04年6月16日対サンフレッチェ広島戦 2−0で勝利 |
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今日は平日の開催。 6時過ぎに家を出る。6時半でもまだ明るい。夏至ももうすぐだものなぁ。
学校帰りの娘はもうスタジアムに着いていた。 自転車を飛ばしてきたので、2階席まで行くのは辛い。バックスタンドで席を探す。 前段にまだ席があったので、そこに決める。いつものゴール裏2階席はガラガラ。当然アウェイの広島側もガラガラ。 これではベトナム・ヴィンディン戦並(6000人)かなと思った。(しかし、後半へ)
試合前の練習には久保も参加している。大丈夫かな? スタメン発表。「外池」のアナウンスに少し拍手する。地元出身で娘の小・中学の先輩だから。ずっとJリーガーでいてくれるのは嬉しい。 マリノスは神戸戦とほとんど同じ。 広島に「小村」がいない。大型ビジョンに「小林徳男」とある。「でも徳男なんて名前はあまりないから、間違いだよね。もとマリノスなのにひどい」 場内アナウンスDJがいつもと違う。若くちょっと素人っぽい。「河合りょうじ選手」と言った。「河合ってりょうじなの?」と娘。「坂本竜馬も”りょうま”だから、そうなのかな?」 (試合後、これらのことはマリノスのファンサイトでも話題になっていた。) 試合開始。前半からマリノスペース。ボールが良くつながる。両サイドも積極的だ。 9分ドゥトラからのロングボールに前線の選手がヘディング。GKの頭をふんわり越えてゴール! ゴール裏から「アレ!うえのよしはる!」と大きなコール。「上野だったんだ」「絶好調だね!」 早々と得点して、楽な展開と思った。確かに気分は楽勝モード。 上野のパスを受けて、坂田が抜け出し、シュート。でもGK正面。坂田ぁっ、そろそろ決めなさい!もっと工夫しないと。 マリノスは安と坂田が今ひとつだ。二人ともターゲットにはならず、高さでは競り負けている。 田中もよく上がるが、中途半端だ。クロスはあまり正確ではないし、ドリブルで突っかけるわけでもない。上がること自体が目的なのか。 広島の服部公太がいい。カウンターでは足が速くて、あっという間にマリノスのサイド奥深くえぐる。田中に勝っていたと思う。 そんなこんなで、ゲームは沈滞してくる。横パスや、バックパスばかり。退屈で眠くなってきた。 と、那須からロングパス。安の足元に正確に届く。パッと振り返った安は小さいが鋭く足を振りぬく。滑り込んできたDFより一瞬早い。ボールは左隅に叩き込まれた。2点目。あっという間の得点だった。 安は優れたストライカーだなぁと思う。あんなに小さい振りなのに、ボールは強く速い。筋力があるのだろう。
2−0で前半終了。ハーフタイム。 「ここで気になる他会場の途中経過です。」というアナウンスの女性の声が弾んでいる。 大型ビジョンを見た観客から歓声があがる。私はしばらく、画面を探してしまった。0−2で神戸が磐田に勝っている。浦和も市原も鹿島も負けている。「勝ってるのマリノスだけじゃん」(^_^)v 後半開始。広島は今シーズン限りの引退を表明しているサンパイオが入る。なんか感慨深いものがある。フリューゲルスだったんだよね。元ブラジル代表。 後半は広島が攻める。五輪代表の森崎兄弟、駒野と、いい選手もいる。 でも最後のシュートの詰めが甘いというか、下手なので助かる。 いやマリノスのDFがいいのか。 中澤のプレーに思わず「うまいなぁ」なんて言ってしまう。中澤は上手い選手というより強い選手という感じだったのだが、最近は本当に上手くなってきた。 河合は不用意なプレーもあったが、まずまず。那須は右バックでも安定。ジャンプでは必ず勝っていたし、フィードも正確だ。今はDF、誰が欠けても大丈夫と思う。 イマイチの出来だった坂田と田中が交代。佐藤と山崎が入る。なぜ佐藤は田中の控えなのか、私にはわからない。 柳がトップ下に上がり、上野がボランチに。 この交代が功を奏したか、前線の動きが活発になる。坂田はあまりフリーになることはなかったが、山崎はよくフリーでいる。中澤のロングフィードに山崎が追いつきクロス。シュートチャンスも数々。CKから中澤のヘディングはジャストミートだったが外れる。 安と久保が交代。(・・・もう1〜2点取っていたら、久保は休めたのに。) 大きな歓声が沸く。久保は広島の顔だったが、今や横浜の、日本の顔だ。 佐藤のCK、混戦から山崎シュートもGKキャッチ。 対する広島の攻撃。なぜかサンパイオがペナルティエリアでフリー。ボールが渡る。 「危ないっ!」達也が飛び出し、サンパイオの足元に倒れこむ。サンパイオはボール後ろに戻す。服部が打つが枠外。 久保の下で山崎と柳がよく動く。柳の運動量は豊富。年齢やきついスケジュールを考えると本当に頭が下がる。 山崎のクロスを久保が高いジャンプで柳に落とす。柳、ドンピシャ合わせた!と思ったが外れる。これは決めてほしかった(ー_ー)!! このまま試合終了。危なげない勝利。 選手達は誇らしげに両手を挙げて挨拶に来る。 でも広島もよくやったと思う。J2で優勝した頃の京都もシンプルでよいサッカーをしていた。それを思い出させるものがある。ぜひもっと頑張ってほしい。
インタビューは安と上野。上野は「マンオブザマッチ」だった。昨年のことを考えると上野の活躍は驚きだ。「こねくりまわし」「遅い」サッカーの代名詞みたいで、那須にポジションを奪われたか、とすら思っていた。 しかし、今や岡田サッカーを体現するかのようなプレー振りだ。もともと賢い選手なのだろう。 磐田の結果が気になる。売店近くのテレビモニターを見上げて待つがなかなか画面が変わらない。ようやく「他会場の結果」、女性DJの声からして結果は芳しくないなと思ったが、「磐田2−2神戸」。やっぱり。でもまぁ勝ち点が2点縮まったからいいとするか。 あとはただ一つ一つ勝つのみ。 今日は平日にも拘らず、1万4千人入った。昨年くらいまでなら、このカードでは6千人、多くて8千人だったろう。私達の前に座ったのは50代くらいの女性二人組。サラリーマンも多かった。少しずつファン層が広がっているなら、嬉しい。 |