04年10月23日(土)
対FC東京戦
2−1で勝利
今日も8月21日に引き続き、娘の高校PTAの友人達と観戦する。メンバーは一人代わった。

新横浜駅で待ち合わせする。FC東京の一団が歌を歌いながらにぎやかに登場。スタジアムに向かっていった。

途中、夕食を食べる店を探し、予約していく。「土風炉」に決めた。先日食事した「たあぶる館」の隣。

スタジアム1Fはもうかなり人が入っていた。ご近所の友人にもばったり会った。ご主人に代わりに観戦に来たという。

1Fはあきらめて、2Fバックスタンドに行く。
ここからだと、マリノスゴール裏の応援がよく見える。
今日はアナウンスがよく聞こえない。2階バックスタンドはいつもこうなのだろうか。

選手たちが練習に出てくる。中澤は、一番前にいた赤ちゃん連れにサインボールを手渡ししていた。

練習前の選手の挨拶。


メインスタンドはガラガラ。

今日の入りは2万6千人。

4万人くらい常時入るといいのだけど。


FC東京サポーターはゴール裏にはおらず、2階席に陣取っている。彼らはいつもそうだけど、私達もバックスタンドにしてしまったから、よく見えない。昨年は「横浜のびた、横浜のびた」と岡田監督をからかっていたけど、今回は静かだった。

選手入場前になって、彼らは「You'll never walk alone」と朗々と歌いだした。
マリノスのあのカッコイイ入場曲が聞こえないほどの音量だった。男声中心。

今日はANAデイなので、試合前、スッチィーが選手に花束を手渡した。

試合開始。マリノスは上野、遠藤、久保がいないけれど、まぁベストに近い布陣。
浦和戦の好調をそのまま持ち込んで、マリノスがリズム良く攻め込む。

隼磨がスピードと技巧で右サイドを駆け抜ける。パスもでよくつながる。奥が意表をつくロングシュート。ボールはグーンと伸びて、土肥がかろうじて弾き上げる。
東京の守備はずるずる下がる。25分、奥ードウトラー柳ー奥とワンタッチでボールがつながり、フリーでいた奥は左足でゴール隅を狙う見事なシュート。ゴール!!ゴール裏でパラソルがくるくる回る。

横浜名物になりつつあるパラソルがくるくる回る。


また数が増えて、60本くらいあった。

更に増殖計画中らしい。

追加点と思うが、ここからが長かった。FWの坂田、アンも頑張っているけど、ジャーンの壁は厚い。アンは本当に最近はシュートが下手だ。

石川の突破はドウトラが対応、抜かれた時はDFが取り囲んでボールを奪取。東京の攻撃はあまり怖くなかった。ケリー、ルーカスは松田、中澤が完璧に抑えている。

唯一の恐怖は、「飛び出し男」達也の例の飛び出し。飛び出すなら必ずボールを押さえてくれ。DF陣は慣れているのか素早く対応、事なきを得た。GKがいなくて困っているチームはいくらでもあるのだから、達也をレンタルに出して、川口を呼び戻してほしい。本当に、心からそう思う。W杯最終予選のためにもその方が絶対いい。

2回には珍しいゲーフラ。

ユキヒコ似顔絵入り。

43分、頼みのドウトラがうずくまってしまう。担架に乗せられてピッチを去った。代わりに佐藤。東京側から猛烈なブーイング。「ユキヒコ、久しぶりだけど頑張れ」と心の中で応援する。

前半は1−0で終了。ANAデイなので、抽選をしっかり見る。でもはずれ。かすりもしない。他球場の途中経過。浦和と鹿島の試合は引き分けている。鹿島よホームで勝たなくちゃ、恥だぞ。

ハーフタイムが終わり、後半開始。まだ席につかない人が大勢いる。ざわざわしている中で、「あっ!」セットプレーからジャーンのヘディングがゴールを揺らしてしまう。「入っちゃった」。8月この仲間と観戦した時と全く同じ。後半開始数分で同点にされてしまう。「この間とおんなじだねぇ」

その後は、東京のペース。佐藤の側が何度も突破される。鈴木則郎という選手が活きがいい。佐藤がペナルティエリア付近で鈴木を倒してしまう。PK?レッド?いやイエローでペナルティ外のFKですんだ。ホット胸をなでおろす。鈴木の威力あるFKは地を這うようにして、ゴールへ。達也が必死で弾く。ナイスセーブ。

マリノスもようやく反転攻勢へ。中澤がパスカットから攻め上がり、見事なスルーパスを出す。左に回った隼磨もなかなかいい。佐藤は徐々に本領発揮してくる。

柳が足を痛めて、清水と交代。清水も久しぶりだ。清水が入ってバランスがよくなった。早速ワンタッチプレーで抜け出しシュート。枠に行かないのがやっぱり清水だ。。

中澤の素晴らしい裏をとるパスに反応した清水、完全に抜け出したと思ったが、やはりシュートは枠外。波状攻撃も時間切れかと思い始めた頃、アンがぺナルティエリアで倒れる。審判が駆け寄る。PKを宣告。東京の選手が抗議する。微妙な判定。

GKキッカーは奥。「ドキドキしちゃう」「決めてぇ!」。奥の蹴る方向に土肥は反応したが、その手をかすめて右隅にゴールが決まる。喜ぶ選手、ゴール裏。

試合終了。

試合後、原監督が「鈴木のFKはあれはPKだったと思うし、アンのプレーはPKでなく、シュミレーションをとるべきだった。」と語ったが、それも頷ける。全体としてはマリノスの優勢勝ちだけど、どっちが勝っても、引き分けでもおかしくなかった。辛勝というべきだろう。
2点をあげた奥選手と
PKゲットしたアン選手

挨拶にくる選手を迎えようと急いで1階に下りる。1階席に着いた時、クラッとめまいがした。違う、揺れているんだ。「地震だよね、地震」。友人達「うんうん」。随分長いことゆら〜り、ゆら〜りしていた。

その後のメールに「新潟で震度6+」とあって、友人に老眼で見誤りだろうか?と言って確認してもらった。「震度6+で間違いないよ」。それを聞いていた、回りの若い子達、そばの人に、「震度6だってよ」と驚いたように伝えていた。

予約していた店へ。焼き鳥、おでん、豆腐などで夕食。健康食だった。

トイレに入っていたとき、余震が来た。ああ、ここで死にたくはないなと思った。

家に帰り、新潟の惨状を知った。心よりお見舞い申し上げます。