20091009〜高野山と九度山に行きました。
なるべく解りやすくレポしてみようと思います。


●10月09日(金) 23:00 東京発
夜、東京から夜行バスで大阪に向かいました。
片道7,500円
夜行バスは足がむくんだりもしますが、お金も時間も浮くので、個人的に好きで、よく使います。

●10月10日(土) 7:00 大阪着
適当なところでご飯を食べました。



その後、JR環状線で新今宮まで出て、そこから南海こうや線に乗り換え。
特急の指定席がいっぱいだったので、急行で高野山に向かいました。
特急と急行は760円くらい差がありますが、時間も30分くらい違います。

※大阪→新今宮はSUICAが使えますが、新今宮からは使えませんでした


こうや線途中の駅。
奥に行くほど、のんびりしてきます。


橋本駅で乗り換え。
本当は「天空」という観光用列車に乗りたかったのですが、予約でいっぱい
(予約開始日に電話しまくったのですが、売り切れでした)だったので、普通の電車です。


九度山過ぎたあたりでしょうか。
かなり自然でいっぱいな高野山な雰囲気になってきます。


極楽橋で下車。
ケーブルに乗り換えです。
このケーブルを上ると、標高約900メートルです。容赦なく寒いです。
行く前に、Yahoo天気で気温を調べたら23度と出ていたので、結構軽装で行ったら、
朝と夜は本気で死にました


高野山駅。
駅の中と駅の外に、簡単なみやげ物屋さんがあります。
切符は窓口で買わなければいけないので、帰りは時間に余裕を持った方が吉です。
(私は外国人観光客と被ってしまい、結構キャーとなりました)


高野山駅から女人堂までは、バス以外はNGです。
高野山駅〜女人堂で210円。一駅です。


女人堂前。


女人堂から徒歩5分くらい?で蓮華定院があります。
六文銭でかなり始めの方からテンション上げて行こうぜ〜な感じです。


本日お泊りするところです。
一泊9,500円、13,000円、15,500円のお部屋があるみたいえす。


徳川家の霊台。
この霊台を含む、6箇所の拝観権(諸堂共通内拝券)が1,500円で販売されています。
私はこれを買ったのですが、二日間有効だったので、二日で全て使い切ることができました。
霊台のほか、金剛峯寺・霊宝館・大師教会・大塔・金堂で使えます。


歩いていればお寺に当たるくらいお寺だらけです。
夜に散策したりもしたのですが、暗くてもそれほど危なくない印象です。


金剛峯寺。


中で、お茶とお菓子を頂けます。


金剛峯寺の外観。


お昼を何処で食べようかとウロウロしていたのですが、案内所ナナメ前の南海食堂さんで頂きました。
あまり高野山ぽくないのですが、他に何があるのか解らなかったので、とりあえず。
お蕎麦やうどん、カレーなんかがあります。
そういや、近くのお店に空海カレーなるものもありました。何だそりゃ。


大師教会。
こちらで、授戒を受けられます。
30分くらい真っ暗な部屋でお経を聞いて、「戒法」を聞きます。
途中退出はできません。

入る前に、塗香(数種の香木を混ぜて粉末にし、粉末のまま乾燥したもの)を手に塗ります。
初めてだったのですが、お香のいい匂いがしました。

受戒が終わると、阿闍梨様からお印?のようなものを頂けます。
なかなか貴重な体験でした。



そろそろ蓮華定院へ。
お金は前払いです。
私は13,000円(税別)のお部屋に泊まりました。
こちらのお坊様、本当に本当に素敵な方々でした。


お部屋に行くとお茶が。
あと、「昨日から寒くなったから」とコタツを用意してくださっていました。


これがお部屋。
すごく素敵です。
襖の向こうには、洗面台もありました。


お茶を頂いたら、館内の散策に…。
ご自由にどうぞと言われたので、本当に自由に徘徊しておりました…。
館内には、写しだそうですが、幸村の手紙なんかもあります。
あと、いたるところに六文銭(本堂にもモリモリあります)があります。


たとえばこんなところにも…。
あと、ハンガーとかにも付いてました。


こちらが蓮華定院のスケジュール。
夕食の前に瞑想があり、参加しました。
外国人の方も多く、説教が英語でした…(日本語もあります)。
ここの坊様はみなさんバイリンガルなのでしょうか。フランス語の館内放送もありました…。


晩御飯。
メチャクチャ寒かったのですが、ご飯は美味しかったです。
箸の袋にも六文銭があります。


こちらは大名のためのお部屋らしいです。
一番上座に座らせていただきました、ヒャッホウ。
隣の部屋が、団体さんのお部屋で、個人客とは別になっているようです。
食事中は、お寺や高野山のお話を色々聞くことができます。


そして翌朝、朝食です。
ガンモがんまい。


9時までにチェックアウトなので、8時半頃にチェックアウトさせて頂きました。
周りはお寺なので、早い時間でも開いているので、問題ありません。
チェックアウト時に、御朱印を頂きました。六文銭の印を押して頂けます。

【蓮華定院 基本情報】
費用:9,500円、13,000円、15,500円の3タイプ
チェックイン:15時〜
夕方の瞑想:18時〜
夕食:19時〜(広間にて)
朝の読経:6時〜
朝食:7時〜(広間にて)
チェックアウト:〜9時
風呂:18時半〜22時半
 →バスタオル、ドライヤーなし
  歯ブラシ、浴衣あり

お坊様が本当に素敵な方でした。
また御世話になりたいです。

●10月11日(日)

蓮華定院を出て、奥の院に向かいます。
奥の院の入り口まで、徒歩30分程度でしょうか、バスも出ています。
この建物は、成福院の摩尼宝塔。
こちらはビルマの前線で亡くなった方を弔う塔らしいのですが、
毛利家と縁があるようで、毛利家の家紋があったりもします。


奥の院に向かう途中。


奥の院入り口。


朝早かったこともあり、人が殆どいませんでした。
とても神秘的な場所でした。
人のいない、早朝の拝観をオススメします。


途中、武田やら伊達やら、もうとにかく色んな人の碑があります。
これは伊達。


色々あったのですが、明智をチョイスしました。
明智のお墓には、桔梗の花が添えてあったので…。
こういうのいいですね。


木の割れ目にも…
ずっと、こういう風景が2キロくらい続きます。
一番奥に、弘法大師の霊廟があります。


霊廟の前の水掛地蔵。
祖父の供養をして頂きました。
供養を希望される方は、戒名をメモしていくことをオススメします。

ここから先は、カメラNG区域です。
霊廟があります。
霊廟は、表の拝観のほかに、裏側に回れます。
その裏側がメインですので、表の参拝で帰らないて〜と何処かのお坊様にいわれました。


それから別の道を通って、奥の院前(バス停)まで歩きました。
小さなお茶屋さんがあったので、そこでぜんざい(600円)を頂く。
寒かったので、とても温まりました。


奥の院から再び歩いて大門に向かいます。
距離にして、だいたい3キロくらいです。
これは壇上伽藍の大塔。


大門。


更に歩いて大門へ。
「大門の近くで美味しい松茸ご飯が食べれる」
と蓮華定院で一緒になった人に聞いたので、来てみました。
13時頃来たのですが、1時間くらい並びました、最早根性。


これがその松茸釜飯。
2,800円で、ゴマ豆腐と松茸のお吸い物付き(秋限定)


その後、2泊目に予定してい福智院へ。
このお寺、温泉がある、ということでチョイスしました。
14,000円の部屋(一番安い)にしました。


これがお部屋。
個人的には、蓮華定院の方が全般的に好きでした。


庭。
高い部屋に泊まると、庭がよく見えるそうです。


これがご飯。
ご飯も……蓮華定院の方が好きでした。
ご飯を出してくれるのは、お坊さんではなく、若い従業員の方。
お酒もOKで、帰りの精算の時、結構ビール代を払っているお客さんが沢山いました。

食後は、20時から写経をしたりしました(私は1時間近く掛かりました)。
1,500円で、写経をして、数珠も頂けます。


朝ごはん。
このあとチェックアウトで、御朱印も頂きました。
書いてくださったお坊様は、写経の時にも御世話になった方でした。

【福智院 基本情報】
費用:14,000円、16,000円、19,000円の3タイプ。
 →高い部屋になれば、お庭が見える部屋にしてくれるそうです。
チェックイン:15時〜
夕方の御勤:なし
夕食:17時〜19時(部屋にて)
 →好きな時間を選べます
写経教室:20時〜(1,500円、要事前連絡)
朝の読経:6時〜
朝食:7時〜(部屋にて)
 →好きな時間を選べます
チェックアウト:〜9時
風呂:24時間
 →バスタオル、ドライヤー、歯ブラシ、浴衣あり

全体的に、旅館のようなサービスで、かなり充実しています。
団体客も多いようです。
バスタオルやドライヤーもあるので、色々充実した方が良い方におすすめ。

お坊様はとても親切でした。

●12日(月) 九度山


お土産を買いに、8時半くらいに「みろく石」さんへ。
こちらはかなり早い時間から開いているようです。


その後、9時過ぎのケーブルカーで下に下りました。
朝は空いてます(そして鬼寒いです)。


九度山へ。


駅を降りて真田の道なるものへ…。
高野山と異なりモロ観光地ではないので、色々迷います。


真田の道〜歴史街道なのでしょうか…?
とにかく、電信柱に真田十勇士が描かれています。
これは佐助
あまりに面白くて、歩きながら大爆笑でしたすみません。


霧隠才蔵。
あまりに面白すぎたので、このイラスト(十勇士全員いる)の手ぬぐいを買ってしまいました。
600円、超オススメ。


九度山は町おこしの途中という感じなのでしょうか。
まだ新しい、六文銭のプランターがあちこちに。


こちらは慈尊院。
案内犬のゴンが有名なお寺です(こちらのワンコちゃんは違います)。

お坊様がとても親切でフレンドリー?で、柿を頂いたりもしました。


慈尊院のさらに奥にある、勝利寺。
メチャクチャ急な階段を上ります。
転げ落ちそうでした本当に。


これがその勝利寺。


更に歩いて真田庵に。
思ったより小さいところでした。


雷封じの井戸。
なんだか生活観が溢れていますね…。
この横に、小さな資料館(200円)がありますが、ほとんど無人です。
真田の陣を張った時の幕?やら大阪の陣の槍などがあります。


この旗も、時々見かけるのですが、白石の時のように、
どこもかしこも小十郎のような雰囲気ではありません。
何というか、此処らへんが観光地まであと一歩!という雰囲気です。


高野地域情報所のキャラクター。
白と黒の犬ですが、こちらは高野山を開山した弘法大師空海さんが、白と黒の犬に
案内されて高野山についた?というような?エピソード
があるらしく、そのためです。
高野山にいたとき、アチコチでこの白と黒の犬をみかけました。


2009年6月にできたばかりの休憩所だそうです。
こちらのおばさんにお話を聞いたところ、此処はボランティアでやっているとのこと。
真田グッズのほか、お菓子や野菜なんかも売っています。
休憩もできます。
凄く素敵な店員さんが、温かく迎えてくれます。


駅を少し離れたところから見下ろした九度山。
柿畑いっぱい。


駅から少し歩いて、ふるさと産品直売所へ。
徒歩5分くらいで着きます。
九度山の公式サイトの地図にある、「さえもん」というお店は、マジで遠いので辞めた方が吉です。
地元の人に、「遠すぎ」と何度も言われて、行くの諦めたところです。


上の「ふるさと〜」で、ジャムやお菓子、柿アイスなんかも買えます。
これは柿アイス300円。紅茶みたいな味でした。

九度山は以上になりますが、とにかく住民の方が皆親切でフレンドリーでした。
いろんな方に御世話になりました。
すごく素敵な街です、また行きたいです。


九度山を出て、大阪へ向かいます。
たまたま、九度山で「天空」の後ろに乗れたので、記念にパシャリ。


大阪に戻り、大阪城で瀬納さん、サトウさんと待ち合わせをして、その後梅田で飲みました。
ライトアップされるので、綺麗ですね。
22時半発の夜行バスで買える予定だったので、それまで半兵衛ごっこをしてました。
半兵衛は可愛いですね。

大阪城は夜になるとデートスポットになるようで、サスダテな私はサスダテ大阪城デート妄想をし、
煩悩解禁となりました。


【旅のまとめ】
 ・高野山は寒いので、防寒具をちゃんともって行った方がいい
 ・宿坊はお寺によってかなり違うようなので、調べてから行った方が良さそう
 ・お寺沢山あってお参りしまくりなので、お賽銭用のお財布を持っていると◎
 ・九度山の本当に美味しい柿(富有柿)は11月から
 ・地図の縮尺は地域によって異なるのであまりアテにならない


おわり。