<日程>  平成24年6月6日〈水)〜13日(13日)    深夜の出発、時差等を勘案すれば、実質5泊6日の旅行にっていである。

総論>  日本の数十倍に及ぶ国土を有するアメリカ(USA)を、数日間の駆け足旅行で理解することは不可能であるが、目に留まったこと、感じたことを記録してみた。

<今回訪れた場所> ロサンゼルス・ラスベガスの2都市と、西海岸にあるモニュメントバレー・アンテロープキャニオン・グランドキャニオンの3ヵ所の観光地である。現地ではすべてバス移動で、総走行距離は、2500km以上になった(現地ガイド談)。

(註)文中の時刻は、羽田以外はすべて現地時刻である。・ロサンゼルス夏時間で日本との時差16時間遅れ。

  • 6月6日(水) <1日目>
    羽田集合21:30。日付が変わって、翌7日0:05直行便でロサンゼルスへ。現地時間 6日18:05ロサンゼルス空港着。
    ロサンゼルス.エアポート
    .マリオット(泊)
  • 6月7日(木) <2日目>
    ロサンゼルス〜ラスベガス〜ウイリアムズへ移動。途中、トイレ休憩、土産店立ち寄り、昼食を含め所要11時間。走行距離は950km以上。新幹線で東京〜広島間894km以上の距離である。バスにはトイレあり。ウイリアムズのホリディ.イン.ウィリアムズ(泊)
  • 6月8日(金) <3日目>
    ウイリアムズ〜グランドキャニオン鉄道駅舎に立寄り〜モニュメントバレー〜カイエンタ。
    カイエンタ.モニュメント.バレー.イン(泊)
  • 6月9日(土)<4日目>
    カイエンタ〜アンテロープキャニオン〜グランドキャニオン(グランドキャニオン見学第1回目)〜グランドキャニオン国立公園外のキャニオン.プラザ.ユニオン(泊)
  • 6月10(日)<5日目>
    ホテル〜グランドキャニオン朝日見学(同第2回目)〜ホテルで朝食後再度グランドキャニオン(同第3回目)〜ラスベガス
    夜、
    オプションの夕食と市内観光  ラスベガス.ルクソール(泊) 
  • 6月11日(月)<6日目>
    ホテル〜ロサンゼルス・市内観光〜ロサンゼルス空港。空港出発は、翌12日1:10
     機中(泊
  • 6月13日<7〜8日目)
    5:00羽田空港着
特記事項と画像
1 6月7日(木) <2日目> ロサンゼルスからウイリアムズまでのバス移動日
  1. ホテル8:00出発。バスで通過した場所は概ね砂漠地帯で、ところどころに点在する集落、小都市は、砂漠の中のオアシス付近だったそうである。車窓風景で見られるとおり、農耕地、樹林、森林はあまり見られない荒野の中に高速道路が続いている。西海岸のロサンゼルスから、標高約2000mの高知にあるウイリアムズまで移動。途中に山間部も通過したが、トンネルは皆無、緩やかに蛇行しながら約120kmのスピードで進行。道路標識もほとんどなく車窓に広がる荒野に圧倒される。
  2. 道路に並行して鉄道が走っている。アメリカは車社会と認識しているが、大陸を横断する物流は貨車に頼っている面も多く、機関車4両で牽引されているマイル.トレインを何回も目にした。(マイル.トレイン…約百両編成、長さ1マイル(1600m)、コンテナー2段重ねの貨物列車で、マイルトレインと云われている。)
  3. ラスベガスのルクソールホテルて昼食(当ホテルは、5日目の宿泊するホテルである)。適宜トイレ休憩、土産店立ち寄りをしながら宿泊地ウイリアムズへ。ウイリアムズはグランドキャニオン鉄道の始発駅で、毎日1往復運行されている。片道2時間15分である。

砂漠地帯を進む高速道路

山間部でもトンネルは皆無。道路標識も少ない

並行して走る鉄道も蛇行して山間部を進む

機関車4両で牽引されているマイルトレイン

途中立ち寄ったマーケット

同アウトレット

宿泊したホリディ.イン.ウィリアムズ

ウイリアムズはグランドキャニオン鉄道の始発駅
2 6月8日(金) <3日目> ウイリアムズからモニュメントバレー・グランドキャニオン(第1回目)へ
  • グランドキャニオンの始発駅、ウイリアムズ駅に立ち寄り、モニュメントバレーへ。バス所要4時間
  • モニュメントバレーは、ユタ州南部〜アリゾナ州北部に広がる一帯で、数億年の侵食や風化によりテーブル型の台地や、岩の尖塔が点在し、あたかも記念碑(モニュメント)が並んでいるような景観を見せている。古くからナバホ族の居留地域でナバホ族の聖地となっている観光地である。西部劇「駅馬車」の撮影地。なお、ユタ州入りし時計を1時間早める。
  • 昼食はナバホ料理、ナバホ族の居住跡を見学した後、専用車でモニュメントバレーに入る。途中、2ヶ所でバスを下車しいろいろなモニュメントを間近に見る。
  • 本日の宿泊地  アリゾナ州カイエンタ  カイエンタ.モニュメントバレー.イン  

モニュメントバレー

ナバホ族の住居跡

専用車でバレーに入る

モニュメントバレー(北の窓といわれている光景)

同(スリーシスターズといわれている)

カイエンタのホテル(周りを岩山に囲まれている)

ホテルの庭から木の葉越しに見た夕日がきれいでした
3 6月9日(土)<4日目>
  1. 8:30ホテル出発、アンテロープキャニオンへ。所要時間は、休憩も含め約3時間。途中、専用バスに乗り換え、キャニオン入口へ。ここもナバホ族の土地にある、幅の狭い渓谷(スロット・キャニオン)である。長い年月にわたって、周囲の砂岩が鉄砲水や風による浸食で形成されたものである。キャニオンの頭頂の開口部から直接太陽光が差し込み神秘的な光景を見せている。われわれの観光時間10:30〜12:00は、太陽光が真上から差し込む時刻で最高の条件で観光できた。
  2. アンテロープキャニオン観賞後、途中のレストランで昼食を摂り、グランドキャニオン公園入口の近くにある、宿泊ホテル”キャニオン.プラザ.リゾートへ。所要約4時間。なお、グランドキャニオン観賞、散策のメインは明日であるが、見学ポイントヶ所が多くあるということで、本日のホテルチエックイン前に、短時間ではあるが「Desort View」ポイントへ立ち寄った。(グランドキャニオン1回目)

専用車に乗り換え現場へ

アンテロープキャニオン入口

キャニオンの内部に入る

頭頂の開口部から差し込む光で神秘的な光景を見せる



Desort Viewポイントからグランドキャニオンを展望

展望台

グランドキャニオン(コロラド川が見えている)
4 6月10日〈日)<5日目>
  1. 昨日、ホテルチエックイン前に短時間グランドキャニオンを覗いてきたが、グランドキャニオン観光は今日が本番。
    グランドキャニオンは、アリゾナ州北部にある渓谷で、コロラド高原がコロラド川の浸食作用によって作り出された渓谷である。グランドキャニオンのスケールは、断崖の深さは平均1200m、長さ446km、幅6km〜29km。グランドキャニオンには、サウスリムとノースリムがあるが、観光の中心はサウスリム。観光地周辺の標高は約2000m。アメリカの国立公園で世界遺産にも登録されている。日本で渓谷といえば、まず渓谷に入り周りの山を見上げるイメージを思い浮かべるが、グランドキャニオンでは、2000mの高原に行き、上から渓谷を眺めることになる。
  2. 朝日観賞(グランドキャニオン2回目)。 ホテル4:30出発しグランドキャニオン.マーサーポイントへ。朝日観賞後、ホテルに戻り朝食。8:00ホテルを出発し、再度グランドキャニオン(第3回目).ブライト.エンジェルへ。
  3. 自由時間約1時間(9:30〜10:40)を利用し、ブライトエンジェルトレイルを短時間散策する。谷底まで下降し引き返すには、2日間を要すコースだそうで、谷底を眺めるだけで引き返した。雄大なスケールに圧倒された。
  4. グランドキャニオン10:40発、途中土産店、レストランで昼食を摂り、車窓からコロラド川に掛かるフーバーダム・ダム湖を眺めラスベガスに向かう。バス所要時間約6時間。
    <参考>フーバーダム
    今朝、訪れたグランドキャニオンの下流、コロラド川に作られたダム。1931年着工、6年の歳月をかけて作られた。建設当時の大統領ハーバート.フーバーにちなんでフーバーダムといわれている。高さ221m、長さ379m、ダム湖はミード湖と呼ばれている。貯水量は約400億トン、琵琶湖の貯水量280億トンに照らし、スケールの大きさが理解できる。乾燥地帯の農地の灌漑や、ダムで発電された電力は、ラスベガス等に供給されている。

日の出を待つ多くの観光客

5:15頃太陽が顔を見せる

ブライトエンジェルトレイルを少々散策


同(散策路完歩の観光客が大きなリュックを背負っている)

散策路が谷底まで通じている

散策路

空を舞ったり岩上で休んでいるコンドル

フーバーダムと湖
5 6月10日〈日)<5日目 続き>
  1. グランドキャニオンからラスベガスに入る。ラスベガスといえば、砂漠の中に作られたカジノなど娯楽施設で賑わう世界屈指の観光都市。ニューヨーク、パリ、エジプト等をモチーフにした巨大ホテルが林立している。
  2. 本日宿泊するホテル(ルクソールホテル)は、古代エジプトがモチーフで、ピラミッド型をした高さ106mの本館。本館前にはスフィンクスが置かれている。客室は外壁に張り付くように作られており4辺の稜線には斜めに登るエレベータが設置されているそうである。割り当てられた部屋(ホテルの総客室は4408室。ホテル内で迷子になりそう!)に荷物を運び入れ、夕食付きの市内観光(オプション)に出発。
  3. 食事後、市内観光
    一 ストラトスフィア.タワーに登りラスベガスの夜景観賞。タワーの高さ350m(東京タワーより高い)。展望室109Fから好天に映える夜景を堪能。
    二 ベラッジオホテル前の5万uの池に繰り広げられる噴水ショウ(無料)は、音楽、光に合わせ噴出される水が生き物のように跳ね、踊っているような光景を現出し豪華。
    三 天蓋(アーケード)があり、歩行者天国になっているフリーモント.ストリート。その蒲鉾型の天蓋1500フィート(457m)は、発光ダイオードのディスプレイに覆われ、夜になると断続的にきらびやかな光と音のショウを見せてくれる。  

ラスベガス象徴ファービラス・ラスベガスの看板

宿泊したLUXOR(ルクソール)ホテル。ピラミッドを模したホテル

ホテルの4隅にあるスイートルーム

プラネット.ハリウッドホテル(夕食をしたホテル)

パリス.ラスベガス(パリをモチーフにしたホテル)

ストラトスフィア.ホテル&タワー

タワーから見たラスベガスの夜景

展望室にある空に飛び出すような遊具

ベラージオホテルの噴水ショー


フリーモントストリート

天蓋を飾る光と音のショウ

6 6月11日〈日)<6日目>
  1. ホテルを8:15出発、ロサンゼルスへ。バス所要時間約6時間。途中、アウトレットセンター立ち寄り(11:00〜12:00)〜ファーマーズマーケットで自由昼食(14:30〜15:30)〜サンタモニカ(16:15〜16:35)〜ロサンゼルス市内。
  2. 太平洋に広がるサンタモニカは、一大ビーチリゾート。旧国道66号線の基点である。
    <参考>旧国道66号線
    カリフォルニア州サンタモニカ〜イリノイ州シカゴを結ぶ3755kmのUSA国道で、1926年に創設された。州間道路の発達により、1985年廃線となったが、旧国道(Historic Routo 66)として今でも愛されている。今回の旅行でも相当区間を利用した。
  3. 今回の旅行の最終章はロサンゼルス市内観光である。ロサンゼルス宿泊の予定はなく、駆け足で市の中心部「ハリウッド&ハイランド」を散策した。アカデミー賞授賞式が行われるドルビーシアター(旧コダックシアター)、ハリウッドの人気スターの手形、足型が見られるチャイニーズシアター等を見学し、レストランで夕食を摂り帰国のためロサンゼルス空港へ。

自由昼食を摂ったファーマーズマーケット


太平洋に広がるビーチリゾート・サンタモニカ

サンタモニカは旧国道66号線の基点である

ハリウッドの中心街

ハリウッドのサインが撮れた

アカデミーショー授賞式が行われるドルビーシアターと赤絨毯

チャイニーズシアター

ソフィアローレンの手形・足型

アメリカ旅行最後の夕食会場
エアーズロックの観光