菜の花会基本理念
社会福祉法人菜の花会
社会福祉法人菜の花会は、千葉県自閉症児者親の会連合会(現在は千葉県自閉症協会)を母体として生まれました。
遡れば、昭和54年(1979年)親の会にできた「年長児部」に始まります。
重篤な障害と言われ、学校卒業後適切な行き場のなかった子どもたちの将来を案じ、様々な模索の結果、限りない発達を願い、生涯にわたる療育の場として、また、親亡き後も安心して託せる場として、わが子のみならず広く自閉症者のための社会福祉法人、施設を必要と願う親たちの熱意と大勢の方々の支援により、幾多の困難を乗り越え、昭和63年(1988年)5月、しもふさ学園の開園に至りました。
施設建設の中、次の「菜の花会五誓」を掲げました。自らと社会への誓いであり、園にかかわる人々に受け継がれていく不易の精神です。
・みなぎる開拓者の勇気
・大いなる愛 永遠の使命
・相互信頼 民主的経営
・不断の研鑽 積極実践
・人間の尊厳の樹立
菜の花会行動規範
菜の花会で働く職員は、常に菜の花会の理念の理解と実践に心がけます。
1 私たちは、自分を理解し、啓発することによって、困難に立ち向かい、福祉の仕事に邁進します。
2 私たちは、利用者さん一人一人をあるがままに理解し、また障害特性を十分配慮したきめ細かい支援をします。
3 私たちは、職員の存在が利用者さんにとって大きな影響を与える可能性があることを自覚し、安心・安全・満足をもたらす関わりを実践します。
利用者さんが、混乱した言動をとるときには、更に利用者さんへの理解が求められていることを自覚します。
4 私たちは、利用者さんの能力向上のみに注目することなく、利用者さんと生活や行動を共にすることにより。お互い分かり合える関係をつくることを大切にします。
5 私たちは、利用者さんとの時間を楽しみます。
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