04年11月17日
W杯一次予選 日本代表対シンガポール代表
(埼玉スタジアム)
1−0で勝利
一次予選の最終戦。日本はすでに予選突破を決めているので、消化試合となる。
カズやゴンを呼ぶとか、なかなか話題を集めたが、結局いつものメンバーが招集された。ジーコは今日は控えメンバー中心で戦う、とこれもまたいつもの予告をしていた。

6時にNaさんと待ち合わせた。国際屋台村で韓国風焼きそばなどを購入しつつ、スタジアムを目指す。スタジアムそばにはクリスマスイリュミネーションが輝いていた。普段は見る人がいるのだろうか。

今回はチケット購入が少し遅かったので、席はメインのアッパーになった。4列というのはどの辺かなと心配しながら行くと、なんと最前列だった。もう前に立たれる心配はない。
周りは女性グループばかり。家族連れも多い。

韓国風焼きそばの屋台 アッパー最前列からの眺め ゴール裏サポーター

試合前、新潟頑張れの弾幕が掲げられ、コールもあった。

松田が久しぶりの先発

実力を見せてください。
入場する三浦アツ。

大きな拍手が送られた


国歌の終わる頃、Yさん到着。

試合開始。2分小笠原がシュート。GKかろうじてクリア。続いて三浦のミドルシュートは右ポストをかすめる。12分小笠原の強烈なシュートをGKが弾き、本山が詰めたが当たりそこね(-_-;)
そのすぐ後、12分。本山のパスに玉田が抜け出し、角度のない所からシュート。ゴール!あの角度のシュートは得意?マリノスもあの角度でやられたのだった・・・。

GOAL」とオーロラビジョンに出ているのだが。

後半。
日本のCK


日本は積極的な攻撃。消化試合とはいえ、今日の先発メンバーには心に期すものがあるはずだ。1点をとって、今日はどれくらい点を取るだろうか、とワクワクした。しかしその期待は空しくなっていく。攻撃は段々と沈滞してしまう。

私達もなんだか気分が落ち着いてしまう。サッカーよも山話になる。
「ナビスコ決勝の後、FC東京ファンのYsさんにメールしたら、『サッカーを見て初めて泣きました』と返事があった」「坪井がそろそろ復帰らしいけど、代表は難しいかな」「天皇杯、J1が7チーム敗退ってひどいよね」「磐田は佐川急便にようやく勝ったんだけど、あの時選手より監督の方にカメラマンが殺到していた。」

「W杯最終予選、アウェイに行かない?」「平壌だったらどうするの?」
「コンフェデの方がいいんじゃない?」「ドイツだし、対戦はブラジル、メキシコ、ギリシャだもの」

などど言っているうちに前半も終わりに近づく。
目立つのは松田。よく上がってくる。ヘディングは惜しかったし、GKが弾いたボールに誰よりも早く詰めた。中澤が点をたくさん取っているから、アピールするためには点を取るしかないと思っているのだろう。

ハーフタイム。韓国や中国が気になる。韓国は0−0で前半を終えたそうだ。

後半。やはり冴えない。中盤でボールを失うから、効果的な攻めができない。足元のパスばかり。走らない。有機的な動きがない。トラップミスも目立つ。大切なところで、パスミス。ゴール裏からは「♪大久保嘉人、ららら〜」の歌が流れ始める。藤田→大久保。「俊哉、来年はもう代表に呼ばれないかもしれない」とYさん。
でも大久保もなかなかボールにさわれない。

60分になるとそろそろ帰り始める人もいる。小さな女の子が前の通路を何度も行ったり来たりしている。「親はどこ?」周りの人たちも気になる。親はすぐそばにいたのだけれど、つまり、試合がつまらないから、こういうことに気を取られる。

玉田→鈴木。「結局、鹿島が好きなんだよな」なんて声もあった。拍手とブーイングが半々。
私も75分過ぎからは帰る準備。80分には席を立つ。
スタジアムを後にすると、3〜4回くらい大きな歓声が聞こえた。でも点が入ったようではなかった。

外はもう帰りを急ぐ人たちでいっぱいだ。みな早足。早く駅に着かないと、人波が停滞することを知っている。

帰りの道すがら、皆不満を言っている。「なんで走らないんだよ」「サブはやっぱりサブだったな」「カズの方がよかったんじゃないか」

帰りの電車で韓国が2−0で勝ったことを知る。アンジョンファンがケガしてしまったという。ショック。中国は?(結局中国は一次敗退)

ともかく、ジーコジャパンになって、楽しい試合はない。初戦ジャマイカ戦の小野の1点目まで、と欧州遠征で多少心が弾んだくらい。

日本代表では「なでしこジャパン」が北朝鮮を破ってオリンピック出場を決めた試合が今年一番感動した試合なのでは?