04年6月9日
W杯アジア一次予選 日本代表対インド代表
埼玉スタジアム
7−0で日本の勝利
W杯予選を見るのは初めて。2月のオマーン戦は娘の受験と重なったため、友人にチケットを譲った。今日はその娘と二人で観戦だ。


アジサイと埼玉スタジアム

楽しみにして行った。
ああ、それなのに・・・。酷いよ、私の前に立った人! 試合が見えなかった(T_T)


こんなに見やすい席です。

前々列の若者が立つ。でもまだ見える。右手前の丸い黒い頭。この人が立ったから見えないんだよっ→

試合前だけ写真を沢山取った。

ビッグフラッグ
「GO FOR GERMANY」
かな?

下段はドイツ国旗色の帯


←選手入場。
一斉に青いシートを掲げる。







    選手整列
     ↓
青に染まるスタジアム
試合開始。旗が揺れる。

私が見えるのはこの範囲。


試合開始。いきなり観客がどよめく。私はカメラをいじっていて見てなかった。インドのミドルシュート。川口がはじきだしたらしい。CK。これは簡単にクリア。

なんか選手の動きが重い。また緊張しているのかな、と心配になり始めた頃、久保の豪快なシュートが決まる三都主のパスをダイレクトでボレーシュート。

「トラップしようと思ったけど面倒だからそのまま打った」という名言の生まれた、昨年のガンバ戦を彷彿とさせるシュートだった。

ゴールが揺れるのはわかった。上の写真の範囲しかピッチが見えないのです!!ボールが右から左に動くと中断。身体を左によじってピッチの左側を見る。左から右へボールが動くと今度は右へ。いつもいつもブツブツに切れたゲームを見るのは辛い。

久保のゴールで余裕が生まれる。小野から俊輔、中央に走りこむ小野に俊輔からふわり浮かしたパス。小野のシュートはバーの上だったが、いい攻撃だった。

次いで、中村から久保へピンポイントのパス。久保の高ーい跳躍。頭で落として、誰かがダイレクトでシュート。ゴール、2点目。「福西」と場内放送。後ろの方でジュビロサポが「やったあ!」と大喜びしている。

試合は一方的になる。久保が倒されて、FK。この時は後ろの人に断って立ち上がって見る。
誰が蹴るのか。遠くてわからない。ボールはあっけなく、ゴールに吸い込まれる。アウェイ側ゴール裏のサポータが一斉に立ち上がる。俊輔のゴールだった。でも俊輔はあまり喜んでいない。首を振っている。インド相手だとあんな甘いコースで決まってしまう。
FKの場面。

その後もチャンスはあったが、決まらなかった。俊輔がドリブルで持ち込んだ絶好のチャンス、マイナスのパスでFWに渡らない。なんで自分で打たないのだろう。ミドルシュートを積極的に打っていくのではなかったのか?

ハーフタイム。Yさんが来てくれる。会うのは久しぶり。7月のセルビア・モンテネグロ戦の話をする。雨が落ちてきたので、あまり話ができなかった。ちょっと残念。
隣の人が「マリノスのファン?」と聞いて来る。ウチと同じように母娘の観戦だ。彼女達は坂田の追っかけなのだそうだ。「美形だよね」「えっ!?」

アウェイゴール裏から始まったウェーブが2回目に漸く成功。1回半回ったところで終わり。

後半が始まる。後ろの人たちは椅子を上げて、そこに腰をおろした。座席の奥行き分だけ座る位置が高くなる。私達も同じように椅子を上げた。少し前より見えるかな?

久保に代わって鈴木。久保は膝を痛めているから、前半だけで十分だ。

ロングパスに玉田が素早く反応、ドリブルで切れ込んでフェイントでDFをかわし、強烈なシュート。4点目。大型ビジョンの映像で鈴木に当たって入ったのがわかった。しばらくして「得点者の訂正」が放送され、鈴木のゴールとなった。「かわいそう」と後ろの人たちが言ってる。

宮本が小笠原に交代。「宮本のプレイはスリリングだよな」と若者達。ヘディングの目測を誤り、インドに抜かれてしまう場面があった。「頼むよ、ツネさん!」と野次が飛んでいた。

宮本がいなくなって、坪井と加地が何事が話し合っている。ベンチの方をしきりに見ている。
「指示がないのかな?」「自分達でやるしかないみたいね」と娘と話す。

ペナルティエリアの右でFK。俊輔のFKは速い。ジャンプした鈴木たちを越えて誰かに当たった。ゴール。中澤が喜んでいる。映像を見る。「中澤の“足”だったよね」隣のマリサポともどもびっくり。

インドのカウンター、玉田がすごい勢いで追っていく。小野が身体をはって止める。小野はなかなか立ち上がらない。立ち上がっても手を気にしている。「手をけがしたのかな?」

加地へロングパス。加地から小笠原。小笠原の個人技で6点目。強引で強いゴールだった。

3人目の交代。小野から藤田へ。後ろの人たちは、「えーっ?伸二がバランスとっていたのにぃ」。小野は手のケガかな?でも藤田も大丈夫なのかな。小野は福西にキャプテンマークを渡し、出て行った。その後、キャプテンマークは福西から中村、藤田、と渡ったようだ。

玉田がボールを持つと、みんな、「玉ちゃん頑張れ、点を取って!」と声援する。
いいクロスが入って鈴木ジャンプ。入らない。いいパスでシュート、入らない。そのたび、周りが「やっぱりな」「久保だったら入ってるぞぉ」

CK。今度は頭。中澤の2点目で7点。俊輔と両手でタッチして喜んでいる。マリノス的にはとても嬉しい風景だ。

7点入っても私は不満足。選手達の必死さがない。7点とれば必死になれというのが無理かもしれないが、取れるときに取っておかないとあとで響いてくる。マリノスはACLで韓国のチームに10点得失点差があったのに、15−0という信じられないスコアのために予選を勝ちあがれなかった。2桁の点数を取るべきだ。

それに、毎試合、マリノスの選手達のひたむきな戦い方をみていると、この試合はなんだか物足りないのだ。

後半35分になったところで、帰ることにする。駅が混み合わないうちに帰らないと、乗車するまでに滅法時間がかかってしまうのだ。歩いている最中に「WINER JAPAN」というアナウンスが聞こえた。早めに帰る人が多いのか、電車はかなり混んでいた。座れたのは四谷。

家に帰りついたのが、11時過ぎだった。

結局7対0の勝ち。久保の先制点、俊輔のFKによる1点。中澤の2点。俊輔のアシスト。能活の完封。マリノスファンとしては満足の試合。

とはいえ、オマーン対シンガポールは7−0。だから言わんこっちゃない。

それにしても、次の代表戦はちゃんと見えるところで観戦したいものだ。