1で勝利 |
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朝は雨だったので心配したが、夕方には上がっていた。友人と待ち合わせ、軽く夕食を取ってスタジアムに向かう。 鹿島ユニの人たちもボチボチいる。 一階席にはまだ空席があり、重要な一戦とはいえやっぱり平日なんだと思わされる。 バックスタンドホーム側コーナー付近前段に席を決める。椅子はまだ濡れていた。 7時といってもまだ空は明るい。試合が始まってしばらくすると、夕焼けで空が赤く染まった。 気温は21度位らしいが、蒸し暑く、ビールの売れ行きがいい。
試合開始。今日も4バック。松田が出場停止なので、河合と中澤、隼磨、ドゥトラ。哲也、上野、那須、大橋、奥、大島この辺は不動のメンバー。清水に代わって坂田。 鹿島の方は青木が出場停止。それにしても、知らない選手が増えた。 キックオフ直後はマリノスのペースだった。積極的だった。 しかし先制点は鹿島。 鈴木はいつものように倒れる。それしか能がないようだ。しかし鹿島だ。こういうところから点を奪ってくる。何だか嫌な感じがした。コーナーキック。マリノスの選手があれこれマークを確認している瞬間に小笠原が蹴った。飛び上がったのは、鹿島の選手2人のみ。ヘッドでネットに叩きつけられた。小笠原の頭脳的プレーというか、「またやったな」陰険プレー。 これで、マリノスには迷いがなくなった。それからは見事な攻撃だった。強いマリノス。 那須が上がる。上野も打つ。ドゥトラは走る。大島は必ず前を向く(鈴木とは大違い。どっちが日本代表なんだか)。坂田も駆け回る。隼磨は新井場を置き去りにした。ボールが止まらない。 右サイドでボールをキープした大橋がふっとクロスを上げる。ジャンプした岩政の頭を超え、そこにドンピシャ、大島ダイビングヘッド。クロスもシュートも見事だった。 アウェイ側のゴールだったので、誰が入れたのかわからなかった。しかし喜ぶ選手たちの間に大島の姿。「♪オオシマヒデゴー、オ、オ、シマ」とサポーター達が歌う。
この後は全然負ける気がしなかった。 1−1でハーフタイム。 後半開始。マリノスは何度も何度も鹿島に襲いかかる。大島、隼磨、上野と連続シュート。しかし曽ガ端が好セーブでなかなかゴールが割れない。 鹿島は小笠原がしっかりマークされていて攻撃の形が作れない。本山も平凡な選手に見える。鈴木はどこにいるのかわからない。新井場も見せ場なし。 なかなかゴールが奪えず嫌な雰囲気になりかけたところ、にCK。 ひときわ高く跳ぶ中澤が見えた。胸から上が見えた。その瞬間決まった!と思った。ボールはネットを揺らした。逆転。 比較的静かなバックスタンドも一斉に立ち上がった。万歳にハイタッチ。私は写真を撮り損ねた。
鹿島も反撃を開始する。前半のように倒れたりしない。前へ前へと出る。 観戦3〜4回目の友人達も、プレーに一喜一憂する。危ない場面では息を飲み、クリアするとワァッと拍手。サポーターの応援も熱気あふれている。バックスタンドも一体となって手拍子を打ち続ける。残り時間が気になる。思わず「集中集中」と言ってしまう。 試合終了。終わった瞬間、「面白い試合だったねぇ!」と友人たちが言ってくれた。本当にそうだ。レベルの高い、緊張感あふれる試合だった。人もボールもよく動いた。 マリノスの方が勝ちたい気持ちが強かった。それが鹿島を追い詰めた。 ヒーローインタビューは当然中澤。マリノス残留を決めて、モチベーションも高かったのだろう。バックスタンド、ゴール裏へ挨拶に回る時も本当に嬉しそうだった。
ゴール裏も喜びがあふれていた。応援リーダーがバックスタンドに向かって、「応援ありがとうございました。これからも一緒にがんばっていきましょう」と挨拶した。いい雰囲気だ。 最後にトリコパラソルを開いての「♪ダレダレダレダレダレダレ、オーオーッ」で盛り上がってお開きとなった。
あ〜楽しい。昨年のCL第一戦の後のような充実感だ。 今日は鹿島の独走にプレーキをかけることができて、よかった。 鹿島よりもマリノスのほうが絶対強い。サッカーの質も上だ。鹿島に優勝させてはならないと思う。 それにしても、私たちの前にいたカップル。試合中、彼女は居眠りしていた。彼氏はどういうわけか日本代表7番ユニ(中田ファン?)。終了15分前に帰っていった。何をしに来たのだろうね? |