04年7月30日 U23オリンピック日本代表対ベネズエラ代表 国立競技場 4−0で日本の勝利 |
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台風が八丈島の南を通過中。不安定な天候だ。出かけようとしたら、土砂降りの雨。予定を変更して5時頃の電車に乗る。女子の試合には間に合わないかもしれない、と思いつつ国立競技場を目指す。 スタジアムではサポーターの声援が響いている。まだ試合終了ではない。でも急がない。売店で「なでしこジャパン」のTシャツを買うのだ。しかし・・・「すみません。大好評で売り切れなんですよ。」とのこと。がっかり。席についたのは後半25分くらいだった。2−0で勝っている。
席は前列2列目。ゴール裏はもう満員だが私の周りは3割くらいの入り。でも周りの人たちは女子サッカーをよく知っている。「やよい、行け行け」「みお!」「そうだ、それでいい大部っ」。 カナダの選手はかなりばてている感じがした。ほとんど日本ペース。オウンゴールで3点目が入った。得点が見られてよかった。まもなく試合終了。
男子の練習。大きな歓声に迎えられて、那須クンが先頭で走り出てくる。かっこいいなぁ。 ベネズエラの選手はGKのみ練習。審判3人が一生懸命アップしている。欧州系の審判かな。 (後で知ったのだが、一番熱心に走りこんでいた小柄な審判は、なんとEURO2004決勝戦の笛を吹いた人なんだそうだ) 試合開始直前、Yさん到着。昨日はここでレアル対ジェフを観戦したそうなので、2日連続だ。 Naさんも何列か後ろで観戦している。手を振ってお互いを確認しあう。
試合開始しばらくは拮抗していたが、次第に日本が押し込んでいく。 大久保が真直ぐにドリブル、ハーフウェイから斜行し始めると、隣の人「大久保よ!お前はどこに行くんだぁ!」でも、積極性が見えていい。阿部も果敢に上がっていった。 35分過ぎ、闘莉王がパス、そのまま駆け上がる。パスを受けた松井はふわりとしたパスを送る。走りこんだ大久保がシュート。ゴール! 遠いサイドだったので、誰が決めたのかわからなかった。大久保だったのだ。 久しぶりの得点。選手達はとても嬉しそうだった。 ベネズエラはあまり強くない。時々、南米の選手らしい個人技や素早さを見せるが散発的だ。ユニフォームが茶色のせいか、あまり威圧感がない。 前半は1−0で終了。 ハーフタイムに小泉首相が来た。途端にブーイング。ちょっと驚いた。「人気取りやってんじゃねぇよ」「最近、こういうの多くない?芸能人にやたら会ったりぃ」と周りの人々。 Oさんが到着。少し前に着いていて大久保のゴールは見たという。 大久保に代えて、田中達也。
平山は前半にもポストに当たる惜しいシュートがあった。少しずつよくなってきているようだ。でもゴール前でもう少し強引さがあってもいい。ちょっとおどおどしているように見えてしまう。 まぁしかし、久しぶりにゴールしたことだし、これからもっと成長してくれることだろう。 平山に代えて、高松。 田中が入ってから、日本の攻撃は更に活性化した。田中の低いクロス、ファーサイドに飛び込んだのは高松。3点目。高松はポストプレーよりこういう方が巧みのようだ。 試合が決まったせいか、後ろのおじさんたちが大声でよもやま話を始める。酔ってるからうるさい。隣の若い女性達「関係ない話はやめて試合に集中しろよ」と文句を言っている。とにかく密集した席での傍若無人の振舞いはいけないね。 田中がたびたび左サイドを切り裂く。ベネゼエラのDFが「参ったなぁ」と言うような顔をしている。対応するのに疲れてしまったようだ。 最後、田中はすごいシュートを打った。GK動けず。4点目。こういう気持ちのいいシュートをA代表でも見たいものです。 次々選手交代して、メンバー全員が入ったようだ。GKの林は予選をずっと戦ってきたのに、ケガのためサポートメンバーになってしまった。今日出てきたのは山本監督の思いやりだろう。 那須クンは闘莉王の陰で目立たないけど、堅実な守備をしていた。お約束のトラブル仲裁もやっていたし。 4−0で試合終了。ベネゼエラは弱かった。コンディションが良くなかったのかもしれない。 試合後のセレモニー。首相挨拶。女子上田監督挨拶「なでしこの花をしっかり咲かせます」
自信をつけて、堂々とオリンピックに向かってください。女子にメダルを期待します。男子は予選突破を期待します。那須クン頑張ってね。 |