04年11月23日
対アルビレックス新潟戦
1−2で敗北

初めて新潟を横国に迎える。新潟は6位につけている。

今日は試合前に「モー娘。」とマリノスファンクラブ急造チームのフットサル対決があった。
結構野次が飛び交ったそうだが、私たちが行った頃はそんな雰囲気は微塵もなく、いつものスタジアムだった。

娘と久しぶりの観戦。バックスタンドコーナー付近、後段に席を取った。日差しがもろに差し込んでとてもまぶしい。日焼けを気にしてしまう。選手入場時に掲げるブルーシートを日除けに使う。

「♪ダレダレダレ〜オッオー」(コーヒールンバ)の時、パラソルが一斉に開いた。200くらいあるからきれい。かなりのボリュームになった。ボカのまねだけど、ボカもこれほどの数はない。

新潟から多数来場のサポーター達。1階席にも2階席にもいる。 マリノス名物、パラソルがきれい。

今日のメンバーは1.5軍。奥、田中、中西はベンチにもいない。FWは安永と山崎。トップ下は大橋。右は佐藤。そしてドウトラが戻ってきた。上野も先発だ。

新潟は、なんと言っても山口。丸山はもとマリノスのはず。ファビーニョとかエジミウソンとか同じ名前の選手が他にもいたような気がするがよくわからない。もと神戸のオゼアスはベンチ。

選手入場。ブルーシートを掲げる。


試合開始。マリノスの攻勢。CKから中澤のヘディングははずれる。最近はセットプレーでは全く得点できない。15分くらいまではマリノスのペース。だが、新潟も逆襲。ぽっかりゴール前中央が空いてそこにファビーニョ。あ、やられた!と思ったシュートはバー直撃。あんな所から打たれちゃダメだよ。
松田が上がっていく。戻りが遅い。カウンターで山口がミドルシュートを打つ。ネットが思い切り揺れてゴール。いいシュートだった。山口が持ち込んだスペースはがら空きだった。

松田が上がるからボランチが下がり、中央がぽっかり空いてしまうようだ。そこを山口が実に上手く突いた。この後も中央のスペースはいいように山口に使われた。

先に点をとられてしまう。


山崎のクロスに安永がDFに押さえられながらもダイビングヘッド。しかし野沢が好守。この辺りから野沢が当たりだす。

続けて、大橋、山崎のシュートがあったが、いずれもバー直撃だった。前半終了。

前半は攻撃の形が作れなかった。FWがボールをキープできないから、サイドが上がれない。連携が取れてないから、ボールの出しどころがない。裏を取る動きとか、ドリブルで突っかけるとかがない。スルーパスや早いクロスを予測する動きもない。反応が遅い。何度もボールを後ろに戻すシーンがあった。昔のマリノスのまったりムードだった。

後半開始。どうも新潟の攻撃の方が魅力的だ。一人ですごい勢いでドリブル。スペースを切り裂いていく。鈴木慎吾だ。佐藤は守りきれない。シュート。これは達也がセーブ。

この後しばらくはマリノスの攻撃が続く。大橋が倒されて、PK。キッカーは?安永だ。娘が「ドキドキする」「はずしそう」と言う。安永は監督の期待にこたえなければならない。


PKゲット。

主審に抗議する新潟選手


へなちょこシュートが右に。野沢が横飛びで弾く、「詰めろ!」「打てぇ」と皆が叫ぶ。しかし得点ならず。PK失敗。「安永ぁ、何だよぉ」の声。もっと強く、思い切りよく打たなくちゃ、ダメだよ。松田が安永に何か言っている。慰めているのだろう。

汚名返上とばかりに安永は懸命に動くが、得点にはならない。
66分に坂田と交代。

2分後、上野のクロスをファーサイドで坂田がダイビングヘッド。狭いところを抜けてゴール!!みんな一斉に立ち上がる。「坂田、最高!」「すご〜いっ」「やっぱ坂田だねぇ」

手拍子は一段と大きく、大きくなる。「逆転」「逆転」。

でも、空しかった。山口がDFの裏に走り抜ける鈴木に向けてロングパス。鈴木はライン際まで持ち込んで角度のないところから思い切りよくシュート。ゴール。決まってしまう。達也よ、それを押さえないでどうする。本当にダメGK。山口が仲間と両手をタッチして、「やったぜ」と会心の笑み。

いつもの展開。いつもの「必死」。こういうことに慣れてしまったのではないか。選手にも「倦怠」が見える。「手垢のついた懸命さ」だ。点を取られる前にもっと点を取ろうよ。楽勝で行こうよ。

バックスタンドはいつの間にか手拍子は消えていた。後ろのカップルはさっさと帰ってしまった。

試合終了。新潟サポーターは大喜びだった。よかったね。
浦和は4−0で圧勝。年間勝ち点でも抜かれてしまった。次節浦和は取りこぼさないだろうから、年間トップも失うことになる。

安永は先発の機会を生かせなかった。佐藤も時々はよいクロスを上げたが、運動量が少ないし、守りも弱い。二人とも折角の機会を逃したのではないか。ドゥトラは好調時の半分くらい。上野もまだまだ。

アンもいなくなるとその存在の大きさがわかる。ボールを取りに来る動きも、キープも巧みだった。久保の不在はもう長いから、慣れたけれど、アンの不在には慣れていない。FWは駒不足だ。ジーコ・岡田対談(サッカーマガジン)に出てくる「ロナウジーニョ1日レンタル」話。CS一日だけでも借りたいよ。トホホ。