| 05年5月4日 対清水エスパルス戦 １−１の引き分け |
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| 連休の真ん中というのはいいような悪いような。快晴。風強し。 今日はスタジアムで盛り沢山のイベントがあったらしいが、着いたのはもう試合前練習も終わった頃だ。今日はファンクラブ会員専用入り口があって、ちょっと気分良かった（かな）。 ２階大型ビジョン下に席をとる。ふと携帯の着信履歴に気づく。埼玉に住む従妹からだ。スタジアムにいるらしい。埼玉人なのにマリノスファンなのだ。夏休みとか連休の時しか、マリノスホームゲームは見られない。試合後会う約束をした。 今日はかなりの入り。アウェイ側も一階はオレンジ色でいっぱいだ。サンバのリズムが心地よく響いている。
私の右隣は家族連れだ。お父さんが大きな旗を２本振り回している。左隣は一人で観戦の中年男性。斜め前の男性は「Ｆ・マリノスタオル｣ではなく、「マリノスタオル」を巻いている。古くからのファンなのだろう。前はカップル。スタジアムは風が強いことを知らないと見え薄着だ。。 メンバー発表。由紀彦の時ブーイングが起きる。でもＦＣ東京のサポほど強烈ではない。どこか温かい。マリノス、今日は坂田でなくアンが先発。サブＧＫは下川。達也はベンチ入りすらできないのか。 試合開始。古巣相手だからなのか、アンが張り切っている。マリノスは積極的に攻める。那須の元気のいいシュートはＧＫ正面。アン、隼麿、ドウトラ。跳ね返されてもボールを拾って、２弾、３弾とシュートを打つ。でも決まらない。こういう時に決めると後が楽なのに、うまくいかない。 清水は白のユニフォームだが、背番号がオレンジだからよく読み取れない。森岡は背格好でわかるけれど、市川は、大人になってしまって番号がないとわからない。清水は選手があまり変わらない。斉藤とか沢登とか、懐かしい感じがする。 清水の攻撃は、隣の人が「しょぼい」というのがぴったりのしょぼさ。でもマリノスも合わせてしまう。最初の攻撃が決まらないと段々清水と変わらない攻撃になってしまう。それでもこんな清水に負けるなんてありえない、と思った。ただし普段のマリノスなら。 哲也は頑張っている。裏へスルーパスが出た時はペナルティエリアを飛び出してクリア。ちょっと冷や冷やした。それ以外は安定。反応も早い。 と、大橋からのパスを受けたアン、ＤＦを追い抜きライン際まで持ち込んで、角度のない所から強引にシュートを打つ。球はＧＫとポールの狭い空間を抜けてネットに突き刺さった。すごいシュートだった。久しぶりの先制点。一流選手だね。 前半終了。 後半開始。後半はかったるかった。清水にボールを回された。中盤でボールがとれなかった。アンのミスも目立った。もっと早く坂田と交代でも良かったのではないか。 大橋から山瀬へ交代。他の人の感想だと大橋の方が良かったのではないか、と言うけれど、私にはそうは思えなかった。大橋はよく、ここへボールをよこせと指示していたけど、ほとんど出なかった。得点に結びついたパスはあったけれど、ほとんど目立たなかった。 １０番が走り回っていると嬉しい。ペナルティアエリア前で倒されてＦＫ獲得。誰が蹴るのか、隣の人は「山瀬蹴れー」と言っている。結局、ドゥトラが蹴って宇宙旅行だった。
由紀彦が交代で入った時もブーイングがあったけれど、もっと大きくてもよかったかな。やっぱりキックはいい。ＦＫやＣＫは脅威だ。 時間が経つにつれ、また悪い予感がしてくる。何とか0点に押さえてほしい。観客も一生懸命手拍子する。寒さに震えていたカップルも手拍子している。 悪い時間にＦＫを与える。由紀彦のキックはファーサイド、折り返して中央へ。何度も弾んで結局入れられてしまうのは「デ・ジャブ」（ガンバ戦）。「あーあやっぱり」周りもなんとなく納得している。
松田も上がって、1点を取りに行くが結局同点試合終了。「ずーっと1点しか取れねぇじゃねいか」と隣の男性がいう。「それじゃ勝てねえよ」 １階席に下りると選手がゴール裏に挨拶に来ていた。少しブーイングもあったけど、何だか静まりかえっているような感じだった。 従妹達と待ち合わせ、スタジアム下の「四季彩」でお茶を飲みながら話をする。昨年のＣＳ第２戦は観戦したという。埼玉のチケット売り場、全員が「レッズ」を買う中で「マリノス」と小声で言ってチケット購入したそうだ。今日の試合はるばるやってきたのだから彼女達に勝利をプレゼントしたかった。
試合後の岡田監督のコメントも弱気だった。磐田にも浦和にも抜かれて１０位に後退。こんな調子でＡＣＬに勝ち抜けるのだろうか。 今のマリノスは０１年とは言わないけれど、０２年後半並の弱さだと思う。 |
