1 日程
- 6/24(木) 成田〜北京〜成都(成都泊)
- 6/25(金) 成都市内観光(パンダセンター、武候祠)、その後九寨溝へ移動(九寨溝泊)
- 6/26(土) 終日九寨溝観光(九寨溝泊)
- 6/27(日) AM黄龍へ移動し黄龍観光。観光後成都へ移動(成都泊)
- 6/28(月) AM峨眉山へ移動し峨眉山登頂(峨眉山泊)
- 6/29(火) 午前中楽山へ移動し楽山大仏観光。観光後成都へ移動、金沙博物館観光。夕食後OPの「川劇」観賞(成都泊)
- 6/30(水) 成都〜北京〜成田
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2 中国旅行まとめ
- 中国西南部、四川省にある世界遺産@九寨溝、A黄龍、B峨眉山、C楽山大仏を中心に駆け足で観光してきた。中国内陸部に足を踏み入れるのは始めてである。省都は、三国志の時代から蜀の都として知られる成都で、中国西南の政治、経済、文化の中心地である。四川省の人口は約8800万人、成都の人口は約1050万人。
- 成田から北京に向かい、そこで国内航空に乗り継ぎ成都へ。成都を基地に(連泊ではないが成都で3泊)、成都の市内観光、成都の北部に位置する九寨溝・黄龍、南部に位置する峨眉山・楽山大仏を観光した。広大な隣国の駆け足観光であるが、中国の一端に触れる旅行となった。
- 山歩きの好きな筆者にとっては、中国内陸部の旅行につき、観光地、宿泊場所の標高(海抜)に注視して行動してみた。参考までに今回旅行の主要観光地、宿泊地の標高(持参した高度計、ガイドからの聴取を参照した。高度は概略)は以下の通りである。
九寨溝空港3500m、九寨溝の宿泊ホテル2000m、九寨溝・観光地入口1990m〜最高地点3150m、九寨溝〜黄龍バス移動時の峠越え約4000m、黄龍・ゴンドラ下車地3500m〜最高地点3552m、峨眉山山頂3077m。高山病対策として、携帯用酸素ボンベが1本支給された。
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3 25日(金)・29日(火)
<25日> 成都市内観光
市内観光後、飛行機で九寨溝へ。九寨溝空港の標高3500m、宿泊ホテルの標高2000m。
- パンダセンター
四川省はパンダの故郷。野生パンダの生活環境を再現し繁殖研究センターにあるパンダ博物館を見学。多くの大型パンダ、レッサーパンダが見学できた。
- 武候祠
三国志に名高い蜀の英雄「諸葛孔明」とその主君「劉備玄徳」を祀る多くの建造物、記念物が保管されている。
<29日> 成都市内観光
- 金沙遺跡博物館
2001年2月下水道工事現場で発見された遺跡。紀元前1700年〜同500年時代の、青銅器・金器、玉器、象牙等動物の骨片が多数出土し、考古学的大発見と言われている遺跡である。
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パンダ研究センター |
パンダ |
同 |
レッサーパンダ |
武候祠 |
劉備玄徳 |
諸葛孔明 |
金沙博物館 |
同 |
同 |
同 |
4 26日 終日九寨溝観光
<九寨溝>
- 岷山山脈の山麓にある渓谷。入口から再奥の長海までバスで約60分。その間に多くの湖や瀑布が架かり、神秘的な風景を見せている。バスを利用し代表的な湖、瀑布を見学して回る。
- 諾日朗瀑布・・・九寨溝最大の瀑布で落差約25m、広さ300m以上。
- 五花海・・・九寨溝で最も透明度の高い湖、水に溶けている石灰が浄化作用を果たしているという。湖底に沈んだ樹木がよく見えている。
- 珍珠灘瀑布・・・落差30m、広さ180mで大きさでは諾日朗瀑布に及ばないが形や雰囲気では九寨溝随一の滝といわれている。
- 長海・・・九寨溝再奥に位置し最大の湖。湖面の海抜3150m。4000mを越える山塊に囲まれている。
- 五彩池・・・長海の下流にあり周囲を樹木に覆われた小さな湖、九寨溝で最も美しい湖といわれている。
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九寨溝最大の瀑布、広さ300m以上 |
湖〜湖(滝)を繋ぐ散策路 |
エメラルドグリー美しい五花海 |
同 |
珍珠灘瀑布 |
同 |
同 |
九寨溝再奥、最大の長海、背後は4000mを超える山塊 |
九寨溝で最も美しいといわれている五彩池 |
老虎海 |
樹正瀑布 |
5 27日 午前、九寨溝からバスで黄龍へ。黄龍見学後バス・飛行機で成都へ移動
- ホテルを8:00に出発。途中、「西部地鉱」でショッピング。四川省震災の影響のためか、途中から未舗装山岳道路(現在工事中)の走行となる。峠の最高地点は海抜4000m。高山病対策の酸素ボンベが全員に支給される。11時30分黄龍着。昼食をとり黄龍の観光に向かう。
- なお、日本では、標高2500mは森林限界を超えるが、緯度が日本の九州南部に相当する温暖な地域のためと思われるが、標高3500m地点でも森林地帯であった。
<黄龍>
- 岷山山脈の麓にある渓谷で石灰華でできた無数の棚田のような池が連なる水景群。青い山々をくねくね泳いでいる黄龍のように見えることから名づけられたそうです。縦7.5km、横2.5kmで渓谷入口の標高は3200m、再奥の五彩池の標高は3576m。
・標高約3500m地点までゴンドラで行き、そこから木製の桟道で五彩池へ。桟道の両サイドには多くの高山植物が咲いていた。五彩池から先は下り主体の散策路である。
- 五彩池(黄龍再奥にあり、多くの彩池群の中でも最大規模の彩池。)をはじめ、明鏡倒影池、盆景池等の多くの彩池、瀑布を観賞しながら、木道の整備されたハイキングコースを散策。
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九寨溝〜黄龍移動のバス車窓(地震の復旧工事) |
同(4000mの峠超え) |
黄龍入口 |
ゴンドラで標高3500m地点へ |
五彩池 |
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明鏡倒影池 |
盆景池 |
洗身洞 |
? |
散策中に見かけた草花 |
同 |
同 |
同 |
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白いアツモリソウの群生 |
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6 28日 午前中 峨眉山へ移動し峨眉山登頂
<峨眉山>
- 中国仏教の4大名山の一つで、中国に仏教が伝来して以来、峨眉山には多くの寺院が建立されてきた。麓から山頂までは約60km、道中には今でも多くの寺院が佇んでいる。峨眉山は切り立った断崖絶壁で、最高地点は万仏頂(標高3099m)。今回の登山は、華蔵寺の建つ金頂(標高3079m)である。
- バスで標高2430mの雷洞坪へ。そこから、売店の並ぶ石段の参道を接引殿(標高2540m)まで登る。さらにロープウエイで山頂直下に到達する楽々登山である。山頂からの大展望を期待していたが、濃霧で展望不可。
- 峨眉山下山後、麓に建つ報国寺を参拝
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峨眉山登山で足で歩いた売店の並ぶ参道 |
参道を籠に乗って登山する人 |
金頂に建つ華蔵寺 |
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金頂山頂 |
7 6/29(火) 午前中楽山へ移動し楽山大仏観光。観光後成都へ移動、金沙博物館観光。夕食後OPの「川劇」観賞(成都泊)
<楽山大仏>
- 成都の南部楽山市にある大仏。岷江・青衣江・大都河が合流する急流地点に聳える凌雲山の断崖に、船の安全航行を祈願して造られた弥勒菩薩。遊覧船上から見学する予定であったが、濃霧で遊覧船の運航が一時的に運行停止されていたため、階段の桟道を登り大仏頭部の展望台から観賞。
- 大仏の高さ71m、頭部の大きさ14.7m、耳の長さ6.72m、目の長さ3.3m。世界最大の大仏といわれている。世界遺産。
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活気が溢れていた楽山市の朝市 |
大仏観光時、濃霧に覆われており遊覧船は運行中止 |
石の階段の桟道を登り大仏頭部付近の展望台から観賞 |
<川劇観賞>
- 中国旅行の締めくくりは、川劇観賞(オプション)である。「変面ショウ」・「古典楽器(二胡)演奏」・「雑技ショウ」・「手影(Hand Shdow Show)」等、中国伝統の中身の濃い演劇に感心しながら観賞した。
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雑技 |
古典楽器 |
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変面ショウ |
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手影 |
同 |
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