05年4月2日
横浜F・マリノス対アルビレックス新潟
4−1で勝利
一週間に2度もサッカーを観戦してしまう。幸せ。
日産スタジアムは一ヶ月ぶりだ。まだ未勝利。今日は勝つだろう。この中断期間に岡田監督がどのようにチームを再構築してきたか、見るのが楽しみだ。今日は娘と一緒に観戦。

←ゲートの写真はユニクロ風


今日もパラソルが開く→


「ゆず」の作った応援歌が初披露されるというし、ひょっとしたら「ゆず」も来るかもしれない。で開始一時間前には到着していたいと思った。しかし、なかなかうまく行かない。着いた時、ちょうど、応援歌が始まる所だった。席を探していたので、ゆずのインタビューは聞けなかった。バックスタンド2階席に決めて座った時、プローモーションビデオの放映が始まった。
耳になじみやすい、歌いやすい曲だ。歌詞を公募したりすると当たり障りのないものになってしまうのは仕方のないところ。帰ってから歌おうとしたら「WOW WOW」から「♪横浜ベイスターズ」になってしまう(>_<)。

GKが出てきた。哲也だ。ついで他の選手達も出てきた。中澤が休みなので、奥が先頭。キャプテンも務める。サインボールを投げ込む選手の中に達也がいる。何だか変な感じ。

サポーターの弾幕がインドネシアで奪われたそうだが、いくつかは復活していた。皆熱心だなぁ。

先発に松田、アンが復帰。河合も戻ってきた。河合、松田、勇蔵のDFは高くて強い。期待が持てる。

新潟には海本兄弟。去年とメンバーがかなり違うような気がする。アン・ヨンハッもいない。新潟のサポーターは数多く駆けつけて力強い応援をしている。

新潟のサポーター

選手入場。相変わらずCHARの音楽はかっこいい。映像は去年のもののほうが好きだ。真っ先にアンが出てくるのもなぁ、ちょっと疑問。松田とか、上野とか、奥、中澤にしてほしい。

「ゆず」が選手激励に登場。こういう時「横浜」に住んでいてよかったと思う。

ゆずの二人

今年7月23日、24日日産スタジアムでコンサートを開く。


試合開始。
この写真から携帯の写真
(デジカメ電池切れ)


試合開始。

写真番号は2005ー0402ー1406
つまり午後2時6分
新潟が遠くからシュート。哲也がボールをキャッチ。前線に出されたボールを新潟が外に出す。ドゥトラのスローイン→大橋→河合がドゥトラにパスすると同時にライン際を走り抜けていく→ドゥトラ→河合→ニアに飛び込んできたのは大島!ヘディング炸裂、ゴール!あっという間の得点。一瞬のことで誰の得点かわからなかった。「大島」「大島」と言う声がする。「大島だ。すご〜い」「大島を代表に呼べ!」。

選手達はゆりかごパフォーマンス。「誰の赤ちゃん?松田の3番目はちょっと前だったよね」。でも松田を祝福してのゆりかごだった。

ゴール!

写真番号は2005-0204-1407
つまり午後2時7分

電光石火の得点
次いで、中盤を制しているマリノス、拾ったボールを奥がきれいな孤を描くパスで前線へ。大島はフリーで受けて落とす。走りこんだ大橋がシュート!これも決まる。ボールを受けてからシュートまでが早かった。2点目。3分で2点。

こういう試合を見たかったんだ。
マリノスは昨年後半から得点力不足だった。相手に合わせてしまって、引っぱたかれなければ目が覚めないサッカーだった。後半粘って追いついたり、勝ち越したり。でも最初から圧倒するサッカーが見たかったのだ。ジュビロ戦も山東戦も日本代表も本当に点が取れなかった。嬉しくて代表戦を一緒に見に行ったYさんにメールをしてしまった。

松田がボールを得た時、そのまま重戦車のようにドリブルで駆け上がった。誰も止められない。スタンドは「お〜お」とどよめく。そのままシュートしたら面白いんだけど、パス。点は入らず。
代わって守りの場面。松田がクリアしようとしたボールをエジミウソンがブロック、松田をかわして前に出る。抜かれたら危ない。松田は後ろから抱き付いて止める。当然イエローカード。FKが与えられる。
「松田劇場だぁ!」と後ろの観客。

FKの一番前の壁は奥に大橋のチピッココンビ。2度奥に当たる。痛そう。

その後は五分五分の展開。エジミウソンは個人技がある。鈴木慎吾は突破力がある。
でも今日は山口があんまり目立たない。一方マリノスは那須や奥が効いていて、安定している。攻撃も多彩だ。アンもまだ本調子ではないけれど、ボールを持てばキープ力はあるし、相手DFを翻弄することができる。

「2点リードは結構危ない点数なんだよね」「あと1点ほしいね」と話していた頃、ドゥトラのシュートの跳ね返りを誰かがシュート。ネットが揺れるのが見えた。3点目!「また大島?」「河合らしい」。大型ビジョンで確認。河合のシュートがDFに当たって入ったのだ。「オウンゴール?」
なかなか得点者の発表がない。しばらくして「河合」。選手達はセンターサークル辺りでまた、ゆりかごをしている。

前半終了。娘が「代表よりマリノスが好き!」。ハーフタイム抽選はいつものようにかすりもせず。Tシャツ・バズーカプレゼントも2階席までは届かない。

後半開始。今度はホーム側でも得点してもらいたい。後半もマリノス、好調を維持。

哲也がボールを持つと、相手FWは必ずしつこいプレッシャーをかけに行く(グラウのように)。皆余程あの退場が印象的だったんだなぁ。哲也は冷静だ。大人になった。

それにしてもGKのキックの時、条件反射的に「ラインを割らないなぁ」と感心しまう。代表戦で楢崎が蹴る時もそうだった。でもきちんとボールを蹴るのは当たり前のこと。いちいち感心してしまう「達也症候群」はいい加減払拭したい。

アンと清水が交替。アンの出場時間は60分。まずまずだったと思う。岡田監督が握手で迎えた。

清水に代わってリズムがおかしくなった。那須→大島、那須→大橋→那須のワンツーとかいい攻撃もあったのだが、逆襲も食らう。気がついたらファビーニョにいいボールが出て松田がチェックに行くも直前にクロス、ボール前で上野優作と河合が競って二人ともつぶれる。こぼれたボールに新潟の選手が猛然と走りこんでシュート。松田が必死に戻ったが間に合わず。打ったのは鈴木慎吾だった。新潟1点返す。

岡田監督がライン際まで来て何か怒鳴っている。
2点目返されたらわからなくなる。でもその心配は無用だった。ドゥトラの強いシュートをGKが弾いた所に走りこんだのは隼麿。落ち着いてシュートを決めた。今度はゆりかごはなく、サポーターへアピールする。

その後奥→清水のチャンスもあったが、清水だから決まらず。奥は原に交代。キャプテンマークは那須がつける。「那須くんのキャプテンは不吉だなぁ」。

しかし何事もなく4−1で終了。快勝だった。マンオブザマッチは大橋。MIPは河合。大島に何かあげてもよかったんじゃないかな。今日の試合を決定づけたのは大島の一発だから。

よく言われるけれど、中澤も久保も上野も遠藤も坂田も中西も山瀬もいなくて、この勝利なのだ。J2から中堅選手を選んだ監督、スタッフの目は確かだ。或いは彼らの能力を引き出した監督の手腕を讃えるべきなのだろうか。

帰り道は楽しかった。4月とは思えぬ冷たい風、新横浜公園の桜もまだ蕾だ。でも心はすっかり春。来週水曜日にはACL、タイで試合がある。13連戦なんだそうだ。きついけれどぜひこの好調を持続してもらいたい。